東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[17].穂乃花VS透 その1

透「同調!風よ!」

 

穂乃花「同調!破壊よ!」

 

透・穂乃花「我が身に宿れ!」

 

両者の体が光る。その光がおさまると髪が金色に変化し、黒と金が混ざった模様がついている着物を着ている穂乃花と、髪が紅く、赤黒い色を基調としている着物を着ている透の姿があった。

 

穂乃花「これは驚きね...まさかあなたまで同調を使えるなんて...」

 

透「元々だ。才能でもなんでも...ない!」

 

透が一気に接近してきた。穂乃花がファイティングポーズをとる。

 

透「風は吹くだけでは木枯らしだが...集まればどんな金属も切れる鋼鉄な刃物になる!フェザーソード!」

 

透の手に風が集まってできた剣が現れた。それを穂乃花に向かって振るった。

 

穂乃花「ふん!」

 

穂乃花はジャンプでかわし、追撃をかました。透はそれに反応できずにくらってしまった。

 

穂乃花「...ニヤ」

 

透「ぐぶ!...なーんてね♪」

 

穂乃花に殴られたところが風になる。やがて、透の体が風になりリングから消えていった。

 

穂乃花「レミリアのように自分を変化できるのね...」

 

穂乃花はゆっくりと目を閉じ、音にだけ集中した。

 

ーーーガヤガヤ

 

穂乃花(これは...観客の声ね...)

 

ーーーザッザ

 

穂乃花(走る音)

 

ーーーヒュウウウウウ

 

穂乃花(風の音...これだわ!)

 

風の音が聞こえた方向に拳を振るった。

 

穂乃花「捉えた!」

 

透「残念。それは木枯らしだ」

 

穂乃花の後ろに透が現れた。

 

穂乃花(嘘!?)

 

透「くらえ!」

 

透がフェザーソードを振るった。その刃先は確実に穂乃花の肩を刺した。

 

穂乃花「う!」

 

穂乃花は後ろに飛び、距離をとった。透は再び体を風にしてリングから消えた。

 

穂乃花(肩をやられたわ。結構深いわね)

 

穂乃花の肩から鮮血が溢れ出てくる。

 

透(1ダメージ...これでくたばったらいいな)

 

穂乃花「...はぁぁぁぁ...せいや!」

 

穂乃花は自分の足で地面を思いっきり蹴った。

 

ーーードゴーーーン!

 

透(?)

 

穂乃花「風って不思議な現象よね...強い衝撃とは逆の方向に吹くんだから...それさえわかれば!」

 

透(何をやって...まさか!)

 

穂乃花が上方向に拳を放った。その瞬間空間が少し捻れ、そこから透が出てきた。

 

透「うぐ!?」

 

穂乃花「当たり~♪何か景品でもないかな?」

 

 

 

 

琢磨「お!やってるやってる」

 

紫「ハロハロ~♪その子たちが外の世界の異変の主犯だったの?」

 

紫がスキマから出てきて、夕奈と結城を指さした。

 

琢磨「そうらしいな」

 

紫「じゃあその子たちは私が保護するわ」

 

琢磨「あ、そのことなんだが...こいつらの世話は俺にやらしてくれないか?」

 

紫「え?なんで?」

 

琢磨「いや~...やっぱり連れてきた責任があるじゃん?」

 

夕奈と結城が首をコクコクと縦に振った。二人とも琢磨のズボンにしがみついている。

 

紫「はぁ...わかったわ。きつくなったら私を頼りなさいよ」

 

琢磨「もちろんそのつもりだ」

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