東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[29].VSジュリアンテ その3

琢磨(...んにゃ?何だここ?)

 

琢磨は見知らぬ...というか真っ暗な空間で目を覚ました。

 

琢磨(一体どうなって?...看板?)

 

琢磨のすぐそばに看板があった。そこには矢印が書かれていた。

 

琢磨(こっちに行けってことか)

 

矢印の方向に従い進んでいった。

琢磨(なんだこりゃ...)

 

歩いて数分。するとそこには桜並木があった。何m続いているか分からないほど咲き誇っている。

 

琢磨(桜並木...進んでみるか...)

桜並木を進んでいった。

 

琢磨(う~ん...そろそろ着いていいんじゃあないか?まあ、どこに向かってるかわからないけど)

 

?「次に行く準備は出来ますか?」

 

琢磨(...ん?)

 

琢磨の目の前に見慣れた姿をした人物が現れた。

 

琢磨「お前...妖怪少女?」

 

狐「私は妖怪少女をじゃありません!狐って言うしっかりとした名前があります!」

 

琢磨「そっか。じゃあ狐、何でここにいるんだ?」

 

狐「ふぅ...いや?お兄ちゃんの息が虫ですのであきらめて次に行こうかと」

 

琢磨「え?ちょ...ちょっと待てよ」

 

狐「死んで次に行くより生きたまま次に行く方がいいでしょう。半霊なので半分死んでますが」

 

琢磨「おい!」

 

琢磨が声を荒げた。

 

琢磨「死にそうだから次にいく?死ぬより生きたままで次に?ふざけんじゃねぇ!それなら仲間を守り死んだ方がマシだ!どんなにきつくてもどんなに絶望的でも諦めねぇ!」

 

狐「そうですか...では、せい」

 

狐が琢磨の胸を軽くタッチした。

 

琢磨「何を...うごあああ!?」

 

急激な痛みが襲ってきた。

 

琢磨「な...何だよ!何でだよ!痛い!痛すぎる!」

 

狐「それが今の状態です。骨が何本か折れ、内蔵はめちゃめちゃ。さらに狂気状態になったので疲労が凄まじいです。普通の人間なら死んでますよ?」

 

琢磨「うがが...」

 

狐「では質問です。あなたはジュリアンテに勝てますか?」

 

琢磨は首を振らなかった。

 

狐「じゃあ仲間を守れますか?」

 

琢磨「....................................ああ!」

 

声と共に力強く首を縦に振った。

 

狐「では行ってきてください。そして...勝ちなさい」

 

琢磨「...え?」

 

霊夢『勝ちなさい』

 

その時の狐の姿は何故か霊夢にそっくりに見えた。

透「...あいつ能力使いすぎだろ!」

 

人里の祭り客を避難させる間に透は愚痴をこぼしていた。

 

透「?これは...日記?」

 

透の足下に日記が落ちていた。かなりの年期が入っていそうな日記だ。

 

透「どれどれ...これは!?」

 

8月○日

ついに完成した。これで西行妖につければ完成だ。私は今、全人類の科学力を越えたのだ。暴走するのが楽しみだ。

 

8月●日

おかしい。完成したのに作動しない。動け!動けよ!なぜだ!ミスはひとつもなかったのに!?...まさかスキマか?

 

8月◎日

ち...また作り直しだ。これからの研究経過は別のノートに写すことにする。3日しか書いてないが再びこれを開くとき...全てに決着がつく。

 

透「西行妖!?なんで妖怪桜の名前が...」

 

日記の裏表紙を見る。そこには...

 

『著作 カリスト』

 

透「まさかカリストの目的は...幽々子の人間の時の体か!?」

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