スカーレット姉妹万歳!万歳!万歳!
俺も仲間に入りたい!あ、俺スカーレット姉妹の長男や!やったで工藤!!ありがとう工藤静…!!
「……大学全落ちしたし、浪人怠いから幻想郷に帰るか」
ボロアパートの薄暗い4畳半の室内に立ちながら、大学入試に落ちた俺は虚しく悲しいこの気持ちを拭い去る為に誰に聞こえるわけもない独り言を呟いた。
まぁ、元々自分の偏差値よりはるか上の大学一校のみを受けたから落ちることは分かっていた。
でも実際落ちたら流石に落ち込む。
浪人する気もなければ、3月入試にかける気力も無いので逃げる気持ちで、久々に幻想郷に帰ることにした。
「あ〜と……確か、こうだっけぇ?」
何もない空間に手を掲げる。
まぁ、当然なにも起こらない。
紫ならこの空間からスキマを生み出せるのになーと考えるがまぁ、意味ないし、なんか紫のドヤ顔が思い浮かんだのでとりあえず考えることをやめた。
「はぁ〜、困ったな。どうやって戻ろう」
やばい、戻り方が分からない。
そもそも本当は幻想郷に戻る気は無かったから、戻り方なんて考えても無かったし紫に聞いても無かった。
とりあえず帰り方が分からないのでどうしたもんかと座り込んだ。
「……………あれ?……んん?………んん!?」
座り込んだ瞬間、俺は意表を突かれた。
さっきまでボロアパートだった室内が一転、なんか豪華な部屋に変わってるんだもん。
そりゃ、驚くわ、いや本当マジで。驚きすぎて残尿が少し出たわ。
まぁ、そんなことは置いといて、いや何処ぞ?此処何処ぞ?
「何処ぞ?此処何処ぞ?……あ、やべっ、セリフと地の文被ったわ」
「なんぞや?なんぞや?」
まぁ、言い直すわな普通。
いやだって地の文で言われたことを俺がまた言うとか馬鹿じゃん。
ポケモンで言うなら、メタモンがメタモンに変身するようなものだからね。
「っと、とりあえずマジでここ何処だ?夢の中か?遂にのび太並みに寝るのが早くなったか?」
「こんな早く寝れるならディエスイレのシュライバーよりはやく動けんじゃね?」
「よし、やってみよう。はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ダメだった」
「いや、無駄にドタバタ走り回っただけだったわ。しかも久しぶりに走ったから超息苦しい」
「やばい、超息苦しぃ」
全く知らない場所で、とりあえず動きまくった俺は右脇腹が凄く痛いと思いました。
次からは気を付けます。
「まぁ、こんな茶番はお終いにして……そろそろ真面目に考えるか」
「とりあえずこのリアルな疲労からして、夢じゃないのはたしか」
「となると……異世界か?何者かが俺をさらった……」
大学入試以来久しぶりに頭を働かせてめちゃんこ考えたばい。
考え過ぎで頭が下がり痛くなってきた、いやもしかしてさっき動き回ったから頭痛いんじゃね?
まぁ、どっちでもいいか。
「そう考えると辻褄があう。何者かが俺の力に気付き異界へと連れ去った。そしてここは恐らく宮殿……」
「幻想郷もあるから、異界があっても可笑しくは………ん?幻想郷?んん!?」
ま、まさか……
「ここ…………幻想郷………か?」
「逆に幻想郷じゃなかったら何処よ?」
「!?お、お前は……………紫!!」
次回に続く!!多分!