「やっと、やっとだ・・・」
二月下旬。冬の寒さがまだ色濃く残るこの季節。
僕はようやく、本当にようやく、マイホームを手に入れた。
といっても、決して立派とは言えない。前の家に比べれば、いや、今まで生きてきた中で一番ボロボロの長屋だ。
広さなんか人二人が寝ればそれだけでもうギチギチだし、家具なんか置ける場所はない。
それでも、マイホーム。賃貸だけど。管理人のおじいちゃんはこんな身元不明の怪しい男を受け入れてくれた。
約二か月の間。二か月も僕は宿無し、ホームレスだったわけだ。
お、おお。文字にすると辛いものがあるな。
なんにしても、これでようやく。僕は元の生活に戻れた。
はずだった。
「ここが、私と雪ちゃんの愛の巣になるんだね//穂乃果、頑張るよ」
はずだったのに。
なぜこうなったのか。
時を二日前に戻そう。
「「「「「「「「「ねえ、雪?これは一体どういうこと?」」」」」」」」」
あ、違った。これはもうちょっと後だった。
とりあえず、一番初め。ホームレス生活から抜け出した二日後。
僕は、そのことをみんなに報告していた。
家を見つけるまでの間、みんなの家に居候させてもらっていたのだ。最後のほうなんかは、もはや当初の目的を失いつつあったけど、それでもそういうことだったのだから。
ちゃんと決まったことを伝えておきたかった。
「え?雪ちゃん家決まったの?良かったね」
「うん。それで穂乃果たちにもちゃんとお礼を言っておこうと思って」
「ええー、ことりはもうちょっと後でも良かったと思うけど」
「そうそう。お泊り楽しかったにゃ」
もう凛なんかは完全にお泊り楽しい、に頭がシフトチェンジしていた。
「いやいや、そういうわけにはいかないんだよ」
実際現実問題として、僕は慣れすぎてしまっていた。
みんながいる家というものに。誰かがそばにいるということに。
それは、きっと、僕が僕であるためにはいけないことだと思う。
僕のすぐ後ろには、いつだって孤独が付き添っていて。それは死ぬまでそうなんだと確信できる。
もしかしたら、僕だけじゃなく、生きとし生けるすべてのものには、孤独が付きまとっているのかもしれないけれど。
でもだから、僕はひとまず元の生活に戻さなきゃいけない。
家に帰っても、明かりもなく音もしない。誰もいない、あの場所に。
「そうです。な、なんだったら私が養ってあげてもいいんですよ?」
「え?ホントに?」
おい僕。さっきの決意を思い出せ。揺らいでんじゃねえ。
「でもあれやん?一人暮らしってことは、女の子連れ込み放題ってことやんな?」
「いや、やんな?じゃないよ。全然違うよ。そんな目的ないよ?」
「ほんとかしら?」
「あれ?絵里先輩?なんで疑ってるの?」
「連れ込んだら殺すわよ」
「あれ!?おかしいな!にこちゃんの口から殺すって聞こえた!ごめんね!僕の耳がおかしいみたい!」
「いやその前に突っ込むとこあるでしょ?」
「うん?」
さっきから、真姫ちゃんはわなわなと拳を震わせたまま微動だにしていない。
「私の家!!まだ来てない!!」
・・・・・ああー。
確かに、真姫ちゃんの家だけ行ってなかった。真姫ちゃんの家に行く前に家が決まっちゃってた。
「なんで!!」
「いやー、ほら。色々と都合というか、めんどくさかったというか」
「どういうことよ!!」
これに関しては、あまり真姫ちゃんの目を直に見れない僕である。
とにもかくにも僕はようやく宿無しホームレスという肩書を脱ぎ捨て、新たな一歩を踏み出すことに成功したのだ。
成功したはずなのに。
目の前には真姫ちゃん。部室に二人きり。それも若干涙目。罪悪感にかられる僕。
いや、なぜ罪悪感を感じているのか。ていうか、なぜ真姫ちゃんが涙目になっているのかがわからない。
「・・・・家」
「へ?」
「家!連れていきなさいよ」
そっぽを向いて、心なしか顔が赤い真姫ちゃん。
「・・・・ええ」
僕は、あまり家に人を入れたいとは思わない。
家とは即ち個人情報の密集地である。自覚していない自分というのが、家には現れる。案外ガサツだとか、コンビニ弁当ばっかりだとか。
そういうのを、あまり知られたくはない。
だから、僕は家に人は近づけたくなかった。
それはこの家でも例外ではなく。
「・・・・・・・」
「わかったよ」
キッと睨む彼女の顔に、けれど僕は勝てなかった。
「・・・・・へー。で、ここ一帯があなたの家なの?」
「いや。僕の家はこの一部屋だけだよ」
ボロボロの長屋は僕の部屋以外にも空き家が十数とある。その全部が僕の家だと、真姫ちゃんは勘違いしたみたいだ。ホントお金持ちってヤダ!
若干惨めな気持ちに浸っていると、なんだか真姫ちゃんの様子がおかしいことに気付く。
「―――――――――――。」
なんだか部屋を一通り見たかと思うと。
「私、今日からここに住むわ」
「・・・・・ええ!?」
急に何言いだすんだろうと、このとき思った。
「だって!私だけ雪と過ごしてないだなんておかしいわ!」
「おかしくはないよね!?」
「お、おかしいのよ!とにかくおかしいの!」
そう強く言われてしまうと、僕としては何も言えない。
むーっ、と何が何でもここに居座るという強い意志を感じてしまい、僕は。
「わ、わかったよ」
承諾してしまった。
そして、ここから僕は地獄のような歯車に巻き込まれていくことになる。
しかし、承諾したはいいが、もしこれが他のみんなにバレたらそれこそ殺されそうだ。
先の会話を思い出し、背筋が凍る。
なんだか不倫でもしている気分だ。笑えねえ。笑えねえんだよベッキー。
「ねえ!荷物ここでいいかしら?」
「早いね真姫ちゃん」
自身の荷物を取るためにいったん帰った真姫ちゃんは、電光石火の勢いでとんぼ返りしてきた。
キラキラとした瞳が抑えきれていない。
「よし」
なんだかひどく満足気。僕はひどく憔悴気。
「お腹空いたでしょ?ご飯作ってあげるわ」
そう言ってキッチン(とはお世辞にも呼べない代物だが)に立つ真姫ちゃんを見ていると、なんだか結局元の生活に戻ることはできないかもしれないと思う。
一度知ってしまったら、一度味わってしまったら。きっと、もう元のまんまじゃいられないのかもしれない。
そんなことを思いながら真姫ちゃんと一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、そんでもって。そんでもって。
「お布団、一つしかないわね」
あとは、もう、寝るだけだ。
「そうだね。真姫ちゃん使いなよ」
流石にお客さんに畳で寝ろなんて言えない。
「何それ意味分かんない」
しかし、真姫ちゃんは掛け布団とともに、僕に覆いかぶさってくる。
布団の温かさと、真姫ちゃんの体温が同時に感じられて、顔がすぐ近くでなんだか恥ずかしい。
「いや、あの」
「いいでしょ。別に」
そういって微笑む真姫ちゃんは、なんだかいつもの真姫ちゃんじゃないようで。
「・・・冷たいのね」
一瞬、何のことかわからなかった。遅れて、手を握られているのだと分かった。
柔らかさと、しっとりと肌に吸い付くようなその手のひら。
「冷え性だからかな」
「じゃ、暖めてあげるわ」
言葉とともに、不意に手を引っ張られた。
その感覚にぎょっとする。
引っ張られたその先には、柔らかい太もも。その間に、僕の手はみっちりと埋まっていた。
「真姫ちゃん?ドッペルゲンガーじゃないよね?」
真姫ちゃんって、こんなんだったっけ?なんだかいつもの彼女じゃないようで、ドッペルゲンガーって言われたほうが信じるんですけど。
「失礼ね。・・・・私だって、攻める時くらい、あるわよ」
顔を俯かせる真姫ちゃんに、僕の顔はいったいどんな表情だっただろうか。
けれど、嬉しかったんだ。この時は本当に、悪くないやってそう思った。
「雪」
びくぅと自分の名前に大袈裟に反応してしまう。
「う、海未」
昨日のことを思い出して、なんとなく真姫ちゃん以外のみんなとは顔を合わせづらい。
なぜか、真姫ちゃんは僕の家に泊まっているということをみんなに秘密にしていた。まあ、言ったところでめんどくさくなるだけだし、本当に殺されそうなので別にいいのだが。
小心者の僕としてはなんだか一抹の罪悪感を感じずにはいられないのだ。
「あなた、ご飯はちゃんと食べているのですか?家は散らかっていませんか?男性の一人暮らしなんてロクなものじゃないでしょう?」
「オカンか!そんなことないよ!全国の一人暮らしの男性に謝れよ!」
「そんなことはどうでもいいんです!とにかく、私がご飯とか作りに行ってあげますから。住所教えてください」
「いやだ!」
そっぽを向きながらもしっかりと要件だけは伝える海未に、僕もしっかりと拒否の姿勢を見せる。
「なんでですか!」
だって、今来たら真姫ちゃんとばったり鉢合わせしちゃうじゃないか。そんでもってまた僕がボコボコにされる未来しか見えないんだ。今までの60話で僕は学んだんだ!
「・・・・・まさか、女・・・・・?」
うわあ!なんでこういう時ばっかり勘がいいんだ!
ぎょろりとこちらを見る瞳が怖い。
「そんな、そんなことあるわけないじゃないか!まだ家には誰も来たことないよ?」
あ、やばい。この話の持っていき方はやばい。
なんだか脳内で、静かに王将を詰んでいく海未の姿が見えた。
「じゃあいいでしょ。私が、その、雪の〝初めて”になりますから」
初めてを強調する海未のことはさておき、これはマズい。非常にマズい。
このままじゃ真姫ちゃんと鉢合わせてしまう。
完全に家に来る気でいる海未の気を今から変更させることなど僕には無理だ。
そこで閃いた。閃いてしまった。
空き部屋があるじゃないか、と。
「まったく、海未は仕方がないなー。そんなに言うならいいよ。来なよ家」
閃きによる興奮で、若干気が大きくなっていることは許してほしい。
「ほんとですか!?じゃあ今行きましょう!すぐ行きましょう!」
「え?今?」
あっけなく、大きくなった気は吹っ飛んだ。
空き部屋を使っていいかどうか、了承なんか取ってないけど。
どうせ、面白いものでもないんだ。飽きたら買えるだろうし、ま、いっか。
けれど、僕の認識は甘かったと言わざるを得ない。
「あの、海未さん?その大きい荷物はいったい?」
「これは、あの、アレです。アレがアレしてアレなんで、アレなんで持ってきたんです」
「いやその肝心のアレを説明してよ!具体的なこと一つも言ってないよ?」
なんとか海未を空き部屋に誘導することには、成功した。といっても、空き部屋どうしは隣り合わせだから、ひょんなことでバッタリなんて笑えない。
くそ、なんだこの二股をかけているような気分は。死にたくなってくる。
ていうか、もう完全に泊まり込む気じゃないですか。荷物パンパンに詰め込んでるじゃないですか。
やばい。危険度が右肩上がりに上昇している気がする。
「ねえねえ雪ちゃん。雪ちゃん家に遊びに行ってもいいかにゃ?」
「駄目だね!」
もう無理。海未と真姫ちゃんだけでもう精いっぱい。
「誰と話してるんですか?」
後ろには海未。電話相手は凛。
「ええー!行きたい行きたい行きたい行きたい!行きたーい!!」
「女の声・・・・?」
うわあ!めざとい!
「わ、わかったから。あまり大きな声出さないで」
「あれ?雪ー?まだ帰ってきてないのかしら?まあいいわ」
隣から聞こえるのは真姫ちゃんの声。
「あら?今の声――――――――、」
「海未!!」
何かをごまかすように、思いっきり海未に抱き着く。シャンプーの香りとか、色々もろもろ感じられるけど今は全部どうでもいい。
「――――――――あ///」
よし、どうやらごまかせたようだ。
・・・・・あれ?なんか僕今凄いクズじゃね?ゲスの極みじゃね?
しかし、今自己嫌悪に陥っている暇はない。なんとかこれ以上人を増やすことなく、危機を回避しないと。
「ちょっと、用事思い出した。すぐ帰るから待ってて」
「はい、あなた///」
なんか、とろんと蕩けた表情をした海未だが今は構ってられない。
「あら?雪、お帰りなさい」
「た、ただいま」
わずか数メートル走っただけなはずなのに、鼓動が鳴りやまない。
「今日は冷えるでしょ?だから温まろうと思って、今日は鍋にしたの」
スーパーの袋を携えた真姫ちゃんに、僕は曖昧にしか返事ができない。
完全に心ここにあらずだった。
そんな時、一つの足音が聞こえる。
凛だ。
勢いよく玄関から飛び出す。おバカな凛はどうやら部屋を間違えたらしい。今はありがたいけど。
「雪ちゃー「し、静かに!」」
声が聞こえるか否かのすんでのところで、凛の口に蓋をすることに成功。
「ここ隣人が恐ろしく怖いんだ。大きな音たてたらおっかない人たちに食べられちゃうから静かにしててね」
「」(コクコク)
鬼気迫る僕の顔がよっぽど怖かったのか、凛は涙目で何度も頷く。
あと、遊びに来たといいつつやっぱり荷物持ってる。
「じゃあ僕、隣人に謝ってくるから。待ってて」
そう言い残して、真姫ちゃんのもとへ。
「いやー、なんかトラブル起きちゃったみたい。ほんとここら辺怖い人ばっか住んでるから」
「そうなの?大丈夫だった」
「ああ、ダイジョブダイジョブ。ちょっとぶん殴ってきただけだからあっはっは」
ピンポーン。
間抜けな音が鳴り響く。インターホンだ。
「あれ?またトラブルみたい!ちょっと行ってくるね!鍋の用意してて」
「え、ええ。わかったわ。いってらっしゃい」
玄関から飛び出ると、真向かいに花陽。
「ど、どうしたの!?ていうかなんで家の場所が!?」
「あ、これお米ね、送られてきたんだけど余っちゃって。雪君にお裾分け」
「あ、ああ。ありがとう」
あれ?僕の質問無視?
でっかいキャリーケースからお米をだす花陽。ちらと日用品とか見えたのには見えなかったふりをしておこう。
「ありがとう、花陽。じゃ僕引っ越したてで忙しいからこれで・・・・」
「駄目だよ雪君。お米の管理とかしっかりしないと虫が沸いちゃうんだからね」
「いや、あの、ホントマジで僕忙しいっていうか」
お米が絡んだ花陽は無駄にしつこい。
花陽と押し問答を繰り広げていると、不意に前方から気配。
ことりだった。
その姿を見つけた瞬間、思いっきり花陽を家の中に押し込み、後ろ手で玄関を閉める。
「あ、雪君。来ちゃった♪」
まっさらな笑顔のことりに僕は「ああ、来ちゃったんだ」って顔しかできない。
先の行為を見られていないか、花陽が声を出さないか。鼓動がバクバクとうるさい。
「なんでここが?」
冷静を装って、一応聞いた。
「女の勘♪」
なにそのGPSみたいな便利な勘。僕もほしいんだけど、どこで売ってるのそれ?
「そ、そっか」
「とりあえず、家、上がらせて?」
問答無用だった。
「うん、あの。いいけど、今僕忙しくてさ、ちょっと待っててくれる?」
「うん!大丈夫だよ。私もいろいろ家を改造・・・・しておきゃなきゃだから」
いや怖いよ!なに改造って!?あと・・・使うなら否定してよ!なんでそのまま続けちゃうんだよ!
急に家を空けるのが怖くなってきたけど、もう致し方ない。ここただの空き部屋だし、いっか。よくないけど!
くそ、ていうかやばい!もうすでにケツに火が付いたような状態だけど、これ以上はマジでやばい。
なんでって、すでに半分がこの狭い長屋に集結してるんだよ?詰みまであと少しじゃん。
何とかしようと思う前に、破滅へのピースがまた一つ。
「あら?雪君やん?偶然やね。いや偶然ここら辺通りかかったら偶然雪君が見えてな。もしかして偶然ここは偶然雪君の家?いやー、偶然やわー」
も、絶対嘘だよ!どんだけ偶然連呼するんだよ!偶然偶然言い過ぎて偶然がゲシュタルト崩壊起こしそうだよ!偶然!
「希。今僕は忙しいんだ。悪いけど帰って―――――――――、」
希には悪いけど本当にこれ以上は首が回らない。なんでか知んないけどここにくる子全員泊りがけのつもりなんだもん。希も後ろにキャリーバック隠してるもの。何日もごまかせるとは思えない。
だというのに、僕はセリフを最後まで言えなかった。どころか、土下座していた。
だって、希の手にはもうあと僕のハンコだけの、それがあれば完成する婚姻届。
ずるいよー。そんなんだされたらもう僕何も言えないじゃん。
「どうぞ・・・・」
「わー、ここが新しい雪君の家なんやね」
これで六人目。やばい、この流れを何とか止めないと。破滅のパズルが完成してしまう。
「ちょっと、どういうことよこれ」
うわ!ついに恐れていた事態が!?
突然の声に肝を冷やしたが、よくよく見てみると違った。
僕のことなど一瞥もくれないにこちゃんが、勝手に空き部屋に侵入、もとい押しかけている。
ここに僕いるのに。
「全然掃除されてないじゃない。仕方ないわねー。ほら、ほこり散るからあっち行ってて!」
なんか、なんだろうこの寂しさ。
と、とにかく。一度冷静にならなければ、そう思いながらつかつかと長屋を歩いているとふと、既視感。
ザッザッザと同じペースで元来た道を背面歩き。
「絵里、先輩」
「あ、雪。おかえりなさい」
空き部屋の一つに、いた。有無を言わさず、登場すらせずにごく自然にいた。
もはや、通せんぼする努力すらさせてもらえなかった。
八人目。もう、あと一つで完成してしまう。最悪の絵画が。
「どうしたの?」
がっくりと、膝をつく。
もう無理だ。この狭い長屋に八人。その八人全員を鉢合わせすることなく何日もやり過ごす、なんて不可能。
もうこれは言うしかない。
正直に言って、怒られよう。そのほうが絶対いい。
「あの、絵里先輩実は―――――――――」
「そういえば、この家にはまだ誰も入れてないのよね?」
僕の言葉を遮ったその口からは、まるで冷気が零れ出ているよう。
「〝女の子”とか、連れ込んでないわよね?」
「つ、連れ込むなんて人聞きの悪い」
「この短時間で計八人ほどこの長屋におしくらまんじゅうのように詰め込んだり、してないわよね?」
知ってるの!?もうバレてんじゃねえのこれ!?
「い、いいえ」
けれど、僕はこう答えるしかなかった。どっちに転んでも地獄なら、せめて、少しでも可能性のあるほうに。
真綿で首を締められるというのは、こういう感じなんだろうかと、ふと思った。
そんな時に。
「ここが、私と雪ちゃんの愛の巣になるんだね//穂乃果、頑張るよ」
地獄へのピースがいま、埋まった。
どうも、ファイナルラブライブ!高宮です。
6th落選したああああああああああああ!