「やっぱ、山は良い物です」
木々が茂る山頂
そこに十代前半の女顔の青年がコーヒーを飲みながら夜空を見上げて居た
近くにはテントも有り、ラジオの曲を流しながら、魚を火で焼いていた
しかし魚の半面が生なので完全に焼けてはいないように見える
「人間は自然に帰った方がいい、という言葉は間違っていませんね
・・・ユニバース、まさにユニバース!!」
<落ち着かれたらどうですか?>
青年のポケットから男の声が聞こえた
「あ、すみません」
<はぁ、まったく>
青年がポケットから出したのは、最新鋭型のスマートホン
そのスマートホンには男性の顔が映っており、呆れた顔をしていた
<マスターは自然好きなのは前々から知っておりますが・・・少しは自重してください>
「ん~、それはちょっと困りますね」
<マスター・・・>
男性は泣き顔になる
「あはは、善処しますよ・・・」
<お願いします、本当に・・・あ、マスター、御当主様からメールです>
「兄さんから?」
<はい、御読みになりますか?なんなら私が読みますが>
「なら読んでください、兄さんの事です。どうせ変な事を言うに決まってます」
<では、失礼して
ロイだ、もし読んでいる頃は夜分だと思う、そこは申し訳ない
早速だが、お前は高校に進学しなかったそうだな・・・
まぁ、そこは聞かないがお前しか頼めない事がある>
「ほら、嫌な予感が的中した」
<続けます
日本がISの男性操縦者を見つけたそうだ、もう分るな?>
「・・・、入学しろと」
<その通りでございます>
男性は、スマートホンの液晶画面内で身体を表して一礼をする
男性は執事服を着ており、紳士さを現していた
「否定権は?流石に兄さんも強制は・・・<残念ながら諦めた方がよろしいようです>
どういう事です、教えてくれませんか?」
<理由は、コチラでございます>
男性は、いくつかの映像を出し、日本のニュース番組をチョイスした
「「り、臨時ニュースです!!アメリカ合衆国に滞在しているロイ・スターリー氏が男性のIS操縦者を隠し持っていたという事実を発表し、世界で二人目の男性操縦者が見つかりました!」」
「・・・、あの愚兄がぁああああ!!」
<マスター、落ち着いてください!口調が変っても女性が吼えてるしか見えません!>
「うるさい!!あの日は黒歴史なんだ!僕は男だ!!僕は!」
<存じております!私、戦闘執事プログラム、このニニギ!何年の付き合いをしていると思いますか!
マスターは日本IMチャンプである事も存知でおります>
「そうだね、うん、そうだ・・・僕は男だ」
<そうです!マスターは男の娘です!>
「そうさ!よし!早くアメリカに行って兄さんをぶん殴るぞ!」
<その意気ですマスター!>
「と、そう思っていた時期も有りました・・・」
「お前、旧キングに勝つという自信が有ったのか?」
<結論、ヤケクソだと>
<結論から言いますと、やはり無謀でしたか>
銀のIMを纏ったロイは、プログラム二名と一緒に前回映像に出ていた赤のIMに向かって色々言っていた
ちなみに赤のIMは倒れている、このスーツ着用者は皆様が察した通り、先程の女顔の青年だ
「まったく、おいロラン・・・この(IMバトルの)勝負に勝ったんだから、ちゃんと入学しろよ?」
「・・・はぃ」
主人公ロラン・スターリー、IS学園に入学決定