・・・守矢神社
琢磨「...」
早苗「琢磨さん...起きてください...」
早苗の目から涙がこぼれる。
早苗「お願いします...起きて...」
・・・精神世界
琢磨「まだかよ!」
俺はさっきから真っ暗な空間を真っ直ぐに進んでいた。
琢磨「精神世界だから疲れないけど...何か進展がほしいな~」
約一時間近く歩き続けていた。
琢磨「はぁ~...あ!光だ!やっと出られる!」
光に向かって一直線に走り始めた。
琢磨「...おわ!眩しい!」
・・・守矢神社
神奈子「早苗...」
諏訪子「神奈子...今は...」
神奈子「...」
守矢神社は落胆していた。その原因は琢磨だった。タイムと戦ってからすでに5日たっている。
神奈子「この新聞も...」
諏訪子「霊夢が重傷...博麗の巫女が外の世界で遅れをとるなんてね...」
落胆していた原因は琢磨だけではなかった。霊夢の重傷...それも原因の一つだった。幻想郷のルール...外の世界と干渉したら戻れないルールを知っていたのだ。霊夢は外の世界と干渉してしまった。二度と幻想郷に戻れないのだ。
早苗「琢磨さん...霊夢さん...」
琢磨「...う...うん?」
琢磨が少し目を開ける。
早苗「!?琢磨さん!」
琢磨「お...早...ぐお!」
早苗が突然琢磨に抱きついたのである。琢磨の体は掠り傷がまだ直っていないので当然悲鳴をあげる。
琢磨「痛い痛い痛いいいい!ちょっと離れてくれ!また気絶するから!」
早苗「本当に...グス本当に良かったですぅぅぅ~~!うわぁーーーーん!」
早苗はとうとう泣き出してしまった。彼女にとってそれほど辛かったのだろう。
・・・数分後
琢磨「...orz」
早苗「す...すいません...つい嬉しくなっちゃいまして...」
琢磨がorzの体勢になっているところを早苗が謝っている。
神奈子「ん?起きたの?」
諏訪子「起きたんだね!良かったぁ~」
そこに二神がやってきた。
早苗「あ、神奈子様諏訪子様」
琢磨「あ、おはようございます」
orzの状態になっていた琢磨は無理矢理自分の体をあげた。
神奈子「怪我は大丈夫かい?」
琢磨「だいぶ良くなりました。まあ早苗先輩が抱きついたせいで傷の何個が広がりましたがね...」
琢磨が顔を黒くしてフフフ...と言っていた。
早苗「す...すいません...」
諏訪子「うんうん!まあ無事でなによりだよ!」
琢磨「俺的にはもうちょっと楽でいた...」
神奈子「とりあえず!一体何があったんだ?」
琢磨の言葉を遮り、神奈子が口をはさんできた。
琢磨「え~...話せば長くなるけど...いい?」
守矢一家「お願い(します)」
少年説明中・・・
神奈子「ふむ...そんなことが」
諏訪子「で?これからどうするの?」
琢磨「俺は...外の世界に行きたいと思っている」
守矢一家「え!?」
守矢一家が声を揃えて驚いた。
早苗「でも紫さんが...」
紫「そこまで行きたいなら行かせないこともないけど?」
紫以外「紫!?(さん!?)」
紫が突然スキマを通って、上半身だけ出していた。
紫「どうするの?行くの?」
琢磨「...ふう、今からか?」
紫「もちろんよ」
琢磨「じゃあ行くわ。霊夢を追ってな」
カルーク琢磨は返事をした。
早苗「琢磨さん!...私も行きます!」
紫「駄目よ。スキマを通れるのは一人だけ。お一人様専用よ」
神奈子が紫の首もとを掴む。
神奈子「今はそんな状況じゃあないだろ!」
紫「じゃあ、あなたは犠牲者を増やしたいのかしら」
神奈子は紫を怒鳴ったが、軽く返されてしまった。
諏訪子「神奈子...」
神奈子「ツゥ...わかったよ!」
琢磨「...早苗は良いのか...?」
早苗「ええ...絶対に帰ってきてくださいね...」
琢磨「ああ」
そう言ってスキマの中に入っていった。
紫「三人とも安心して。あいつが琢磨を放っとくわけないでしょう?」
三人はその言葉に頷いた。