透「同調!風よ!」
穂乃花「同調!破壊よ!」
透・穂乃花「我が身に宿れ!」
両者の体が光る。その光がおさまると髪が金色に変化し、黒と金が混ざった模様がついている着物を着ている穂乃花と、髪が紅く、赤黒い色を基調としている着物を着ている透の姿があった。
穂乃花「これは驚きね...まさかあなたまで同調を使えるなんて...」
透「元々だ。才能でもなんでも...ない!」
透が一気に接近してきた。穂乃花がファイティングポーズをとる。
透「風は吹くだけでは木枯らしだが...集まればどんな金属も切れる鋼鉄な刃物になる!フェザーソード!」
透の手に風が集まってできた剣が現れた。それを穂乃花に向かって振るった。
穂乃花「ふん!」
穂乃花はジャンプでかわし、追撃をかました。透はそれに反応できずにくらってしまった。
穂乃花「...ニヤ」
透「ぐぶ!...なーんてね♪」
穂乃花に殴られたところが風になる。やがて、透の体が風になりリングから消えていった。
穂乃花「レミリアのように自分を変化できるのね...」
穂乃花はゆっくりと目を閉じ、音にだけ集中した。
ーーーガヤガヤ
穂乃花(これは...観客の声ね...)
ーーーザッザ
穂乃花(走る音)
ーーーヒュウウウウウ
穂乃花(風の音...これだわ!)
風の音が聞こえた方向に拳を振るった。
穂乃花「捉えた!」
透「残念。それは木枯らしだ」
穂乃花の後ろに透が現れた。
穂乃花(嘘!?)
透「くらえ!」
透がフェザーソードを振るった。その刃先は確実に穂乃花の肩を刺した。
穂乃花「う!」
穂乃花は後ろに飛び、距離をとった。透は再び体を風にしてリングから消えた。
穂乃花(肩をやられたわ。結構深いわね)
穂乃花の肩から鮮血が溢れ出てくる。
透(1ダメージ...これでくたばったらいいな)
穂乃花「...はぁぁぁぁ...せいや!」
穂乃花は自分の足で地面を思いっきり蹴った。
ーーードゴーーーン!
透(?)
穂乃花「風って不思議な現象よね...強い衝撃とは逆の方向に吹くんだから...それさえわかれば!」
透(何をやって...まさか!)
穂乃花が上方向に拳を放った。その瞬間空間が少し捻れ、そこから透が出てきた。
透「うぐ!?」
穂乃花「当たり~♪何か景品でもないかな?」
・
・
・
琢磨「お!やってるやってる」
紫「ハロハロ~♪その子たちが外の世界の異変の主犯だったの?」
紫がスキマから出てきて、夕奈と結城を指さした。
琢磨「そうらしいな」
紫「じゃあその子たちは私が保護するわ」
琢磨「あ、そのことなんだが...こいつらの世話は俺にやらしてくれないか?」
紫「え?なんで?」
琢磨「いや~...やっぱり連れてきた責任があるじゃん?」
夕奈と結城が首をコクコクと縦に振った。二人とも琢磨のズボンにしがみついている。
紫「はぁ...わかったわ。きつくなったら私を頼りなさいよ」
琢磨「もちろんそのつもりだ」