「取り敢えず竹を伐ってくれないか?」
「あ、はい」
桜が返事をし、琢磨の中から出てくる。
「ザクっとヤられてますね」
「いいからいいから」
桜の腕が刀に変わり竹を伐った。
「ふぅ...ん?誰だ?」
一本の竹をジッと見つめる。そこからピンク色の服を着た兎が出てきた。
「てゐか。何かようか?」
「用があるのはそっちじゃないうさか?」
「確かにそうだな。永遠亭に案内してくれ」
「分かったウサ。だけども兎を信用しすぎないようにね」
自分で信用するなと言ったてゐは後ろを向き、走り始めた。
「追えってことか?」
「そのようですね」
桜の提案に従いてゐを追いかけ始めた琢磨であった。
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「連れてきたわよ」
「ご苦労様。早速だけど紅魔館を案内してちょうだい」
穂乃花は夕奈と結城を連れてきたことを紫に報告していた。
「分かったわ。お嬢様には話てあるかしら?」
「すべての質問に関してはYESよ。一つしかしてないけど」
「全くもってあなたの考えが読めないわ」
「考えが読めないことは日常生活には支障が出るけど、戦闘の時には役にたつわよ」
そういって紫は去っていった。
「行くわよ」
「分かりました」
「結城君が行くなら」
穂乃花はさっそく紅魔館に足を進めた。夕奈と結城はその後をちょこちょことついていった。
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「只今帰宅しました」
「ご苦労様。その子たちが紫が言ってた子ね」
穂乃花が対峙しているのは紅魔館の主であるレミリア・スカーレットお嬢様だ。紫が言っていた通り、二人のことは予め聞いていたらしい。
「その通りでございます。お部屋を用意しますので私はこれにて」
穂乃花がレミリアに礼を一つすると、後に続いて夕奈と結城も礼をした。その光景にレミリアは微笑した。
「(何か穂乃花が二人の親みたいな存在に見えるわね)」
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「うお!」
ビュンビュン!
「危な!」
バコォ!
「落とし穴!?」
ズルゥ...
「痛い...見事にハマっちまったな」
琢磨はてゐと追いかけっこをしていた。永遠亭の道案内のつもりでいたがてゐの方がそうにはいかなかった。てゐが通る道はてゐ自信が仕掛けた罠が多かった。
「取り敢えず出るか」
深い落とし穴を飛んで出ようとする。
カチッ
「ん?」
機械的な音がした。琢磨が上を向くとそこにはサンサンと輝く太陽と太い丸太があった。
「丸太!?桜!」
「わかりました!」
すぐに刀状態の桜を装備する。
「こんな状況には...これだ!其ノ三『桜花千閃』!」
桜色の斬撃を飛ばし、丸太を一刀両断にした。
「よし!」
地上に出ると、そこには大量の竹槍が琢磨に向かってくる罠が張り巡らせていた。
「其ノ一『桜花乱戦』!そして大車輪!」
桜花乱戦を発動させ、くるりと一回転する。案の定、竹槍は真っ二つに斬れ、地面に落ちた。