東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[11].stege6破壊神!?最終決戦! 前編

この場面、漫画だったらなんて例えるのだろうか。奇妙な冒険のように擬音を使うか?そこだけ無音にするのか?わけがわからない。けど、一つだけわかることがある。今の場面は...どう考えても笑えないことだった。

 

琢磨「笑えない...笑えないぞ!」

 

雲と雲の間から降りてきた人物。それは...穂乃花だった。まるで何かに取り憑かれているかのように感情がない目。いや、取り憑かれているのだろう。真実の目を使い、わかることだった。

 

琢磨「取り憑くやつは...デイオか?」

 

穂乃花?「正解だ!俺の名前はデイオ。破壊神である!」

 

穂乃花の口から男の声が聞こえてきた。

 

デイオ「くくく...取り憑いてやった。こいつの心の隙間に入り込んでやった...悩みさえあれば誰だって取り憑けるんだよ!」

 

琢磨「とっとと出てこいや!直接倒してやらぁ!」

 

デイオ「俺はとっくに出てきている。目の前にいるじゃあねぇか」

 

琢磨「本体をだよ!」

 

デイオ「それは無理な相談だなぁ...お前に思いっきり殴られちまうからな」

 

穂乃花の周りに黒いもやがついている。それがデイオなのか?

 

琢磨「クソがぁぁあぁあああ!」

 

琢磨は地を蹴り、穂乃花に向かって飛んで行った。

 

桜『マスター!』

 

琢磨「同調!風を操る程度の能力「射命丸 文」!」

 

文の衣装を身に纏う。

 

デイオ「駄目だなぁ〜...駄目だなぁ〜琢磨君♪何時だって冷静さを失ったらいけないんだよぉ☆」

 

穂乃花が右手をはらうと、黒い風が発生、集まり、巨大な竜巻になった。琢磨も負けじと白い風を発生、巨大な竜巻になる。

 

琢磨「くわぁぁぁーーーー!」

 

デイオ「そんなもの...飲み込んでやる!」

 

白い竜巻が黒い竜巻に飲み込まれ、真っ黒に染まる。

 

琢磨「ぐ...がぁぁぁぁーーー!」

 

あっさりと琢磨も飲み込まれてしまった。それと同時に雨が降ってきた。

 

デイオ「雨...いい天気だな」

 

琢磨「...」

 

琢磨は気を失っていた。

琢磨「うう...はぁ!」

 

目が覚める。そこには桜と氷、狂磨がいた。

 

琢磨「お前ら...ということは、ここは精神の世界?」

 

氷『正解じゃ。ここはお主の精神の世界』

 

琢磨「なんで俺は精神の世界に?」

 

狂磨『危険だったから。それ以外に何がある?』

 

琢磨「...じゃあ!俺の身体は!?」

 

氷が狂磨を指差す。

 

氷『狂磨が操っておる。心配しなくていい、お前さんよりかは冷静じゃ』

 

琢磨「そうかよ...」

 

桜『それにしても...』

 

桜が頬を膨らませ、こちらに向いた。

 

桜『取り乱すなんてマスターらしくない...』

 

氷『それだけ琢磨にとって穂乃花は大切な人物ってことじゃ。大切な人物が落命したら誰でも動揺くらいするじゃろ』

 

狂磨『確かに...』

 

琢磨「それよりも!どうすれば穂乃花を元に戻せる!?」

 

氷が懐から二枚のスペルを取り出した。

 

琢磨「それは...再現と変化?」

 

氷が取り出したのは其ノ四「桜花再現」と最終奥義「完全変化」だった。

 

氷『再現を穂乃花に使う。そのために完全変化を使う。それだけじゃ』

 

琢磨「...どうやって?そもそも効果も知らないし」

 

氷『答えは一つ!自分の勘をたよりにしろ、じゃ!』

 

琢磨「...理不尽じゃね?」

 

そう言って、琢磨の意識は無くなった。

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