<マスター、マスター?>
「なんですか、ニニギ」
<ねえ、今どんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?>
「・・・、ちょうど良い所にゴミ箱が有りますね、しかもシュレッダー付きのが有りますね
流石IS学園、丁度良いのを提供してくれます」
<すみませんでした、申し訳ありませんでした>
「なら、お返しに言いますね。・・・ねえ、どんな気持ちですか?」
<おふぅ・・・、切り替えしが痛い(T-T )>
ロランの周囲は女、女、女、という視線がロランに注いでいた
世間は外見を九割で判断するというが、さてロランの顔は何だと言うならば女顔だ
さらに制服は男物である、もしロランの事を知らない輩が見れば男装した女子生徒がいると思うだろう
「帰りたい、お家に帰りたい・・・」
<マスター、落ち着いてください口調が変です。そして胃にストレスが溜まりぱなしですよ>
「お願いだよ、帰らせて・・・間に合うからさ」
<手遅れです、間に合いません>
「・・・」
この後、ロランは泣いて寝てしまった
「「「きゃあああああ!」」」
「んあ?」
ロランが起きたのは、女子生徒達の歓喜が始まった時だ
周囲は「千冬様ぁあああああああ!」と叫んでいたりして五月蝿さというより喧(やかま)しいと言った方が良いだろう
「・・・ニニギ、状況を」
<はい、マスター。
今はホームルーム中で、マスターと同じIS操縦者である織斑一夏のつまらない自己紹介を終えた後、姉であり、ここのクラス担任である織斑千冬が来た瞬間に出席剣エクスカリバーを弟に叩き込みました>
「なるほど、・・・そして有名人が来て、こんな馬鹿騒ぎを起したと」
<さよう、でございます>
「そして貴様は何と話している」
「・・・え?」
ロランがニニギと会話をしていると横から声がした
ロランは横を見ると黒髪美人の担任、織斑千冬がエクスカリバー(出席表)を構えていた
「す、すみません・・・ちょっと混乱してしまって」
「そうか、で?」
「へ?」
「今は自己紹介している最中、お前は携帯のAIと御喋りとは」
「・・・、申し訳ありませんでした」
「・・・まぁ、良い
とにかく注意したぞ、そしてお前の番だ」
「?」
回答者という板が現れ、ロランは困惑するが周囲の視線を感じ、「僕が自己紹介する場面ですか」と言いながら立ち上がる
「ロラン・スターリーです
性別は男、趣味は鍛錬と日光浴、キャンプです
嫌いな物は騒がしい場所です
でコチラは」
<私、ロラン様のサポートAIのニニギと申します>
「以上です」
「「「・・・・・」」」
「?」
ロランは首を傾げた瞬間
「「「キタ-------!!!!!!」」」
「生の男の娘だ!!」
「一×ロラに決まりね!」
「え、嘘でしょ・・・男?」
「なんかAIが執事でカッコいい!」
ロランは思った、今すぐ退学したいと