ズクン...
穂乃花「はあ...はあ...」
ズクン...ズクン...
穂乃花(この体の奥から沸き上がる気持ちはなんなのよ...)
琢磨を...
全てを...
破壊しろ!
穂乃花(もう...駄目...)
穂乃花は地面に倒れこんでしまった。少し時が過ぎ、穂乃花はゆっくりと立ち上がり、顔に笑みを浮かべた。
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琢磨「ぐ!...痛い...」
背中を擦る。一体どこから落ちて、どこまで落ちたのだろうか。
琢磨「...!?誰だ!」
?「く~ろ~ま~く~って感じかな?」
そこにはマントを羽織り、帽子を被り、制服を着ている女の子がいた。
菫子「私は宇佐見 菫子(うさみ すみれこ)。秘封倶楽部初代会長よ」
菫子は宙を浮きながら喋っていた。
琢磨「おいおい...超能力か何かかよ!」
菫子「私は超能力を使えるのよ」
琢磨「へー...まあいいや。あんたが黒幕か?」
菫子「そうよ。って言っても今回は失敗したけどね。それよりも名前くらい名乗りなさいよ」
琢磨「俺は石川琢磨だ。それにしても失敗?どこがだよ。そもそも目的はなんだよ」
菫子「言えるわけないじゃん。でも、失敗したけど成功でもあったわ。おかげでこの世界以外に世界があるってことが知れたわ」
琢磨「...幻想郷か?」
「この世界以外に世界がある」と聞いた途端、ある場所の名前と風景が頭をよぎった。
菫子「そう、幻想郷。妖怪や神、人ならざる者が住んでいる世界のようね」
琢磨「そこまで知ってんのかよ」
菫子「無知に近いわ。幻想郷にはまだまだ知らないことばかりある」
琢磨「...もしかして、今回オカルトボールをばらまいたのはお前で、幻想郷に入るため...じゃあないのか?」
菫子「言っちゃうと当たりね。幻想郷に入るためにオカルトボールをばらまいたの。オカルトボールに誘われた幻想郷の住民を使い、私自身を非現実的な存在にする。それが今回の計画であり目的よ」
琢磨「非現実的な存在にする...か。わからない。どうしてそこまでのことをするんだ?」
菫子は両手の拳を握りしめた。
菫子「あなたには関係ないわ。潔くここで散りなさい!」
琢磨「こんなことしてもただ傷つけあうだけだぞ!やめろ!」
菫子「幻想に興味を持った、それだけで十分な理由になる!」
琢磨「そんなもので非現実的な存在になるなんて...愚かだぞ!」
ゴーン!と学校の鐘が鳴り響いた。空間が裂け始め、学校から都会の風景へと変わっていく。
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透「...ここどこだよ...」
一人知らない道を歩き回っていた透の姿があった。