東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[21].ずわ!

琢磨「いててて...また真っ暗かよ」

 

琢磨は真っ暗な空間に座っていた。

 

?「ほほー!見事な狂いっぷりじゃのぉ!」

 

琢磨「うるせいやい...氷」

 

琢磨の目の前に現れたのは、蒼い着物に身を包んだ女性だった。結晶の模様がついていた。その女性は氷(ひょう)。琢磨の第二の能力『凍らせる程度の能力』により生まれた魂の存在である。

 

氷「ほほほ...こいつを連れてきたんだよ」

 

?「痛い痛い!お願い引っ張らないで!ここ乾燥してるから余計にきつくなるんだよ!」

 

もう一人...氷に糸で縛られ、引っ張られながらやってきた。

 

琢磨「...誰だ?そいつ」

 

氷「こやつは狂気によって生まれた儂と同じ魂の存在じゃよ。ちなみに種族は吸血鬼じゃよ」

 

?「説明したんならほどいてよ...さっきのは謝るからさぁ...」

 

そいつは黒い着物を着ていた。模様は何もなく黒一色だった。男性である。

 

氷「謝って済む問題じゃあなかろうて...ほれ、あいさつしろ」

 

氷が指を鳴らすと?を縛っていた糸が消えた。

 

狂磨「たくよぉ...俺の名前は狂磨(きょうま)だ。琢磨が狂うというところからつけた。本当は名前はないんだよ。いきなり狂わせてすまなかったな」

 

琢磨「お前が狂わせたのかよ...出てこないでほしいな」

 

狂磨「えー。暴れたりないぜ...ずわ!」

 

狂磨の頭に氷の盥が落ちてきた。普通の盥よりいてーぞ。あれ...

 

氷「ご主人には敬語だぞ?」←すごく良い笑顔

 

狂磨「いやいや!氷だって使ってないじゃん!」

 

氷「氷...だって?」

 

狂磨「はいはい氷さん氷さん」

 

氷「うむ♪よろしい♪」

 

氷を怒らせるわけにはいけないな...そう思った琢磨であった。

 

・・・数分後

 

氷「とりあえず小僧は起きなさい。気絶したまんまじゃよ」

 

琢磨「あ、そうなの?じゃあ起きるわ。ここって精神の世界だろ?ほら、桜が言ってた」

 

氷「そうじゃな。桜殿から聞いておったのか。解説できると思ったのにの~」

 

そう言いながら狂磨を蹴飛ばしている。

 

氷「ほれ。お前の仕事じゃぞ。とっとと起きないか」

 

狂磨「わかった...じゃあいくぞ?ほい」

 

狂磨が右手を挙げてから下げる。その瞬間に琢磨の体が消えた。

 

・・・オマケ

 

タイムと戦う一日前

 

氷「暇じゃの~」

 

桜「それなら情報収集手伝ってくださいよ。割と疲れるんですよ?」

 

氷「老人を少しは労れ。桜殿以上に疲れておるんじゃぞ?」

 

桜「まったくそんな風には見えません」

 

氷「維持悪いの~」

 

まあそんなこんなで平和でしたっと...

 

氷「勝手に終わらすな!」

 

だって文字数がいい感じだし。

 

氷「ふむ...仕方ないの~」

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