東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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第二十二話「血戦の始まり」

レミリア「・・・」

 

琢磨「うわぁ・・・真っ赤だな。可愛い顔が台無しだぜ?」

 

レミリアは無言で紅い槍を構え・・・投げる。

 

琢磨「うおっと!危ない危ない・・・」

 

それを弾き返す。

 

レミリア「・・・人間の癖に私のグングニルを弾くなんて・・・何かの能力かしら?」

 

桜(グングニル?確かオーディンという神が持つ槍だったわよね。しかしあれは神話上の設定・・・)

 

琢磨「そろそろ近づくか・・・用意はいいか?」

 

桜「・・・ええ・・・OKよ・・・」

 

琢磨は空を飛び一気にレミリアに近づく。

 

レミリア「・・・私に近づくな!」

 

レミリアの背から魔方陣が五つ出てくる。その魔方陣の一つ一つから大量の弾幕を出してくる。

 

琢磨「!?嘘だろ!?こんなの回避できるわけ・・・」

 

桜「銃からマスターを覆う盾へ!」

 

そう叫ぶと桜は銃から盾になり琢磨を守った。

 

琢磨「センキュー!桜・・・それじゃあ俺もいいとこを見せないとな・・・」

 

懐から五本のナイフを取り出す。

 

桜「それは?」

 

琢磨「俺が作った特別製のナイフだ。多分だが吸血鬼に効くだろ」

 

レミリア「・・・紅符「スカーレットシュート」!」

 

レミリアがスペルを発動。大弾幕と小弾幕を交互に撃ち始めた。

 

琢磨「このナイフの射程は大体・・・三~五mくらいかな?そこまで接近するぞ」

 

桜「わかったわ!」

 

琢磨「ナイフを投げるなら新しくわかった能力カードの使用法で・・・同調!時を操る程度の能力「十六夜 咲夜」!」

 

琢磨の服が変化する。灰色のパーカーからメイド服に変わった。もちろん下はジーパンからスカートに変わる。

 

琢磨「新しい能力カードの使用法・・・同調だ」

 

同調・・・調子を同じくするという意味で琢磨のもこれに値する。同調したい人物の調子と合わせて変化するのだ。

 

琢磨「さらに同調した人物の身体能力も+されるんだ」

 

レミリア「だから・・・どうしたっていうの!人間の力を足しても吸血鬼にはかてないわよ!」

 

琢磨「それはどうかな・・・幻世「ザ・ワールド」・・・」

 

ドギューーン!

 

景色の色が失われた・・・

 

琢磨「実験的にまず一本・・・そりゃ」

 

レミリアの体の前にナイフが一本設置される。

 

琢磨「・・・フフフ・・・そして時は動き出す・・・」

 

ドギューーン!

 

レミリア「!?グウ・・・」

 

桜「・・・時を止めたの?」

 

琢磨が投げたナイフは狙い通りレミリアの腹に刺さった。

 

レミリア「ふふ・・・こんなナイフが刺さったところで私を倒せるわけ・・・」

 

倒せるわけがない・・・そう言おうとしたが体に異変を感じた。

 

レミリア(体の動きが・・・いや、重くなった?一体どうして・・・)

 

琢磨「おやおや・・・苦しそうじゃあないか・・・」

 

レミリア「問題は・・・このナイフか・・・」

 

桜「どういうこと?レミリアの気が一瞬揺らいで見えたんだけど」

 

琢磨「それについては説明してやるよ。というかお前は気を見ることができたんだな」

 

桜「見るというか・・・感じるのよ」

 

琢磨「ふ~ん・・・じゃあ説明してやるよ。実はなこのナイフには銀を液体としたものが入っているんだ」

 

吸血鬼は銀に弱い・・・なのでナイフに気付かないくらいの小さな穴を開けそこから液体化した銀を入れた。後は人体の中に入ったときに開く仕組みを作れば完成だ。

 

琢磨「さっそく一ダメージ・・・幸先はいい感じだぜ!」

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