東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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第十七話「二つ前の真実」

結局、『紅魔館』での出来事はわからないまま宴会の時間になった。

 

霊夢「琢磨は鳥居のところで受付をしてくれない?」

 

と言われたので受付をしている。

 

数時間後・・・

 

琢磨「ああ・・・桜が言いたかったのはそういうことだったのか・・・」

 

今は神社の貸してくれた部屋にいます。

 

琢磨「む・・・なんかくる。いやな予感もする」

 

紫「さあ宴会よ?そんなところで何をしてるの?」

 

空間が歪み中から紫が出てきた。宴会の後聞いたんだがこの空間の歪みは『スキマ』というものらしい。

 

琢磨「あんな女性だらけの宴会に出られるか!なんで一人も男性がいないんだよ!」

 

ちなみに桜は頭に角が生えた女の子に連れて行かれた。

 

紫「あら・・・恥ずかしがっているの?まあ、まだ高校生だしね~。仕方がないと言えば仕方がないでしょう」

 

琢磨「わかったならお前も参加してこいよ。俺はここで色々と考えないといけねぇんだよ」

 

考えること・・・それは今日の紅魔館の出来事だ。なぜ咲夜が血まみれで倒れていたか、なぜその後にけろっとした顔で自分の後ろに立っていたか・・・わからないことだらけである。

 

琢磨(あの薄紅色の空は俺と桜以外気がついてないらしいな・・・)

 

神社に帰ってきた直後に霊夢に聞いてみたが知らないと言われた。

 

紫「悩み事があるなら尚更よ。あなたがそれでも嫌というなら強硬手段をとるわ」

 

琢磨「!?」

 

・・・(二つ前の話に戻ります)

 

琢磨「あのスキマはやばい!たぶん捕まったら宴会の中心に移動させられる!」

 

紫(私のスキマが避けられている?予知の能力なのかしら?)

 

真実を見ることができる目・・・それは簡単にいうと未来が見えるのだ。相手が攻撃をし、その着弾点もまた真実なのだ。しかし、少し前の真実・・・少し先の未来しかわからない。それこそがこの目の弱点なのだ!

 

紫「なんの能力を身につけたかわからないけどこれならどうかしら!」

 

琢磨(自分が立っているところか!)

 

琢磨が後ろに飛ぶ。

 

紫(かかった!)「チェックメイトよ!」

 

琢磨「え・・・?なに!」

 

琢磨が飛んだ方向にもスキマができた。無論、琢磨はただの人間なので・・・

 

琢磨「勢いに逆らえない!うわああああぁぁぁぁぁ・・・」

 

スキマに入っていく。

 

紫「ふう・・・私ってば少しムキになっちゃったわね」

 

・・・

 

琢磨「痛い!なんか冷たい!一体なんだ!?」

 

顔を上げる。目の前には石畳がある。なるほど、冷たかった正体はこれか。

 

琢磨「痛かったのは紫に落とされたからか・・・ん?」

 

まわりを見渡してみる・・・

 

?「あの人って外来人?(ヒソヒソ

 

?「見ない顔ね(ヒソヒソ

 

琢磨「・・・やばい泣きそう・・・」

 

紫に落とされた場所・・・それは予想通り宴会のど真ん中だった。

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