東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[3].『夏祭り記念!闘技大会』

琢磨「ん?和室か?」

 

琢磨が起きた場所は和室だった。

 

妖夢「あ、起きましたか」

 

琢磨「ああ、起きましたよ」

 

障子を開けて入ってきたのは妖夢だった。

 

琢磨「妖夢がいるってことは...ここは白玉楼か?」

 

妖夢「その通りです。あなたは...死んだのですか?」

 

琢磨「...そういえば...死んだっけ。トラックに轢かれ、鉄骨に押し潰されて」

 

妖夢「わお、斬新ですね」

 

なんか妖夢らしくないな。そこであるものに気づく。

 

琢磨「これは...半霊か?妖夢と同じ?」

 

妖夢「そうですね。半分死んだってことですね。それがあるってことわ」

 

琢磨「ふーん...てことは感覚は共通か?」

 

琢磨のそばには半霊がふよふよと漂っていた。それに琢磨が触ると、何かに触られている感触がした。

 

琢磨「うげ...これやだな...」

 

妖夢「しょうがないですよ。それより幽々子様がお待ちです」

 

琢磨「ん...わかった。すぐ行く」

 

そう言って、着替えを始めた。

 

少年着替え中・・・

 

琢磨「で?用はなんだ?」

 

幽々子「たいしたことではないのよ。ただあなたがどうなったか見たかっただけ」

 

琢磨「そうか...じゃな」

 

幽々子「ちょ...ちょっと待ってよ...用は他にあるのよ」

 

琢磨が去ろうとすると幽々子は止めに掛かった。そこにある一枚のチラシを取り出した。

 

琢磨「何これ?『夏祭り記念!闘技大会』?」

 

幽々子「それに参加しなさい。商品もあるわよ。ちなみに参加するためには人里で登録しないと行けないわ」

 

琢磨「でもそれじゃあ俺のような能力持ちが有利になるんじゃね?」

 

そこで幽々子は人差し指をたて、ちっちと言いはなった。

 

幽々子「そこは制限がかかるわ。どんな制限か、わからないけどね」

 

琢磨「...まあいいか...暇だし」

 

琢磨はそう言って、人里に向かっていった。

 

・・・人里

 

琢磨「ここか...」

 

琢磨は人里の一角にあるエントリー場に来ていた。そこには溢れんばかりの人が殺到していた。

 

琢磨「...なんじゃこりゃ?なんでこんなに...」

 

少しの疑問を残し、受付に向かった。

 

・・・

 

オマケ

 

蓮子「...嘘...悲惨すぎる...」

 

蓮子とメリーの目の前には鉄骨で頭を打たれ、体を貫かれている琢磨の姿があった。

 

メリー「ああ...ああ...あ」

 

メリーが躓き、境界の中に落ちていった。

 

蓮子「メリー!」

 

蓮子もメリーが消えた場所に飛び込んだ。

 

・・・

 

蓮子「う...ううーん...」

 

蓮子が起き、辺りを見渡した。そこには倒れているメリーと...

 

蓮子「...これが境界の世界なの...?」

 

見慣れていない駅のホームだった。

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