東方桜見伝   作:ゆっくり風間

62 / 140
[30].これが最後だぁぁーー!

琢磨「...」

ルーミア「...」

 

ーーーズル...ズル...

 

早苗たちが戦っていた黒い影が、ルーミアに集まっていく。

 

琢磨「行くぞ!」

 

ルーミア「いい眼光だ!しかし!この勝負に勝つのはこの私だ!」

 

琢磨「いい気になるのも...これで最後だぁぁーー!」

 

互いに一枚のスペルカードを出した。

 

琢磨「其ノ一「桜花乱戦」!」

ルーミア「闇符「終焉の一撃」!」

 

琢磨の刀は桜色の気を帯び、ルーミアの剣は赤黒い気が帯びた。

 

琢磨「うおらぁぁぁぁぁーーー!」

 

ルーミア「うおぉおおぉぉおぉーーー!」

 

一気に近づき刀と剣をまじわした。そこら一帯に風が吹く。

 

琢磨・ルーミア「おらぁぁぁぁぁぁぁーーーー!」

 

守矢神社...いや、妖怪の山全体が黒と桜の色に包まれた。

 

にとり「ひゅい!なにこれ!?」

 

雛「厄ではありません!」

 

静葉「あ!植物が!」

 

だんだん植物が枯れていく。紅葉により美しかった妖怪の山が茶色に染まっていく。

 

諏訪子「神奈子!結界を張るよ!」

 

神奈子「守矢結界!」

 

早苗「私も手伝います!」

 

守矢一家全員が結界を張る。

 

文「私たちは仲間を避難させましょう!」

 

そう言って、残りは去っていった。

 

穂乃花「デイオ...私たちも守るよ!」

 

デイオ『よしきた!』

 

穂乃花・デイオ「新鑼結界!」

 

・・・

 

琢磨とルーミアのつばぜり合いはルーミアがおしていた。

 

ルーミア「終わりね...」

 

琢磨「ぐぐぐ...」

 

徐々にルーミアがおしていく。琢磨にそれを抑えることはできない...そして...

 

ーーースパァ

 

琢磨の体が真っ二つになっていた。

 

早苗「琢磨さん!?」

 

ルーミア「...?」

 

ルーミアにおかしな感触があった。琢磨は真っ二つになっている。血も出ていた。それなのに、斬ったという感触がなかった。

 

ルーミア「...まさか!」

 

ルーミアが後ろを向く。そこには...

 

琢磨「もらったー!」

 

死んだはずの琢磨だった。

 

ルーミア(やばい!避けられ...)

 

ーーースパァ!

 

ルーミアの腹に大きな傷がつく。

 

ルーミア「...強いな...今回は私の負けだよ...倒れる前に...一つだけ...」

 

琢磨「...言ってみろ」

 

ルーミア「...ニヤ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう...

 

ーーーバタ...

 

琢磨「...ルーミア...」

 

ルーミアの体が消えていく。生命活動が停止したのだ。

 

妖怪の山を包んでいた霧は消えていた。残ったものは琢磨がルーミアを騙すのに使った真っ二つの氷の人形だけだった...

 

琢磨「...」

 

ーーーバタ...

 

早苗「琢磨さん!」

 

琢磨も限界は既に越えていた。結果、ルーミアとは引き分けに近い形で終わった。この異変は後に闇に閉ざされた異変として語られていくのであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。