琢磨「ち...厄介なスペルだぜ」
前回のあらすじ。咲夜が新しいスペルを使った。
咲夜「真実も見れなくなったようなので...」
咲夜が消える。
咲夜「チェックメイト」
琢磨の頭上にナイフが雨あられのように構えられていた。しかも刃先はご丁寧に琢磨に向かって。
琢磨「能力カード!...て、何使えばいいんだ!?」
咲夜「着弾まで3...2...1」
琢磨(どうすればい...)
ーーードス
琢磨の全身に無数のナイフが突き刺さる。そのまま地面に倒れた。
文「おっと!琢磨選手が無数のナイフの餌食に!これは立てない!」
咲夜「...起きなさい。まだ動けるでしょう?」
にとり「動けるだってさ」
文「...」
無数のナイフの塊がゆっくりと立ち上がる。
琢磨「あらら~♪ばれちったぁぁ~~♪」
琢磨は全身のナイフを抜いた。その姿は血だらけだったが、当の本人はふざけたことを言っていた。
琢磨「流石吸血鬼の再生能力!こんな傷あっという間に直ったぜ!」
琢磨の傷口が消えていく。
咲夜「流石お嬢様と妹様の回復能力。一瞬でしたね」
琢磨「そうだな。じゃあやるか...さらなる進化を!」
咲夜「さらなる進化?」
琢磨がフランのスペル...カゴメカゴメとレミリアのスペル...紅色の幻想郷を掲げた。
琢磨「さらなる進化...それは!連携スペル!」
カゴメカゴメと紅色の幻想郷が光り、一つになっていく。
琢磨「完成!連携符「紅色の牢獄」...」
琢磨が連携スペルを宣言した。
咲夜(妹様のカゴメカゴメは相手を弾幕の檻に入れるスペル。お嬢様の紅色の幻想郷はパターンで放つ弾幕...つまり連携符「紅色の牢獄」は相手を弾幕の檻に入れてからパターンで攻撃するスペル...なら!)
咲夜はさっきとうってかわって時を止めながら素早く動き始めた。
咲夜(素早く動けば檻に入れられる心配はない!)
琢磨「...」
琢磨は動かなかった。決して咲夜の動きが見えないわけではない。何故か動かなかったのだ。
琢磨「.................今だ!」
そう叫ぶと咲夜の周りに大量の紅い弾幕が囲うように展開した。
咲夜「やはり!これならすぐに脱出すれば...」
咲夜の考えは弾幕が現れた直後なら隙間が大きく開いている、そういうものだった。そして、このスペルも例外ではなかった。
咲夜「では...本当に終わりです!」
咲夜の狙いは首。いくら吸血鬼と言えども、気絶してしまえば良いことなのだ。
琢磨「...これを待ってたぜ!」
琢磨は小声でそう言い、笑みを作った。