東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[7].輝夜姫

昔、あるところに翁と嫗がいました。嫗は川に洗濯へ、翁は山に竹狩りに出かけました。そこで、光る竹を見つけました。その竹を割ってみると中から大変小さな女の子が出てきました。翁はその子をさっそく嫗に見せるために家に帰宅しました。その後...その子は月の都のお姫様だということがわかり、次の満月の夜に迎えに来ることがわかりました。結局、その子は月の都に帰ってしまったのでした。めでたしめでたし。(一部省略)

 

「...これが輝夜姫か」

 

「まったく納得ならんな」

 

「まーね!地上の穢れ共は毎回やる事が適当だからね!」

 

「姫もこんな物語では納得しませんでしょうに....」

 

「だったら....我らがやらねばいけない候」

 

「そうだな」

 

「さて....行くか」

 

五人は立ち上がり、月の都から出て行った。

 

「我らが本当の輝夜姫を教えるで候」

 

「やったー!久しぶりに人間を殺れるぞー!」

 

「これ、言葉が汚いぞ」

 

「いいじゃねぇか。俺たちも地上から見たら穢れと同じだからよぉ」

 

「ふふ....では」

 

いざ、地上に!

ドゴーン!

 

「!?一体何事か!」

 

「依姫様!あの堕天使達が脱獄をしました!」

 

「あの堕天使達が!?早く引っ捕らえるのです!」

 

「あらあら....大変な事になってるわね」

 

「お姉さまもそんなのんびりとしてないで....!」

 

「わかってるわ。これは月と天界の全面戦争に近いことわね....」

「ふぃー。ここが信長が住む城か」

 

琢磨はある城を目の前にして立っていた。

 

「何だ貴様。怪しいやつめ」

 

「げ、門番だ」

 

城の前には門。その前には門番が立ちはだかっていた。

 

「この門番、容赦せん!」

 

「戦うのか?だったらきな....返り討ちにしてやんよ」

 

「ふん!」

 

長い槍を琢磨に向かって一振りする。琢磨はそれを掴み、門番に近づく。

 

「せい、おら、ぜや!」

 

槍から手を離し、門番に殴りかかる。伊達にも門番をやっているため、その門番は槍から手を離し、琢磨の拳を避けていた。

 

「ふん!」

 

琢磨の近くで一回転し、槍を拾う。

 

「せいや!」

 

再び槍で琢磨を突く。しかし、琢磨は華麗に避けて殴りにかかった。

 

「これで終わりだ!」

 

「どうかな!」

 

門番が槍を思いっきり横に振る。

 

「しまった!」

 

咄嗟のことに判断できなかった琢磨はモロに当たってしまった。

 

「追撃だ」

 

槍を振り上げ下ろす。琢磨はそれをしらは取りで止めた。

 

「な!」

 

「これでどうだ!」

 

すぐに立ち上がり門番の顔に拳をお見舞いした。その衝撃のせいで門番は後ろに後ずさりし、倒れた。

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