琢磨「ん?和室か?」
琢磨が起きた場所は和室だった。
妖夢「あ、起きましたか」
琢磨「ああ、起きましたよ」
障子を開けて入ってきたのは妖夢だった。
琢磨「妖夢がいるってことは...ここは白玉楼か?」
妖夢「その通りです。あなたは...死んだのですか?」
琢磨「...そういえば...死んだっけ。トラックに轢かれ、鉄骨に押し潰されて」
妖夢「わお、斬新ですね」
なんか妖夢らしくないな。そこであるものに気づく。
琢磨「これは...半霊か?妖夢と同じ?」
妖夢「そうですね。半分死んだってことですね。それがあるってことわ」
琢磨「ふーん...てことは感覚は共通か?」
琢磨のそばには半霊がふよふよと漂っていた。それに琢磨が触ると、何かに触られている感触がした。
琢磨「うげ...これやだな...」
妖夢「しょうがないですよ。それより幽々子様がお待ちです」
琢磨「ん...わかった。すぐ行く」
そう言って、着替えを始めた。
少年着替え中・・・
琢磨「で?用はなんだ?」
幽々子「たいしたことではないのよ。ただあなたがどうなったか見たかっただけ」
琢磨「そうか...じゃな」
幽々子「ちょ...ちょっと待ってよ...用は他にあるのよ」
琢磨が去ろうとすると幽々子は止めに掛かった。そこにある一枚のチラシを取り出した。
琢磨「何これ?『夏祭り記念!闘技大会』?」
幽々子「それに参加しなさい。商品もあるわよ。ちなみに参加するためには人里で登録しないと行けないわ」
琢磨「でもそれじゃあ俺のような能力持ちが有利になるんじゃね?」
そこで幽々子は人差し指をたて、ちっちと言いはなった。
幽々子「そこは制限がかかるわ。どんな制限か、わからないけどね」
琢磨「...まあいいか...暇だし」
琢磨はそう言って、人里に向かっていった。
・・・人里
琢磨「ここか...」
琢磨は人里の一角にあるエントリー場に来ていた。そこには溢れんばかりの人が殺到していた。
琢磨「...なんじゃこりゃ?なんでこんなに...」
少しの疑問を残し、受付に向かった。
・・・
オマケ
蓮子「...嘘...悲惨すぎる...」
蓮子とメリーの目の前には鉄骨で頭を打たれ、体を貫かれている琢磨の姿があった。
メリー「ああ...ああ...あ」
メリーが躓き、境界の中に落ちていった。
蓮子「メリー!」
蓮子もメリーが消えた場所に飛び込んだ。
・・・
蓮子「う...ううーん...」
蓮子が起き、辺りを見渡した。そこには倒れているメリーと...
蓮子「...これが境界の世界なの...?」
見慣れていない駅のホームだった。