「(まだまだウサよぉ...)」
てゐが影からこっそりと笑う。その瞬間、竹の矢が飛んできた。
「今度は矢かよ!氷!」
「任せておけ」
琢磨の身体から氷が出てきた。
「はぁ...こんなもので儂を呼び出すんじゃないぞ。極寒『アイスヘル』!」
両手を高く上げ、思いっきり下に下ろし、地面に触った。すると、触った所から氷が次々と張っていった。その氷は竹の矢を包み込んだ。
「サンキューな」
「もっとド派手なものの時に呼んどくれ」
そう言って氷は消えていった。
「さてと...そろそろだな。遊びは終わりだぜ?」
「(何を言ってr)」
琢磨が手短かな竹を一本掴むと、ある方向に思いっきり投げ飛ばした。
「そこだ!」
グサッ!
「痛い!?」
竹と竹の間からてゐが転がり落ちてきた。
「いたた...何故バレタウサか...」
竹がそこにいると教えてくれたから、何て言ったら馬鹿にされそうだったので、
「耳が丸見えだったぜ」
そう言った。
「さてと、てゐ案内を再開してくれや」
「わかったウサよ。だからもう乱暴は止してね」
・
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「ここがあなたたちの部屋よ。自由に使ってもらって構わないわ」
「わぁ...!」
「すごい!」
穂乃花が案内した部屋に二人は感嘆の声を漏らしていた。そこに紅魔館のメイド長である咲夜が通りかかった。
「穂乃花。その子たちが外から連れてきたって子かしら」
「あ、咲夜さん。そうです」
「僕は結城です」
「私は夕奈です」
二人は互いに礼をした。
「初めまして、私はここ紅魔館でメイド長をやらしてもらっている十六夜咲夜よ。さっそく言うけど今日からあなたたちは紅魔館の一員なんだからそんなにかしこまんなくてもいいわ」
「そうね。二人とも、私と咲夜さんはここで仕事をしているから、困ったことがあったら何か言ってね」
「はい」
穂乃花と咲夜の問いに納得した様子で頭を下げた。穂乃花と咲夜はそのまま部屋を後にした。
「ところで」
「ん?」
咲夜が穂乃花に急に話しかけてくる。
「聞きたいことがあるの」
「何ですか?」
「妹様がいる地下室に最近幽霊かなんかが出るとかで妖精メイドが怯えてしまってね、今日の夜に見てきてくれないかしら?」
「地下室に?まあいいですが」
咲夜の質問に穂乃花は応答した。
「ありがとう。じゃあ、今日の夜、お願いね」
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・
「夜に来たけど...何もいないじゃない」
紅魔館の地下に穂乃花はいた。薄暗く、ランタンなどの灯りがないと心もとないと感じてしまう暗さだ。
「灯りがなくとも少しは見えるんだけどな〜」
そんな事を言いながら歩いて行くと...
シュン!シュン!
「!?」
すぐに戦闘体型に入った。