ー博麗神社ー
琢磨「一応ここに寄ったんだが...何かあんのか?」
桜の提案により博麗神社に寄った。(何か桜の顔が青ざめていたんだが...)
桜「一応武器になっておくわね」
琢磨「ああ...霊夢?霊夢ー!」
神社の中を見るが誰もいなかった。
琢磨「...神社に巫女がいないなんて...それが普通なのか?」
桜「それはありえないわ。今は6時くらい...しかも結構暗いわ。わざわざ自分から妖怪に襲われることはしないでしょう」
琢磨「確かに...紫に聞いてみるか」
桜「そうね...って紫を呼べるの?」
琢磨「ああ...可憐で可愛いゆっかりーん!」
そんな馬鹿な...と桜が思ったら瞬間...
紫「ハーイ(^O^)/可憐で可愛いゆっかりーんですよー!」
桜が魚のように口をパクパクとしていた。琢磨は呆れた顔をしている。
琢磨「ちなみに言うと俺はそんな目線で紫を一切見てないからな」
紫「(゚◇゚)ガーン」
紫が神社の隅に行き、体育座りをしながらぶつぶつと何かを呟いている。
紫「どうせ私なんか...私なんか...」
琢磨「...あーその、なんだ...すまん。さっきのは嘘だ」
突然紫が顔を上げ、こっちを向く。その表情は笑みだった。
紫「そうよね!私が可憐で可愛いゆっかりーんじゃなくなる日はないわよね!」
琢磨「...で!用件なんだが...なんで神社に霊夢がいないんだ?」
紫「...隠してもしょうがないわね...霊夢は今外の世界にいるわ」
琢磨「え?」
外の世界...それは琢磨が育った世界のことだ。紫に聞いたことがある。幻想郷にいるものは外の世界で忘れられているものなのだ。なので幻想郷にいるものは外の世界に干渉してはいけないのだ。一回でも干渉すれば幻想郷に二度と戻れなくなるのだ。それは幻想郷にとっては『死』と同じことなのだ。
琢磨「じゃあ霊夢は...そのことを知ってんのか!?」
紫「知ってて行ったのよ。もうここに居られないかもって言ってたわ...」
桜「な...霊夢さんは死んだのと...」
紫「ええ...同じことだわ。それと...あなたは外の世界に行かせないように...とも言ってたわ」
琢磨「なんだよそれ...一体何があったっていうんだ...」
ありえない。霊夢が自殺と等しいことをやるわけがない...
琢磨「...どうすれば...」
紫「今は待つ。それしかないわ」
琢磨「お前...それでいいのか!それで...」
紫「良いわけないでしょ!私だって...助けに...」
紫は声をあらげて言った。その時琢磨は底知れぬ恐怖を感じた。
桜「マスター...ここは下がりましょう...」
琢磨「...もういい...わかったよ!」
そう言い、琢磨は博麗神社を去っていった。