ジジ・・・ジジジ・・・
テレビの砂嵐のようなノイズのような音が聞こえる。
?「起き・・・か?返・・・く・・・」
琢磨(ん?誰かの声?)
体を起き上がらせようとするがなぜか起きない。
?「逃げ・・・いい!殺・・・れる・・・!」
琢磨(もう眠いんだ・・・寝かせてくれ・・・)
しょうがないから目を開ける・・・
琢磨「!?誰だ!」
そこには刃物を自分に向かい振りかざす人がいた。
琢磨「やめろ!振り下ろすな!」
シュン・・・
琢磨「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!」
ー博麗神社ー
琢磨「うわぁぁぁ!」
昨日見た神社の一室。どうやら眠ってしまったようだ。
琢磨「はぁはぁ・・・今のは?」
霊夢「琢磨ー?起きたなら居間に来なさいー!」
違う部屋の方から霊夢の声が聞こえてくる。・・・布団ぐらいはたたんでいこう。
少年片付け中・・・
琢磨「おはよう霊夢」
霊夢「おはよ」
居間らしき部屋に向かうとそこには霊夢が作ったと思われる料理があった。
霊夢「ほら早くそっちに座って、早く食べましょ?」
琢磨「え?いいのか?一泊させてもらってさらに朝食までいただいて・・・」
霊夢「命の恩人だもの。お返しぐらいはしないと」
琢磨「そういうものか?」
霊夢「そういうものなの」
琢磨「じゃあお言葉に甘えさせてもらうかな」
胸の前で手を合わせて・・・
霊夢・琢磨「いただきます!」
有意義な朝食を食べました。
・・・
琢磨「・・・紅い悪魔ってなんのことだろ?」
現在、霊夢のお願いで『紅魔館』というところに向かっていた。お願いの内容は手紙を届けること、幻想郷の建物をみることだ。
琢磨「えっと?あの紅い館が『紅魔館』か?」
目の前には大きな紅い館が見えてきた。
桜「もう飛ぶのには慣れたの?」
琢磨「飛ぶどころか弾幕にすらも慣れたぜ」
弾幕とは幻想郷での決闘に使う攻撃方法である。ふわふわ浮いているから痛くないと思われがちだが実際あたるとすごく痛い。霊夢いわく、
「スペルがあるなら出せるし、才能がある人には一日で私並みになる」
らしい。
琢磨「とりあえずはなん千個と一気に出せるようになったな」
桜「マスター。そろそろ着地の準備を」
琢磨「おう・・・ってマスター?」
地面に着地。
琢磨「・・・門番?」
桜「ぐっすりね」
門番?「zzz・・・zzz・・・」
館前に着地したら目の前には門。その前には門番らしき人がいた。
琢磨「・・・どうするか」
桜「入りましょ?この門番隙だらけだわ。門番としての役割がないわね」
琢磨「ふ~ん・・・!桜!後ろに飛べ!」
桜「え?」
琢磨「早く!」
桜は何もわからなかったが後ろに飛んだ。その瞬間桜がいた場所に一本のナイフが刺さった。
桜「ナイフ!?一体どこから!?」
?「あら?避けられてしまいましたか」
目の前にメイド服を着た女性が突然現れた。
琢磨「・・・誰だ」
咲夜「初めまして。十六夜 咲夜と申します。ここ『紅魔館』のメイド長を勤めています」
琢磨「ご丁寧にどうも・・・俺は石川 琢磨だ。そこに・・・ってもう刀になっているな。こいつは桜っていうんだ」
桜はすでに刀になり琢磨の手のひらにあった。
咲夜「自己紹介をありがとうございます。では排除します」
琢磨「!?」
咲夜が排除と言った瞬間に琢磨の目の前にナイフが何十本と現れた。
琢磨「!やばっ!」
咲夜「あなたは何も理解できないまま死ぬ」
琢磨のところにナイフが刺さる。
咲夜「ふふ・・・やり過ぎてしまいましたね・・・」
?「ああ・・・本当にやり過ぎだ」
咲夜「!?」
咲夜の首に刀があてられる。咲夜に刀をあててる人物は・・・
咲夜「琢磨!?ナイフに刺されたはずじゃあ・・・」
琢磨「俺はナイフには刺されていない。避けたんだ」
咲夜「馬鹿な!あれを避けれる人間など・・・」
?「咲夜さ~ん!どこにいますか~?」
館の入り口から声が聞こえる。その人物は琢磨がよく知る人物だった。
琢磨「・・・穂乃花?」
穂乃花「あれ?なんで琢磨がいるの?」
・・・なんでメイド服を着ているんだろう・・・