クロスアンジュ イレギュラーと熾天使の輪舞 作:ヌオー来訪者
新作のGジェネで開発√か設計の組み合わせで関わりそうですね。ガンダムじゃない方のバルバトスと。
『特異点、解放ッ!!』
オペレーターの通告と同時に眼前の雲と蒼空が歪み円形状に『穴』が出来た。そこをドラゴンたちと共にリオスたちは抜けて言った。
「……ここは」
アンジュが呟く。前回は勝手にヴィルキスが転移したのでこうして意識のあるうちに門をくぐったのは初めてだ。
「ここでクイズでぇす! ここは一体何処でしょうか?」
呑気にヴィヴィアンがクイズを出す。答える者は誰も居ない、かと思ったら―――
【確認した。マナの地球だ】
H-1が事も無げに答えた。
『正解です!』
「帰って来たんだ……」
サリアは広がる蒼い海を見渡す。そこには自分やノーマの居場所など無い筈なのに何処か懐かしく感じた。だが……
「到着予定座標から……4万8千もズレている? どういう事ですか、これはッ!」
サラマンディーネの焦る声で、アンジュとサリアは我に返り、フリッツが呟いた。
「嵌められたか」
その呟きでペンドラゴン隊はざわついた。そして次の瞬間、前方から夥しい数の熱源反応が機体のセンサーが喧しく音を立てて反応した。
「各員、回避運動――――ッ!!」
サラマンディーネの叫びは虚しく、無数の熱源反応がドラゴンと機動兵器群に飛来した。……ミサイルだ。ドラゴンは防御用のフィールドを発生させるも、ミサイルの火力と物量に抗えず、蠅たたきで叩かれた蠅の如く海に落ちていく。
「ニア・プライマルアーマーッ!」
リオスは咄嗟にNPAを発動させてエネルギーフィールドを発生させる。セラフの機動力なら回避は容易かも知れないが、ミサイルの量は尋常では無く、一種の『もしも当たった時の保険』だ。
フリッツ機はSFSに乗ったままKARASAWAで迎撃。アンジュ機とタスク機、アルス機もメインウェポンによる迎撃で己が身と味方のドラゴンの身を守った。
だが、全て捌き切れる訳では無く、かなりの量のドラゴンが撃墜された。更に追い打ちを掛けるかの如く、緑色のビームが飛んできて大型ドラゴンの頭を貫いた。
撃ったのは―――黒いパラメイル。漆黒のボディに蒼いラインが走っている。そして頭部にはヴィルキスと同じタイプの女神像らしきものが付いていた。それは何処かエンブリヲが操っていた機体と雰囲気が似ている。
「黒い……ヴィルキス?」
アンジュは呆気に取られ、リオスは舌打ちした。以前見せられた映像に黒いヴィルキスの部隊が、文明にトドメを刺したと言っていた事を思い出す。
黒いセラフだけでは無く、手札はまだ残っていると言う訳なのか。
しかも付近には同タイプのものが―――5機。それだけじゃない、無数の見た事の無い鎧騎士型の無骨なマシンが浮遊している。そのマシンたちは明らかに浮遊には適した装備では無く、緑色の光を淡く放っていた。
「しかもあのヴィルキスじゃない方のマシンが放っている光……マナなの!?」
目標の座標から離れた位置に着いた挙句にまるで待っていたが如く間もなくして放たれた攻撃。フリッツの言う通り『嵌められた』という表現が正しいだろう。
「全軍! 敵機を殲滅せよ!」
サラマンディーネの命令で、全機体とドラゴンが戦闘態勢に入る。それと同時に黒いヴィルキス5機は手持ちのビームライフルを発砲し、無骨なマシンは手持ちの突撃槍型の武器を以て突進を掛けて来た。
無骨なマシンの動きは思いの外速く、まるで人間のような動きをしている。
「くそったれ!」
リオスは毒づきながら、無骨なマシンの対処に入った。
マナの技術はたしかパトカーや車を動かす動力としても扱えるらしい。つまり人型機動兵器を思いのまま動かせてもおかしな話では無いと言う訳か。
一機が手持ちの槍を突き出してセラフに突進を掛ける。
「無謀なんだよッ!!」
対してリオス操るセラフは両腕のパルスキャノンを展開し、迎撃に入る―――が。
接触までに撃墜する事など出来なかった。何故ならば無骨なマシンが光のバリアを展開して、パルスレーザーを受け止めてダメージを軽減したのだから。
「落ちろカトンボォ!!」
無骨なマシンのパイロットが叫び、突撃槍を突き出す。
ここまで丈夫とは想定外だ。だが、クイックブーストで避ける事は容易。機体のアクセルを踏み、QBを発動しようとした矢先、別方向から飛んできた実弾が無骨なマシンの側面を
弾丸が飛んできた方向をリオスが咄嗟に見るとそこにはゲシュペンストMk-Ⅹが複合兵装『
「サリア!?」
「リオス! 大丈夫!?」
「問題は無い。貴官の援護射撃に感謝する!」
リオスは少し焦っていたので感謝の言葉は硬い口調になる。だが、サリアは何とも思っていなかったのかちょっと嬉しそうに笑っていた。
近くに蒼いラインの黒いパラメイルが飛んでおり、それを見かけたリオスは機体をブーストさせた。
間違いなくあの黒いヴィルキスは高性能機だ。しかも現場を取り仕切っているかのような動きだ。ここで落とせば戦力を少しでも減らす事が出来る筈。そう考えたリオスは迷うことなく、パルスキャノンを黒く蒼いラインのヴィルキスに放った。
「アンタが隊長機かッ!」
黒いヴィルキスは腕部のビームシールドを発生させて、パルスキャノンを完全にシャットアウトする。そして接近して振り下ろされたレーザーブレードを回避して距離が開いた所でビームライフルをセラフに放った。セラフはクイックブーストで左右に動くことで回避に入る。
流石隊長機と言ったところか対応が堅実で隙を中々見せない。それにふと、その動きに既視感を覚えた。それにより何となく動きは読めた。
「そこかッ!」
オービットを射出して、回避するであろう位置に火線を集中させてレーザーの雨を放つ。―――が、黒いヴィルキスの指揮官機はそれを読んでいたらしく、オービットをビームライフルで悉く撃墜してしまった。
その動きも最低限で隙は無い。応用力があるとでも言うのか。
その動きに見覚えがあった。何度もシュミレーターで模擬戦をやっていたのだ。直ぐに分かる。
【マニューバパターン、検索完了一致パターン一件】
H-1が察したらしく、データをリオスに提示した。そのデータを見た瞬間、リオスはまるで悪い夢でも見ているんじゃないかという感覚すら覚えた。
援護射撃に入って蒼いラインの黒いヴィルキスと交戦を始めるも、直ぐにリオスと同じく察した。
「シエナ……なのか!」
「シエナ……なの?」
「えぇ。私よ、リオス、サリア」
サラマンディーネとアンジュが何か言い争ってから間もなくして撤退命令が出た。アンジュとタスク、そしてフリッツがその撤退を助けるべく、壁役を務める。
そんな慌ただしい状況下、セラフとゲシュペンストMk-Ⅹは蒼いラインの黒いヴィルキスと対峙していた。
「……何故、お前が。それに生きていたのか」
呆気に取られつつシエナが生きていた事に安堵しながら問い掛けるリオスにシエナは返した。
「それは此方の台詞よ。何故貴方がドラゴンと一緒に居るの。あのヴィルキス……アンジュよね?」
「あぁ……事情は話せば長くなる。でもお前だってどうしてマナを操る奴と一緒に戦っているんだ? 敵じゃないのか」
「いえ、自軍よ。これもエンブリヲ様の意志。エンブリヲ様の命令の下で戦う兵士たち」
エンブリヲ。しかも『様』付けでその名を呼んだ。その名前が出た事でリオスとサリアは『まさか』と思考が一つの可能性に行き着く。サリアは耐え切れず口を開いた。
「悪いけれどエンブリヲにつくのはやめて置きなさいシエナ。エンブリヲは一つ世界を潰している。それだけじゃない、ゴミのように街を焼き尽くして―――!」
言葉を紡ごうと次の言葉を放とうとした矢先、シエナ機のビームライフルが火を噴いた。その弾丸がゲシュペンストMk-Ⅹの肩を掠め、肩部装甲に少し焦げ付く。
「サリア―――幾ら貴方でも、エンブリヲ様への暴言を許さない」
シエナの口から尋常では無い気迫が籠った言葉が出た。
それと同時にリオスには黒い炎にめいたナニカが見えた気がした。
「シエナ!?」
サリアが驚きのあまり声を上げる。そしてそれと同時にH-1が状況を報せて来た。
【ヴィルキスが黒いヴィルキス4機に捕縛されている】
「何ッ!?」
リオスは慌てて後部モニターを表示すると、そこには4機の黒いヴィルキス部隊にワイヤーで捕縛されたヴィルキスの姿があった。
「ご苦労さま。エルシャ、ミランダ、ココ、クリス」
労をねぎらうシエナ。シエナの口から放たれた名前はリオスとサリア、そしてアンジュとヴィヴィアンには聞き覚えのある名前だった。
それにココは生きていたのか。それにより安堵感は増すものの、エンブリヲの味方であると言う新たな絶望がリオスたちに容赦なく殴りかかって来る。
余りにも理不尽な現実。これは夢だと否定したくても現実である事を再度確認させられて更に心が絶望に沈んでいく。
「クソッ! アンジュ、今助ける!!」
「行かせるか!」
リオスがレーザーブレードを展開してワイヤーを焼き切ろうと機体を捕縛されたヴィルキスの方へと向けるが、シエナの黒いヴィルキスがビームシールドでセラフの進行を阻む!
「どいてくれシエナ!」
「いやよ! エンブリヲ様の理想の為―――行かせない!」
ビームシールドとレーザーブレードが衝突し、状況が膠着する。あれこれしている内にも拘束されたアンジュ機に無骨なマシンが槍の穂先を向ける。
「リオス!」
ゲシュペンストMk-Ⅹがシエナ機にグレイブランチャーに搭載されている月光の穂先を振るって光波を発生させる、シエナ機はその光波の直撃だけはすまいと咄嗟に飛び退いた。命中率は低いが当たれば月光の光波は尋常でない火力を持っている。それをシエナは知っていた。
あれこれしている内に、拘束されたヴィルキスはタスクのクラウドブレイカーが発生させたレーザーブレードでワイヤーが断ち切られていた。槍の穂先を向けていた無骨なマシンも、フリッツのアナイアレイター
「くっ、状況が変わった、各員プランBで対応!」
「「「「了解ッ! シエナ隊長!」」」」
シエナの対応は早く、更に部下が見知った顔である事もあって統制力は高かった。それにシエナ自身真面目でとっつきやすい性格をしていた事も大きいだろう。
セラフとアナイアレイター、ゲシュペンストMk-Ⅹ、そしてクラウドブレイカーがヴィルキスの周囲に移動して守るような陣形を取りつつ、5機の黒いヴィルキスから距離を取った。
だが黒いヴィルキスも案山子では無い。再び取り囲むような陣形を取ろうと機体を動かしている。
「くっ、跳びなさいヴィルキス!」
既にドラゴンたちは撤退している。後はリオス機、サリア機、フリッツ機、アンジュ機、タスク機のみだ。どうにかして撤退しなければと思った矢先、アンジュには何か秘策があるのか何か叫んでいた。
「前にも跳べたんだから跳べるでしょ? 今跳ばなきゃ何時跳ぶのこのポンコツ!」
【機械の気持ちも考えて欲しいものだな】
H-1は多分呆れているのであろう。
アンジュはH-1のぼやきを他所にヴィルキスを叱責し続ける。何だかヴィルキスが可愛そうになってきた。
「跳ばないとブッ飛ばしてスクラップにするわよ! 跳びなさいっよおおおおおおお!!」
そんなアンジュに応えてか、ヴィルキスは突如として蒼く発光した。白い装甲がみるみる内に蒼く染まり、取り囲んだ黒いヴィルキスが邪魔者を散らそうと放ったビームライフルが命中する直前に―――
「消えた!?」
シエナが驚愕の表情を浮かべた。眼前に居た筈の機体群は既にこの場に居なくなっている。黄色のラインの黒いヴィルキスに乗っていたミランダは軽く舌打ちし呟いた。
「ドラゴン……化け物は今度こそ根絶やしにしてやる」
その言葉には尋常でない程の呪詛が籠っていたであろう。それを耳にしていたシエナでも気圧されるくらいには。
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気付けば海の上を飛んでいた。
アンジュ機、タスク機、リオス機、サリア機、フリッツ機が跳んだ先には黒ヴィルキスの姿も、無骨なマシンの姿も無かった。
どうやら逃れる事が出来たらしい。暫く海上を飛んでいると、一つポツリと浮かんだ孤島が見えた。それは半分が何かに抉り取られているようで建造物の跡も見られる。それが一体何なのか分からないアンジュでは無かった。
「……島か? どうやら襲撃を受けていた跡のようだが」
フリッツの問いにリオスは応えた。
「アルゼナルだ。ノーマの基地であり、ドラゴン潰しを行っていた拠点……」
久々に見た気がする。懐かしさが込み上げると同時にかなりの時間が経っているのに拘わらず修復の跡が一切見えなかった。そして生気も感じられない。
それにリオスは如何ともしがたい不安に駆られていた……
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アルゼナルに到着していた時には既に夕暮れとなっており、もしもの事を考えてタスクとヴィヴィアン、アンジュの組と、リオス、サリア、シエナの組に分かれて探索を行った。
「しかし、機動兵器5機来たなら何かアクションが有って良い筈なんだが……」
フリッツは照明が死に、薄暗くなった通路を歩きながら疑問を口にした。
通路を歩けば歩くほど異臭が鼻を突く。
「―――ッ」
サリアはふと、息を呑んだ。臭気は強くなり、その臭いの元には人体が転がっていた。辛うじて、それが人であり女である事は分かったが、目玉は無くまっ黒な空洞が出来ている。髪の毛も見るに堪えない程に焼けこげて滅茶苦茶だ。銃創はあるので一種の追い打ちの如く火炎放射器で炙ったのだろう。
余りにも無残な光景にサリアもリオスも絶句した。フリッツはまだ冷静なようだが驚きの色を隠せずに居る。
「……アルゼナルとやらで殲滅戦でもやっていたのか」
「大体正解。マナ持ちの自称人間様がアルゼナルに攻撃をかまして来たのさ。殆ど騙し討ちでな」
リオスは吐き捨てるようにフリッツの問いに答えた。これだけならまだ優しかったと直ぐにリオスは思い知らされる事になる。
見かけた死体は純粋に殺害されたものもあったが、服がはだけて、局部が露出していたものもある。しかも手足は縛られており、生前一体何があったのかなんて想像もしたくない。
「何なのよコレ……ッ」
死体を見慣れて来たサリアでも堪えたのかほぼ反射的に口を押える。サリア自身人間同士の殺し合いに関わった訳でも無かったので耐性が無かったのだろう。そんな状態で人間の業を目の当たりにすれば……どのような心境になるかはおして知るべしだろう。
サリアは助けを求めるようにリオスの腕にしがみ付く。
最早この光景を目の当たりにして無事な人間が居るとは到底考えられた話では無かった。
「……帰って来たのよね。アルゼナルに。生きている人は……居ないの?」
集合して一旦、夕食序での会議を始めた。既に日は沈み、月が大地と海を照らしている。
アルゼナルにはまだ食料が残っており腐っていないものをより分けて有り合わせの調理器具を使って料理を行った。
タスクとリオス、フリッツはある程度その手のサバイバル能力が有り逆に女性陣は殆ど料理出来ないという状態だった。まぁそこら辺はどうでも良い。
ヴィヴィアンは割り切りが速いのか、あまり意に介せず焼き魚を齧っていたが、アンジュとサリアは食欲という食欲が湧かなかった。焼き魚がアルゼナルに転がっていた焼死体とダブって見えてしまうのだ。
「……きっと生きている人は脱出している筈さ。ジルが簡単にやられるわけがない」
それは同志としての信頼故か。だがタスクの返答にアンジュの心境が浮かぶ事は無かった。そんな中フリッツは大きく溜息を吐いてから口を開いた。
「ペットは買い主に似る……と言う訳か。
フリッツ自身エンブリヲの遊びでレイヤードの管理者を暴走させられて、結果的に家族を失っている。それでいてここまで碌でも無い事をされたら更に殺意が増す。
あのスカした男の顔にKARASAWAの錆にしてやろうと決心した矢先―――ヴィヴィアンが「ん?」と突然何かを察知したかのように月明かりに照らされた海の水面に眼をやった。
水面は何処か不自然に揺れており、それにリオスとフリッツ、サリアは銃を何時でも引き抜けるように構えを取った。タスクもそれに続こうとしたもののアンジュがタスクにしがみ付く所為で出来なかった。
アンジュにも怖いモノがあるのかとリオスは苦笑いするが、そんな和やかになっている場合では無かった。
水面から黒ずくめの人型の何かが3つ出て来る。顔は何かに覆われている為に素顔は見えず。夜である事もあって得体の知れなさを醸し出していた。しかも空中には一つの光る球が浮遊しているので異常さを更に引き立てる。
「幽霊? 海坊主かァ? それとも浜口か?」
リオスは質問しつつ、「これ以上近づいたらどうなっても知らんぞ」と言わんばかりにハンドガンの銃口を向ける。それに黒ずくめは呆れたように肩を軽く竦めて―――
「ハッ、生きていたかい
その言葉を聞いてリオスは銃を下げて軽く舌打ちし……苦笑いで返した。
「相変わらずだな、赤ワカメ」
リオスがそう言った瞬間、精神病患者呼ばわりした黒ずくめは咄嗟に顔の被り物を脱ぎ捨て、凄まじく不機嫌そうなウェーブの掛った赤髪の少女の顔が露わになった。
「なんだとコルぁ?」
……ヒルダだった。ガン飛ばすヒルダにリオスも大人気なく対抗する。
「いつもいつも精神病患者呼ばわりされちゃぁ、それぐらい安いよなぁヒルダ君?」
「テメェの発言が精神病患者呼ばわりされるんだっていい加減気付けよ馬鹿たれが!」
「仕方ないだろあの頃は状況も分かっちゃいなかったんだよ! 後で説明してやるから耳かっぽじってよーく聞けよ」
リオスとヒルダが喧嘩を繰り広げられている最中、黒ずくめの一人であるモモカがアンジュと感動の再会をし、残り一人であるロザリーがヴィヴィアンを見て「げっドラゴン女!?」と若干怯えたような顔をしていた。
本来ならば仲間の生存に胸を撫で下ろすべき展開だったのだろうが、一瞬にして台無しとなった一幕である……
オカリン(タスク)「跳べよおおおおおおおおおおおおッ!!」
アンジュ「跳びなさいよおおおおおおおおおおッ!!」
完 全 に 一 致
所でターニャとイルマはいずこへ……