東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[22].琢磨VS咲夜 その3

琢磨「ち...厄介なスペルだぜ」

 

前回のあらすじ。咲夜が新しいスペルを使った。

 

咲夜「真実も見れなくなったようなので...」

 

咲夜が消える。

 

咲夜「チェックメイト」

 

琢磨の頭上にナイフが雨あられのように構えられていた。しかも刃先はご丁寧に琢磨に向かって。

 

琢磨「能力カード!...て、何使えばいいんだ!?」

 

咲夜「着弾まで3...2...1」

 

琢磨(どうすればい...)

 

ーーードス

 

琢磨の全身に無数のナイフが突き刺さる。そのまま地面に倒れた。

 

文「おっと!琢磨選手が無数のナイフの餌食に!これは立てない!」

 

咲夜「...起きなさい。まだ動けるでしょう?」

 

にとり「動けるだってさ」

 

文「...」

 

無数のナイフの塊がゆっくりと立ち上がる。

 

琢磨「あらら~♪ばれちったぁぁ~~♪」

 

琢磨は全身のナイフを抜いた。その姿は血だらけだったが、当の本人はふざけたことを言っていた。

 

琢磨「流石吸血鬼の再生能力!こんな傷あっという間に直ったぜ!」

 

琢磨の傷口が消えていく。

 

咲夜「流石お嬢様と妹様の回復能力。一瞬でしたね」

 

琢磨「そうだな。じゃあやるか...さらなる進化を!」

 

咲夜「さらなる進化?」

 

琢磨がフランのスペル...カゴメカゴメとレミリアのスペル...紅色の幻想郷を掲げた。

 

琢磨「さらなる進化...それは!連携スペル!」

 

カゴメカゴメと紅色の幻想郷が光り、一つになっていく。

 

琢磨「完成!連携符「紅色の牢獄」...」

 

琢磨が連携スペルを宣言した。

 

咲夜(妹様のカゴメカゴメは相手を弾幕の檻に入れるスペル。お嬢様の紅色の幻想郷はパターンで放つ弾幕...つまり連携符「紅色の牢獄」は相手を弾幕の檻に入れてからパターンで攻撃するスペル...なら!)

 

咲夜はさっきとうってかわって時を止めながら素早く動き始めた。

 

咲夜(素早く動けば檻に入れられる心配はない!)

 

琢磨「...」

 

琢磨は動かなかった。決して咲夜の動きが見えないわけではない。何故か動かなかったのだ。

 

琢磨「.................今だ!」

 

そう叫ぶと咲夜の周りに大量の紅い弾幕が囲うように展開した。

 

咲夜「やはり!これならすぐに脱出すれば...」

 

咲夜の考えは弾幕が現れた直後なら隙間が大きく開いている、そういうものだった。そして、このスペルも例外ではなかった。

 

咲夜「では...本当に終わりです!」

 

咲夜の狙いは首。いくら吸血鬼と言えども、気絶してしまえば良いことなのだ。

 

琢磨「...これを待ってたぜ!」

 

琢磨は小声でそう言い、笑みを作った。

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