琢磨「終わった...?あれ?」
桜「マスター?ぼうっとしてどうかしたのですか?」
体が熱くなる。夏の日差しで暑いというわけではない。そもそも今は秋だ。暑くなるはずがない。
琢磨「うう?体が熱い?」
桜「マスター!...きゃあ!」
琢磨と桜の間に火花が舞い散る。
琢磨「桜...離れてろ...や...バい...」
桜「マスター!どういうことですか!」
?「やめておけ」
人間状態になった桜の肩を掴む。
桜「やめてください!...マリー!」
桜の肩を掴んだ人物...それは琢磨が休憩した時に出会ったマリーという人物だった。
マリー「あの感情...近づかない方がいい。もう少しあとかと思ったが...」
桜「知っているのですか!?」
マリー「ああ...あれは『insanity』と言って、日本語で『狂気』と言う。今の琢磨は精神のスイッチが入ってしまったんだ。狂気側にな...狂気は操れないとただの『害』にしかならない。狂気状態になると途轍もない力を手に入れるんだ」
桜「な!?止める方法はないんですか!?」
マリーが少し考えてから言う。
マリー「...ある。でも非常に難しい。精神のスイッチを狂気側とは別の方向に入れてやらないといけない...人によって狂気側とは別のスイッチは違うんだ。琢磨のスイッチがわかれば...」
・・・守矢神社
文「早苗さん!」
早苗「嘘...外の世界でなんでこのような...」
早苗は紫が届けてくれた外の世界の新聞を読んでいた。
早苗「なんで...こんなことに...」
文「早苗さん!」
早苗「え?文さん?」
文「大変です!広場で琢磨さんが...」
早苗「琢磨さんが!?行きます!すぐに行きます!」
早苗は手に持っていた新聞を机の上に置いて、守矢神社から急いで出て行った。
【新聞の内容】
今日、東京都銀座一丁目にて約23名の死体と3名の重傷者を発見。死体はどれにも皮がなかったとのこと。白骨死体として見つかった。重傷者の話によると犯人は人間ではないとのこと。重傷者は...
菊川 仁(23)
尺 健(43)
博麗 霊夢(年齢不明)
尚、博麗霊夢と名乗った女性は日本の人名登録はしていなかった。不法入国と疑われたが他の国の人名登録もしていないとのこと。後に八雲 紫と名乗る女性がやってきて、警察に情報提供している。警視庁に勤務している釧路 相良さんに話を聞いたところ、死亡した人に規則性はなく、無差別殺人だと言うことだ。警察はこれからも調査を続ける模様。この事件についてはこれからは門外不出になる模様...