ーーーカーン...カーン...ギャーン...
辺りに何かと何かがぶつかる音だけがしている。
琢磨「...」
ルーミア「...」
互いに攻防をやりはじめてから、既に十分は経過していた。互いに無言だった。
早苗「静かですね...」
神奈子「これが...琢磨の実力...?」
ルーミアの刀を振る速度は尋常なものではなかった。例えるならチーターの3倍くらいだろう。それを普通だと言わんばかりに、琢磨は銃で弾いているのだ。
氷『いくら霊夢の身体能力をとりいれてるからって...おかしい...』
狂磨『わからねぇ...何が琢磨を強化しているのか...』
琢磨は能力カードしか使っていなかった。他にスペルは使っていない。それに、いま使えるスペルは銃符「神速の銃撃」しかないのだ。
琢磨(うおお!世界が遅く見える!これは通常の0.5倍か?)
琢磨の視界は通常の0.5倍の速度で動いている。
ルーミア(ただの人間風情が私のスピードについていけてる?強化してるのか?)
琢磨「ふう...おら!」
ルーミア「な!?ぐう!」
ルーミアが考えている隙に引き金を一回引いた。ルーミアはギリギリで弾いた。
琢磨「...ん?普通になった?」
視界の速度が通常になった。
?「大丈夫ですか!?」
?「ちょ!何が起こってんのよ!」
早苗「あ!静葉さん!穣子さん!」
秋を思わせる紅葉色のワンピースを着ている。静葉は頭に紅葉の飾り、穣子は帽子を被り、ブドウの髪飾りをしていた。
?「厄いです...」
早苗「雛さんまで!?」
?「私も...」
文「いますよ~!」
早苗「にとりさんに文さんも!?」
雛人形を彷彿とさせるゴスロリ服を着た女性と、薄い青色の服を着ており胸に鍵を下げている女性と、文がいた。(琢磨と既に会っている。)
雛「私たちも加勢を!」
神奈子「待ちなさい」
そこに神奈子が割り込んだ。
静葉「何でですか!」
諏訪子「今はにらみあっているだけだけど...速すぎる...」
穣子「はあ?」
早苗「あのスピードについていけない!神でも...」
早苗の顔が強ばる。
にとり「でも琢磨は人間だよね?神でも追いつけない速度なら...」
諏訪子「そこがおかしいの。普通ならついていけないはずなのに...」
・・・
琢磨「ていやぁ!」
琢磨がルーミアに近づき、桜を刀にして斬りかかる。
ルーミア「うう...ふりゃあ!」
琢磨「スペル宣言!其ノ二「桜花一閃」!」
琢磨が物凄い速さで斬りかかる。
ルーミア「え?速...」
ーーースパァ!
辺りに鮮血が飛び散る。ルーミアの肩からあるものが落ちた。
ルーミア「...腕を斬られた?」
それはルーミアの右腕だった。