東方桜見伝   作:ゆっくり風間

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[31].散る桜は季節の名のもとに

琢磨(急過ぎる展開も考えものだな)

 

白玉楼に到着。

 

妖夢「ケホ...外見的には変わってませんね」

 

琢磨「...桜か?」

 

妖夢「桜?」

 

琢磨「ああ。桜が散りはじめている。白玉楼じゃあ夏には散らないだろ?」

 

数日前、幽々子が白玉楼の桜について教えてくれた。ここの桜はある一つの桜以外夏と春に散ることはないと言っていた。

 

妖夢「ということは敵の目的は?」

 

琢磨「桜を散らすことか?だとしたら何故...」

 

妖夢「...!?...そういうことでしたか」

 

琢磨「分かったのか?」

 

妖夢「はい。ここの桜は『桜花結界』と言う特殊な結界を張るんです。この結界は冥界から溢れる力をおさえています。そして秋と冬...結界は一時的に解け、幻想郷には妖怪が溢れます。冬に目覚める妖怪などがいい例ですね」

 

琢磨「ある一つの桜以外...まさかとは思うが...西行妖が狙い...」

 

妖夢「え!?それなら急がないと!」

 

琢磨「そうだな。能力カード...風を操る程度の能力「射命丸 文」!トップスピードだ!」

 

文の速さを使い、西行妖の根本に向かった。

西行妖...今もなお死を誘い続けているここ白玉楼に咲き誇っている桜の木。生きていた幽々子の体(魂)と紫の封印によって『何か』が封印されている。

 

琢磨「敵は『何か』を復活させようとしてんのか!?」

 

その『何か』は何者なのかはわからない。善なのか悪なのかもわからない。それなら...

 

琢磨「封印を解こうとするものを倒す!」

琢磨「着いた...え?」

 

西行妖の根本に到着。しかし...

 

妖夢「何ですかこれ!?なんで紫様が...」

 

ーーー倒れているのですか!?

 

目の前に広がったのは、倒れている紫とそれを見下している男がいた光景だった。

 

琢磨(やたらとえぐられた地面がある。ということはさっきまで紫はこの男と戦っていたのか?)

 

男「...お早い到着で...琢磨」

 

琢磨「!?...俺を知ってるのか?」

 

男「知っているともさ...お前の過去すらもな...」

 

琢磨「.......................教えろ」

 

男「過去の記憶を?」

 

琢磨「.........................ああ」

 

男「いいのか?思い出しても?...言っても答えはNOだけどなぁ!」

 

男が振り向く。

 

男「ここにいる紫とかいうやつと一緒にしてやるよ!」

 

琢磨「やってみろ!できるならなぁ!」

 

妖夢「私も!」

 

カリスト「名乗らせてもらおう。俺の名前はカリスト...さっきまで戦ってたジュリアンテと同じ存在だ!」

 

カリスト、琢磨、妖夢は戦闘体制をとる。

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