東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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第二十話「紅い月」

透「よし・・・解符「リミッター解除」・・・」

 

カリスト「・・・どうするつもりだ?」

 

透「月を動かして後五日で月食を起こすようにする」

 

カリスト「吸血鬼を動かすのか?だとしたらなぜ・・・」

 

透「もしかしたら桜の子が動くかもしれないだろ?可能性としては僅かだがやってみる価値はある」

 

カリスト「それで動いたらいいんだがな・・・」

 

・・・

 

パチュリー「レミィ・・・聞いて頂戴。なぜだかわからないけど月がいきなり移動をしたわ」

 

レミリア「移動した?まさか紅い月の日が近づいたんじゃあ・・・」

 

パチュリー「まさにその通りよ。今から言うと三日後くらいかしら・・・」

 

レミリア「・・・琢磨たちを逃がさないと・・・」

 

・・・翌朝(月食が起きるまで後二日)

 

琢磨「おいおい・・・どうしたんだ?朝からみんながそろうなんて珍しいじゃあないか」

 

食堂に着く。そこには普段呼ばれていない美鈴も含め紅魔館の住民全員が集まっていた。

 

レミリア「紅い月が・・・二日後にせまっているわ」

 

琢磨・穂乃花以外「!?」

 

パチュリー「月が移動したのよ・・・一年前に起こったから後数十年は大丈夫かと思っていたけど・・・」

 

紅い月?一体なんだ?

 

小悪魔「紅い月とは簡単に言うと月食です。しかも満月です」

 

琢磨「?それでなんでレミリアたちはざわついてんだ?」

 

穂乃花「月食と満月は吸血鬼にすごく影響を与えるのよ。狂気っていう影響がね・・・それにかかってしまうと人間は狂うだけで済むんだけど、吸血鬼は暴れるのよ。」

 

吸血鬼のレミリアとフランが暴れる。執事になってからレミリアとは戦ってはいないがフランとは戦ったことがある。すごい強い。あれが暴れたら外の世界では大混乱だろう。もしかしたら第二次世界大戦再来とか言われるかも・・・

 

レミリア「だから、穂乃花と琢磨には出てって欲しいのよ。この紅魔館からね」

 

咲夜以外は全員妖怪だ。自分達とはかなり戦いなれているだろう。それにレミリアは他の世界から来た人を巻き込みたくないのだろう。

 

琢磨「・・・運命を見たのか・・・?」

 

レミリア「ええ・・・そこには穂乃花は生きていたけど琢磨は私に殺される運命が見えたわ」

 

穂乃花「嘘・・・琢磨が・・・死ぬ・・・?」

 

レミリア「だからもう一度言うわ。二日後の朝、この紅魔館から出て行きなさい!」

 

琢磨「・・・わかった・・・出て行こう・・・」

 

パチュリー「穂乃花は?」

 

穂乃花「・・・わかったわ・・・」

 

レミリア「ごめんなさい・・・紅い月が来るなんて思ってもみなかったから・・・」

 

吸血鬼に普通の人間が太刀打ちできないだろう・・・いや・・・普通に考えてみたらその差は火を見るよりも明らかだ。月と鼈(すっぽん)・・・それが当てはまるような実力差だった。

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