東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[13].エピローグ

結局、あの後の事は余り覚えてはいなかった。あの後と言うのはデイオを倒したことだ。気がついたら教室の机で寝ていた。穂乃花も透も同様に。一体あの世界はなんだったのだろうか?また、もう一度行けるのだろうか?考える暇もなく授業のチャイムが鳴り響く。宇佐美菫子、幻想郷、デイオ...頭の中でそれらの言葉がチラチラとうつる。

 

琢磨「...幻想郷ねぇ...」

 

学校が終わり、家に帰るための帰り道。ビルとビルの間に目が向く。そこには明らかに不自然な歪みがあった。試しに入ってみるとそこには溢れんばかりの自然が広がっていた。

 

琢磨「なんだこりゃ」

 

明らかに不自然だった。林というより森、明るいというより暗い、自然というより不気味、そんなような場所だった。数分間彷徨っていると一つの建物が見えた。

 

琢磨「香霖堂?」

 

その建物の回りには道路標識や狸の置物、時代を感じさせるものがたくさんあった。

 

琢磨「お邪魔します」

 

香霖堂と言われるであろう建物に入る。そこにはめちゃくちゃに散りばめられた商品と見える品物の数々。それと何かをいじっている成人くらいの男の人がいた。

 

?「ん、いらっしゃい」

 

琢磨「すいません。ここに迷ってしまって」

 

もちろん迷ってなんかない。来た道を戻れば戻れるだろう。念のため、それ以外に帰る方法を教えてもらうためだ。

 

?「迷ってここに来るなんて幸運だね。妖怪とかいなかったのかい?」

 

琢磨「妖怪?」

 

?「妖怪を知らないのか?...さては外界の人か」

 

琢磨「外界...という事はここは異世界?」

 

?「幻想郷だよ。成る程、だからさっき紫が来てたのか」

 

男の人がある方向を指差す。そこには空間が裂け、その中に目玉が多くある、まさに異世界への入り口みたいなものがあった。

 

琢磨「あれは?」

 

?「あれは境界。外界と幻想郷を繋ぐ唯一の道だよ」

 

琢磨「そうですか。ご親切にありがとうございます」

 

?「おっと、ここで会ったのも何かの縁だ。名前を聞いておこう」

 

琢磨「俺は石川琢磨」

 

霖之助「僕は森近霖之助。また縁があったら会おう」

境界の中をただひたすらに進む。そうすると目の前に狐が現れた。

 

狐「この時間も終わりです。次に行きましょうか」

 

琢磨「そうだな」

 

狐「次は『永遠の時』です」

 

琢磨「そうか」

 

時間を巡るこの旅もこれで4回目になる。

 

琢磨「次は一体どんな時間になることやら」

 

第5章「深秘の時」ー完ー

 

次回予告

穂乃花「私...もう...戦えない...」

 

農民「ここは織田信長様が治める土地ですぞ」

 

琢磨「信長様!?一体いつの時代だよ!」

 

織田「ここにおられるは輝夜姫になるぞ」

 

透「近いうちに月から使者が送られてくるぞ」

 

今度の舞台は戦国時代!果たして琢磨、穂乃花、透の結末は!

 

夕奈「今度は私と...」

 

結城「僕と穂乃花さんと...」

 

源太郎「あっしがメインでございやす!」

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