因みに四章は三章の終わりから五年後の話になります。
えっと、訳あってこうしてますがお許しください。
二十一話
紅い霧が幻想郷を覆ってから六年、紅魔館はより賑やかになった。
レミリアと新の間に生まれたティナはもう五歳になり元気に美鈴と遊んでいる。
新とレミリアはその様子を紅茶を啜りながらテラスで眺めていた。
「あれからもう六年か、ずいぶん落ち着いていたが早いものだな」
「そうね、ティナも大きくなって今ではああして楽しく外で遊んでられるし」
「ただ‥‥」
「?どうしたの?」
「嫌な予感がしてならないんだよな、もう少ししたらこんな感じの生活が崩れていく、そんな感じがするんだ」
「私の見える運命ではそんなことはないのだけれど‥‥」
レミリアは心配そうにする。
新も少し険しい顔になるがすぐに笑顔になり明るい話題に変えようとする。
「まぁ、なんかあっても俺が絶対みんなを守ってみせるしそうそう心配することでもないか!」
「頼りにしてるわよ?新、ふふふ」
二人は仲良くまた一口紅茶を啜り再びティナたちの方を見る。
ティナは美鈴に肩車をしてもらいながら花壇を見ている。
「美鈴、このお花はなんていうの?」
ティナは赤い一輪の花を指さす。
「これは薔薇という花です。茎のところに刺がある花ですが花言葉は愛情や、美というそうですよ」
「綺麗な花ね!」
「この花壇には他にもユリの花やチューリップなど様々な花があります。四季折々の花が見れますよ」
「誰がこの花達を育ててるの?」
「それは私ですよ、門番の合間をぬってこの花壇の整備や水やりをしてあげてるのです」
「すごいね美鈴!!」
ティナは花壇の花々をみて喜んでいた。
美鈴はその姿をみて嬉しそうに笑顔になる。
紅魔館は異変前よりも幸せに囲まれそれはこれからもずっと長く続くと思っていた。しかし‥‥みんなの思いとは裏腹に長くは続かなかった。
場所は変わり博麗神社では‥‥‥‥
「紫に止められてからさらに修行を続けた。あれからもう五年、準備はできたわ!そろそろこの鬱陶しい霧を消しに再びレミリア達に挑む。次は同じようには行かないわよ!」
「そうだな、六年前のリベンジマッチといくぜ!」
霊夢と魔理沙はやる気満々で博麗神社を飛び出し紅魔館へ向かう。
その道中の妖怪や妖精はサラリと倒して紅魔館までもう少しのところへ来た。
霊夢と魔理沙が接近中の紅魔館では‥‥
みんなが食事をしていた。
「いやぁ、やっぱ咲夜が作る飯はうまいな。レミィも今度作ってみたらどうだ?」
「私は嫌よ、だって出来ないもの‥‥」
食事をしながら新が話題を出すがレミリアは拒絶する。そこに咲夜が提案をする。
「それなら新さんとお嬢様のおふたりで作られてはいかがですか?」
「お兄様は料理出来るものね」
「私も新の作る料理久しぶりに食べてみたいわ」
フランとパチュリーも咲夜の提案に賛同する。
かつて召使いをしていた頃はずっと新がみんなの料理を作っていたためパチュリーとレミリアと美鈴は過去に食べている。無論フランも地下でだが妖精メイドのユメが運んでいった新の料理を食べている。
咲夜も一度だけ食べているがみんな新の料理を最後に食べたのはずいぶん前の話である。
「パパご飯作れるの?」
唐突にティナから質問が飛ぶ。
なぜならティナだけはまだ新の料理を食べたことがないのだ。
「あぁ、作れるぞ、食べたい?」
「食べたい!!」
「ティナがそういうなら明日作ってやる」
「やったー!!」
こうして食事をしながら楽しそうに会話をしている頃、霊夢と魔理沙は遂に紅魔館まで来た。
「今回は門番がいないわね」
「いないならさっさと中へ入ろうぜ」
いつもは別の時間に食事を済ませている美鈴がたまたま一緒に食事をしていたのが仇になりふたりの侵入をやすやすと許してしまう。
紅魔館組は食事を終えてみな部屋に戻っていく。
ティナだけはまだ元気が有り余っているのか紅魔館をうろうろしていた。
「お部屋に戻ってもまだ眠くないから少しだけテラスに行こっかなー」
ティナがひとりでテラスへ行こうと廊下を進み突き当たりの角を曲がったところで誰かにぶつかった。
「いたっ!」
ティナは何かに当たって尻もちをついてしまう。
ぶつかった方を見ると紅白の服を来た少女と白黒の魔法使いのような服を来て箒を持っている少女が立っていた。
「ん?霊夢、こいつなんか誰かに似てないか?」
「んー、確かこの髪の色にこの瞳だとレミリアしかいないわね」
ティナはレミリアの名前を聞いてドキッとした。
見知らぬ人がなぜママのことを知っているのかと心で思っていたがとにかく今は知らせに行かないといけないと無意識に悟り自然に体は動いた。
「ママーー!!知らない人達がいるー!!」
ティナは急いでレミリアと新のいる部屋へ走り出す。それを見て霊夢と魔理沙は慌てて追いかける。
「ちょ、ちょっと待て!」
「魔理沙、もしかしたらまずいかもしれないわよ」
霊夢と魔理沙は焦りながらティナを追っていくとひとつの扉の前に来た。
「ここはレミリアと対峙した部屋ね」
「今回は最初から全開でいけるな」
ふたりが部屋に入ると中には紅魔館組が勢ぞろいしていた。
「ティナが言っていた紅白の人と白黒の人ってあんた達だったのね」
レミリアがそう言うと霊夢が喋る。
「今度こそこの霧を消してもらうためにまた来たのよ!」
「にしてもやっぱ最初から頭を取るってのは出来ないんだな」
魔理沙はちょっと頬を掻きながら冷や汗をたらしていた。
すると霊夢が質問をする。
「で、その子達はいったい誰?前来た時は見なかった顔だけど」
霊夢はフランとティナのふたりを指さしていう。
「こっちは私の妹のフラン、この子は私と新の娘のティナよ」
「ママ、この人達怖い‥‥」
「大丈夫よ、また新がここを守ってくれるから」
その発言に霊夢がイラッとした。
「まさかまたひとりでやる気?前の私達だと思っていたら大間違いよ!」
「じゃあやってみるか?」
殺気をむき出しにすると魔理沙が間に入ってくる。
「まぁまぁ、とりあえず先に今回の勝負の弾幕ごっこのやり方について説明させてもらうぜ」
少女説明中‥‥‥‥
「どう?わかった?」
「つまらない‥‥命のやり取りが無いってのはなぁ‥‥」
その言葉に霊夢が切れた。
「舐めんじゃないわよ!!命のやり取りないと勝負じゃないとか古いのよ!!」
新にガンを飛ばす。
新は気にせず玉座に座ってるとレミリアの膝に座っていたティナがトコトコと新の前に来て喋り出す。
「パパ、やってみたらどう?」
「ティナ‥‥、なんでそう思うんだ?」
「だって真剣勝負じゃなくて遊びなら楽しそうでいいじゃん」
「はぁ‥‥まぁ、ティナがそう言うなら‥‥」
「新、あなたティナに甘いわねぇ」
「い、いいんだよ、だってティナはレミィに似て可愛いんだから」
すると霊夢がジト目で新を見る。
「そんなのはいいから早くやりましょ」
「じゃあ、いっちょやるか!!」
新はティナを撫でてから立ち上がり、真剣な眼差しで霊夢たちを見る。
いよいよ紅霧異変第二ラウンドが開幕する。
はい、やっとこさで第四章になります。
一応今回から弾幕ごっこ適応します!
えっと弾幕表現が下手かも知れませんが応援お願いします!