二度の人生を歩む人間   作:ターメリック

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七話

計画決行前日。新たちはロビーに集まっていた。

 

 

「まず先に言うわ。これを決行すればまず博麗の巫女がくる。殺しても構わないわ。各自全力で応戦しなさい」

「私は図書館にいてもいいの?」

「基本みんな持ち場にいてちょうだい。美鈴は門番、パチェは図書館、咲夜は妖精メイド達に戦闘態勢にすぐなれるように伝達と美鈴が負けてしまった場合博麗の巫女の応戦、新は私のそばにいてね」

「レミィを守ればいいんだな」

「そう言う事よ、それじゃみんな頼むわよ」

「「「はい!」」」

 

こうして各々持ち場に戻るのだった。

 

 

レミリアは新と一緒にロビーに残っていた。

 

「そう言えばあなたの能力ってどんな感じなの?」

「俺の能力は形態変化を操る程度の能力だよ」

「形態変化?」

「言葉ではわかりづらいだろうから見せるよ、例えば能力を使うと俺の腕が形を変えるんだ」

 

新が能力を使うと彼の腕は形を変えて肘からしたが刀になった。

 

「こんな感じだけどわかった?」

「すごいわね‥‥」

「まぁ後はこんなこともできる」

 

今度は狼に姿を変える。

 

「別の動物にもなれるの!?」

「意外と汎用性が高いんだよね〜」

「想像以上ね」

「これならレミィを守れるはずさ」

「ありがとう新」

 

レミリアは新に抱きつく。新もレミリアを抱きしめた。そして新の耳元でレミリアが話始めた。

 

「ねぇ新、そう言えばあの計画の目的を話していなかったわよね?」

「確かに聞いてないですね」

「目的はね私達吸血鬼が昼間でも活発に動けるようにする為なの。あなたの心の傷を抉るようで悪いんだけどこの計画はフランの為でもあるの」

「‥‥そうなんですか、正直記憶が鮮明に残っている以上あまり妹様に関することはしたくないんだけど‥‥」

「‥‥ごめんなさい、こういうことは決める前に言わなくちゃいけなかった‥‥わよね‥‥」

 

レミリアは新から離れ俯き、新に背を向ける。新は何もしゃべる気配がない。しばらくロビーに沈黙が続く。

新はそのまま何も言わずに部屋に戻っていった。

 

 

レミリアと新のロビーでの会話をこっそりパチュリーと美鈴が見ていた。

 

「全く、レミィは新にとってタブーなことを言っちゃったわね」

「そうですね、もしかしたら明日の計画が上手くいかなくなるかもしれませんね」

「私は楽しめればいいのだけどレミィがなんて言うか‥‥」

「お嬢様、かなり肩を落としていますね」

「わたし達じゃどうしようもないわよ」

「やっぱり解決できるのは新さんだけですね」

 

隠れてみていた二人は明日決行の計画が上手くいくか心配になっていた。

 

 

場所は変わり新の部屋‥‥

 

「はぁ、なんであんなこと言っちゃったんだろ。フランに殺られたのはもう十年も前の話なのに‥‥」

 

先程のレミリアとの会話での一言を気にしていた。

 

「でも、フランちゃんの為ってレミィが言うんだから協力しないわけにはいかないよな。今度フランちゃんに会ったらどうなるんかな」

 

新はいろいろ考えながらベッドに横になり、明日決行される計画に向けて体を休めるのだった。

 

 

新が眠りについたころレミリアは咲夜とゆっくり紅茶を飲んでいた。

 

「うー‥‥」

「どうしたのですかお嬢様?」

「新に嫌われちゃったかもしれないの‥‥」

「お嬢様、それはないと思いますよ」

「なんでそう思うの?」

「理由はわかりませんがどんなことがあってもお嬢様を嫌いになるとは思えませんから」

「そうよね、とりあえず明日のために私は寝るわ。咲夜ももう休みなさい。明日はもっと忙しくなるだろうから」

「わかりました。それでは失礼します」

 

レミリアに言われたとおり咲夜は自分の部屋に戻った。レミリアも残っていた紅茶を飲み終えベッドに横になりゆっくり目を閉じた。

 

 

図書館にいるパチュリーは眠らずに入念に計画の準備を進めていた。

 

「はぁ、なかなか終わらないわね。でも後少しだから頑張らなくちゃね」

「パチュリー様、あまりご無理をされるとお体にさわりますよ」

 

小悪魔がパチュリーを心配して声をかけた。すると集中していて疲れていたのか準備をやめて小悪魔に笑顔を見せる。

 

「ありがとう小悪魔、いつも迷惑かけて悪いわね。あなたはもう休んでいいわよ」

「いえ、パチュリー様が頑張ってらっしゃるのに私が休むなんてできませんよ、私もお手伝いします!」

「それじゃあ少し休んだら二人で続きしましょ」

「はい!」

 

パチュリーは一息つくために小悪魔と一緒に紅茶を啜った。それから再び作業を始め準備が終わる頃には日が顔を出そうとしていた。

 

「ふぁ〜あ、随分かかっちゃったわね、正直もっと早く終わると思ったんだけどなぁ」

「パチュリー様、少し睡眠を取られた方がよろしいですよ、後の片付けは私が全部やっておきますので」

「あなたもちょっと無理してるんじゃない?今は片付けを後回しにしていいからゆっくり休みなさい」

「ですが‥‥」

「片付けよりもあなたの体の方が心配だわ。いつも無理させちゃってるからね」

「パチュリー様お気遣いありがとうございます。それでは少し休ませていただきます」

 

そう言って小悪魔は自分の部屋に戻っていった。

パチュリーも自分の部屋に戻り少しばかり睡眠を取ることにした。パチュリーは相当疲れていたのかすぐに眠りについた。




今回かなり短くなりましたね。
あと更新遅すぎてすいません。決して失踪したわけではないのでこれからもよろしくお願いします!
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