琢磨「霊花のところに行くか」
~reika's room~
霊花「あら?琢磨じゃない。どうかしたの?」
ちょうど霊花の部屋の前でばったりとあってしまった。
琢磨「いや、暇だからさ」
霊花「ふ~ん...そうだ!それなら地下にある格闘場で一戦交えてみない?」
琢磨「お、いいな。それに受けてやるよ」
霊花「じゃあ行きましょ」
~faiting room~
地下格闘場
その名前が示す通りの場である。部屋の広さは畳50枚くらい。下には柔らかい素材で周りは大理石である。
霊花「ん~...ういしょ!よし!」
琢磨「来たか。さっそく始めるか?」
霊花「いいわよ。かかってきなさい!」
琢磨「それじゃ遠慮なく!」
琢磨が一気に霊花に近づく。それと同時に霊花は防御の構えをとった。
琢磨「防御の構えなんか無駄!」
防御の構えの弱点...それは後ろに回られること。これは基本どの構えにでも言えるが防御の構えだけは別である。他の構えではある程度経験でカバーできるが防御の構えだけはどんなに経験を積んでいようともカバーはできない。
霊花(後ろ!?)
琢磨「もらった!」
ーーースッ
琢磨「え?」
確実に決まると思っていた拳が空を切った。霊花は後ろから殴られると想定してなんとブリッジをしたのだ。
霊花「そのまま反撃!」
霊花は腕に力を入れて琢磨に蹴りを入れる。そのまま顔を挟み...
霊花「私の必殺!「津面落とし」!」
顔面を床に叩き落とした。
琢磨「うぐ!」
当然琢磨は人間なので顔面に大きな衝撃があったら気絶ぐらいはする。今の津面落としは例えると二階建ての家から飛び降りたのと変わらない威力なのだ。
琢磨(意識が飛びそ)
すぐに後退し、立ち上がる。霊花も立ち上がり、琢磨に向かって走った。
琢磨「ならこっちも新技を!」
霊花「...来る!」
琢磨が霊花に飛び付いた。
霊花「嘘!?」
さすがに予想外だったのか反応できずに脇の下に腕を入れられてしまった。
琢磨「そのまま!」
霊花を持ち上げて後ろに倒れる。そのあとに琢磨はすぐに立ち上がり、倒れている霊花に馬乗りの姿勢になり、顎を掴む。そのまま上に引き上げる。
琢磨「見たか!これが「釣瓶落とし」からの「バックブリーガー」だ!」
霊花「...よし」
琢磨「このままけりをつける!」
手の力を強めた。だが...
琢磨「え?」
ーーージャララララララ
琢磨「何だ...この音は...」
ーーージャララララララ
琢磨「...うわ!?」
謎の物体が琢磨の腕に絡み付いた。その正体は...
琢磨「鎖!?」
力を緩めてしまったので霊花に逃げられる。
霊花「これが私の能力よ!『鎖を操る程度の能力』!」
琢磨「鎖...ぐお!?」
鎖の締め付ける力が強くなる。よく霊花を見ると目の色が変わっていた。
霊花「そのまま気絶しなぁ!」
琢磨「く...能力カード!水を操る程度の能力「河城 にとり」!」
琢磨は能力カード、にとりを使い、自らを水にして鎖から抜けた。
琢磨「はぁ...はぁ...この水になる能力は自分の能力との合成能力だから...結構疲れる...」
霊花「抜けちゃったか...」
琢磨「すまん...もう動けん。降参だ」
霊花「わかったわ。でも次は最後までやってね」
琢磨「ああ」
ピーンポーンパーンポーン...
紫「食事の時間になりました。速やかに三階の食堂に集合してください」
琢磨「夕食か、桜を迎えに行くか」