琢磨「で・・・できましたぁ!」
前回・・・苦しそうにしている人にご飯をせがまれたので台所を借りて作りました。内容はシンプルに白米に味噌汁に焼き魚です。
?「あり・・・がとう・・・誰だか・・・知らないけど・・・恩に・・・きるわ・・・」
琢磨「は・・・はぁ」
目の前の少女は巫女っぽい服装をしている。服の色が紅白と縁起がいいところから巫女とわかった。にしても脇を丸出しにして寒くないのか?
?「ふー・・・ご馳走様でした」
琢磨「はぁ・・・お粗末さまです」
?「誰だか知らないけど助かったわ。ありがとう」
どうやら口にあったらしい。良かった良かった。
霊夢「私の名前は博麗 霊夢(はくれい れいむ)よ。あなたは?」
琢磨「俺の名前は石川 琢磨だ。よろしく霊夢」
霊夢「こちらこそよろしくね。琢磨」
紫「あら・・・もう仲良くなったの・・・早いわね~」
空間が裂けて中から紫が出てきた。
霊夢「何か用?紫」
どうやら霊夢は紫と知り合いらしい。あとで知ったことなんだが霊夢は紫と一緒に『異変』というものを解決するぐらいの実力だとか・・・
紫「そうそう用事があったんだわ。はいこれ・・・あなたの荷物よ」
琢磨「ああ・・・そういえばそうだったな」
紫から荷物を受け取ると同時に中身を確認した。中に入っているのは着替えや歯磨きセットといった生活必需品から3〇SやP〇Pとかいった様々なものが入っていた。その中から小さな袋を取り出して中身を確認。
琢磨「あれ?一銭?円じゃないのか?」
※一銭は100銭で現代の一円である。
紫「ああそれね・・・こっちで使うお金よ。・・・そうだ!」
霊夢「面倒ごとでも思いついたかしら」
紫「違うわよ・・・琢磨、『香霖堂』ってお店に行って武器を買ってきなさい。さすがに生身じゃ危ないでしょ」
琢磨「・・・武器?武器っていったら刀とかのことだよな?」
紫「そうだけど?なんか問題でもあるの?」
琢磨「いや・・・剣道とかやったことないんだけど・・・」
武器が必要=決闘がある=喧嘩しかやったことがないという方程式(?)が出来上がった。
紫「大丈夫よ。使えなくてもさほど問題ないわよ」
それはあってもなくても同じという意味じゃないか?
紫「霊夢。地図お願い」
霊夢「香霖堂までね・・・ちょっと待ってなさい」
数十分後・・・
霊夢「出来たわよ。」
霊夢から一枚の地図を渡された。にしても・・・すげー見やすい。
琢磨「ありがとう。じゃあ行ってくるな」
霊夢「そうそう・・・夜は妖怪が多くなるから早く帰ってくるのよ」
琢磨「忠告ありがとな」
そう言い残して『香霖堂』に向かった。
?の視点です(?は一章に出てきて男達を殺した人です)
?「あーあダルいなー」
?は血まみれの服を着ている。ちなみに女性です。
?「そんなことを言うな。ジュリアンテ」
女性の名はジュリアンテという。
ジュリアンテ「だってダルいんだもん。カリスト」
ジュリアンテに話しかけている男性は名をカリストという。
ジュリアンテ「あ、また生まれているわよ」
カリストの回りにはカタツムリがうようよしていた。
カリスト「なんなら見てくか?妖怪の誕生の瞬間を」
ジュリアンテ「じゃあ賭けましょう。どんな妖怪が生まれてくるか」
カリスト「俺は火炎車かな?」
ジュリアンテ「じゃあ私はぬらりひょんにするわ」
カリスト「お前なぁ・・・俺の能力理解してるか?」
ジュリアンテ「ぜんぜん理解できてましぇーん・・・そろそろ生まれてくるわよ?」
ジュリアンテがそう言うとカタツムリの殻の部分が割れてきた。そして完全に割れた。
?「・・・生んでいただきありがとうございます。カリスト様」
そこにいたのは火炎車と河童だった。
カリスト「さっそくで悪いんだが幻想郷に行き、桜の子を見つけてきてくれ。容姿は・・・俺の記憶を引き継いでいるからわかるよな?」
河童「わかりました。かならずや見つけてきましょう」
そのまま河童と火炎車は消えた。
ジュリアンテ「あちゃー・・・火炎車と河童だったかー」
カリスト「賭けは俺の勝ちだな」
そう言うとカリストは静かに笑った。
カリスト「桜の子は私を楽しませてくれるかな・・・」