自分の眼から熱い何かが吹き出ている。片方だけ。もう片方の目でジュリアンテを見る。刀を降り下ろしている。
琢磨(熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い?)
ーーーガキィ!
音が聞こえた。金属と金属がぶつかる音。妖夢がいた。妖夢の口が開いたり閉じたりしている。わからない。
琢磨(殺される?殺られる?どうする?)
妖夢が吹き飛ばされた。ジュリアンテはもう一度自分に刀を向けた。
琢磨(嫌だ。死にたくない。殺られたくない)
だったら?
琢磨(...殺ろうか)
そうだ。殺ればいいじゃん。簡単だよ。アイてはせいメイを持っていル。消メツさせレバイい。
琢磨(殺ロウヨ♪)
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ジ「ち、邪魔が入ったが...止め!」
ジュリアンテが再び刀を降り下ろす。だが、その刃は琢磨に届くことはなかった。
ジ「...え?」
なんと琢磨の目の前で刀が消滅してしまったのだ。そして琢磨はゆっくりと立ち上がり...
琢磨「...アハ♪」
悪戯っ子のような笑顔をした。
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氷「狂磨!琢磨が...」
狂磨「狂気に呑み込まれたな...ちくしょう...体から力が抜けてくぜ...」
桜「え?狂気は狂磨が意図的に発生させるものじゃあないの?」
狂磨「ある程度は自分で操られるんだが...こればっかりはどうにもならない。自然発生した狂気は操れない」
琢磨「アハ...アハハ...アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
ジ「気味が悪いわ...とっとと倒れなさい!」
琢磨「タオレルノハ...オマエダヨ?」
ジュリアンテは琢磨に突進した...はずだった。
ジ「消えた!?」
琢磨「ウエ」
ジ「!?」
琢磨が既に空を飛んでジュリアンテに斬りかかる。
琢磨「オワリ!」
ジ(やばい...これは能力で!)
ーーーパキ!
ジュリアンテの背中から何本か肋骨が出てきて琢磨に刺さる。
琢磨「!?」
ジ「リフスブレード!」
そのまま琢磨は投げ飛ばされた。
琢磨「一枚メ!其ノ一「桜花乱戦」!!」
無名刀に桜色のオーラが纏われる。それが徐々に巨大化していく。
琢磨「乱打!」
ジ「...ち!うごああああ!!」
ジュリアンテはどんどん傷ついていく。そこから血が出てくる。
ジ「結界「闇桜」!!」
ジュリアンテの周りに真っ黒な結界が張られる。空中に黒い四角い箱が浮いているように見える。
琢磨「ツッコムヨ!」
氷(...!琢磨下がれ!)
狂磨(ち...クラクラする...)
桜(マスター!!)
無名刀が黒い四角い箱に触れる。火花がまいちる。
琢磨「...ウェ?」
琢磨は地面に吹き飛ばされてしまった。
琢磨(ハハ...ハ?カラダガ?ウゴカナイ??)
琢磨の意識が薄れていく。
ジ「危ない...本当に危なかった...」
琢磨「ウゴケ...ウゴケヨ!オレノカラダァ!!」
ジ「これで終わりよ!結界によるプレス!」
黒い四角い箱が落ちていく。そのまま琢磨を下敷きにした。
ジ「ふふ...勝ちね...」
琢磨の体はボロボロだった。見た感じではわからないが骨が折れ、臓器がめちゃくちゃになっていた。
琢磨(...)
琢磨の体は起き上がらない。辛うじて息がある程度。虫の息。だがジュリアンテはそうとわかっていながらも止めをささなかった。させないのか情けなのかはわからない。