東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[30].VSジュリアンテ その4

琢磨「うぐ...体の節々がいてぇ...」

 

桜(マスター!)

 

琢磨「桜の声が聞こえるってことは...まだ半分生きてんだよな?」

 

ジ「馬鹿な!?あれだけの傷を負って何故生きていられる!」

 

琢磨「そんなの知らん」

 

ゆっくりと立ち上がる。

 

琢磨「でも...俺は仲間がいるから立ち上がれた。さぁ...仕切り直しだ」

 

能力カード...同調...剣術を扱う程度の能力「魂魄妖夢」

 

琢磨は能力カードを使い、妖夢の姿になった。

 

琢磨「...連携スペル...咲夜の時はあまりにも強大な力を組み合わしたから暴発したが...今ならいける」

 

其ノ一「桜花乱戦」+断命剣「冥想斬」=連携符「冥想乱戦」

 

琢磨「骨も断ち、肉も斬る...」

 

琢磨が無名刀を天に掲げる。

 

ジ「...」

 

琢磨「このスペルは想いを斬り、冥を渡す。つまり...」

 

琢磨が思いきりに無名刀をふりおろした。

 

琢磨「これで終いということだぁぁーーー!!」

 

その瞬間、巨大な桜色の気がジュリアンテに襲いかかった。

 

ジ「...流石...ね...」

 

ーーードゴーーン!!

 

琢磨のスペルは確実にジュリアンテを斬った。ジュリアンテは消滅し、この場には既にいなくなっていた。

 

琢磨「...勝った...そうだ!他の皆は!?」

 

?「大丈夫よ...」

 

琢磨「霊夢?...な!?」

 

霊夢が魔理沙の肩を借りながら歩いてきた。

 

琢磨「何だよその傷!」

 

霊夢「私の心配より...妖夢は?」

 

琢磨「あ...」

 

ジュリアンテに途中で吹き飛ばされた妖夢の存在をすっかり忘れていた。

 

琢磨「妖夢!大丈夫か!?」

 

妖夢「大丈夫...です...」

 

琢磨「そうか...」

 

一安心。

 

透「琢磨!」

 

琢磨「ん?透もいたのか。てか穂乃花は居ないのか?」

 

透「穂乃花はパチュリーが治療中だ。それよりも!幽々子が危ない」

 

琢磨「え?幽々子が?こりゃまたなんで」

 

透「実は...」

琢磨「何だって!?敵は一人じゃない!?」

 

透「そう。この日記に書いていたが西行妖には人間の幽々子を使ってある妖怪が封印されているんだ。それを復活させるらしい...」

 

妖夢「透!じゃあ急いで...」

 

霊夢「...結界が張られているわ。これじゃあ白玉楼には行けないわね」

 

魔理沙「そんな!?じゃあもう手はないのか!?」

 

透「...まだある」

 

琢磨「あるのか?それなら早く!」

 

透「それは...ワープを使えばなんとかなる。だけど二人専用だ...」

 

透が一枚のスペルを取り出した。そこにはワープ装置らしきものが描かれていた。

 

霊夢「それなら妖夢と琢磨で行ってきなさい」

 

琢磨「え?何で?」

 

魔理沙「ああ、妖夢も琢磨も白玉楼の住民だもんな!」

 

妖夢「そういう理由ですか...」

 

透「じゃあ...ワー符「瞬間的移動」...」

 

皆の前に二人サイズのワープ装置らしきものが現れた。

 

琢磨「じゃあ妖夢...」

 

妖夢「はい...」

 

二人が中に入った瞬間、二人の姿は消え、装置の動きが止まった。

 

透(頑張ってこいよ...琢磨!)

妖夢「琢磨さん...」

 

琢磨「ん?何だよ?」

 

妖夢「ここで言うのもなんですが...この魂魄妖夢は...あなたのことが好きです」

 

琢磨「え?それってプロポーズ?」

 

妖夢がゆっくりと頷いた。

 

琢磨「そうか...俺もだ...妖夢」

 

琢磨は自分の唇で妖夢の唇を塞いだ。

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