殺人鬼姉と食人鬼妹   作:水崎 鳴呼

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過去話




殺人鬼姉と食人鬼妹の日常会話8

 

 

 

「いいかい妹よ心して聞きなさい」

「分かったよ姉さん」

「簡単に言うとな」

「簡単に言うのね」

「母親を私が殺してお前食べた」

「why?」

「以上」

「まてまてまてまてまって姉さん突然の展開に私は付いていけないよ」

「私も父さんから聞いた時は何言ってるんだこいつ殺ろうかと思ったけどさ」

「殺っちゃ駄目だよ」

「殺ってないよ」

「とにかく詳しく聞かせてよ」

「うーん長いんだけど、言うよ?」

「うん」

「お前が生まれてー・・・言葉が使え始めたぐらいかな?お母さんがなんかタチの悪い宗教に引っかかったらしくね」

「宗教」

「どんどんヒステリックになるわもの壊すわで大変だったのよ」

「どんな宗教だったんだよ」

「さぁ?ともかく凄く危なくてね、でも子供の私達って分からないじゃない」

「そうだねぇ」

「だからねお母さんイラつくじゃん、わがまま言うし泣くし煩いしさ」

「うん」

「だからねカッとなってさ私の首を絞めようとしたんだよ」

「突然の急展開、えっでも姉さん生きてるじゃん」

「こうなったらもう決まってるじゃん。幼き私、母親を殺した」

「ふぉわー・・・すげぇな」

「すげぇのはこっからだよ、どうやったのかは覚えてないけど包丁持ってお母さんのお腹に突撃したのは覚えてるし夢に見る」

「悪夢」

「まさに悪夢・・・と言いたいけどそこまで悪夢じゃないんだよなぁ、とくに何も感じないの」

「人間としてどうよそれ」

「あっはっは、まぁお母さん死ぬじゃん。私がぼんやりとしてたらさ、隣の部屋からお前が出てきたんだよ」

「私登場」

「お前登場、それでさお母さん見てて泣くかなと思ったけど開口一番に『おねぇちゃん、おなかへった』ってさ、お前が言ったんだよ」

「まじか」

「まじだよ」

「うへぇ気違いかよ私」

「笑うしかない。まぁそれ聞いてお母さんの肉切ってこれ食えって言う私も私だけど」

「諸悪の根源」

「やめてよ痛い、まぁそんなこんなでね、父さんが帰ってきてからは覚えてないけどそれからおじいちゃんの家で暮らしてたんだよ、覚えてるだろ?」

「あー確かに、それで姉さんが高校に入るや否や私を連れて出たんだよね」

「うん」

「はーー成程、はーー・・・」

「どうした」

「いや母親殺しなんて大事件なんでバレなかったんだろ・・・」

「父さんもしかして警察の偉いさんに友人でも居たのかな」

「かもね」

「しかし結構ダメージ受けてないな」

「ん?いや、まぁ、確かになーって」

「確かにとは」

「私たちみたいな殺人鬼と食人鬼の生い立ちがそんな普通じゃねぇよなーって」

「そう言われたら身も蓋もない」

「まぁ零崎とか出て来なくてよかったよ」

「ん?」

「いやなんでも」

「しかし話したら疲れたなー」

「だねー聞くだけでも疲れたもん」

「・・・よし、外出るか」

「えっやったー!ご飯!」

「お前が選んでいいぞ」

「ほんと!?姉さんやっさしい!」

「たまにはな」

「わーーい!とりあえず駅前行こうよ姉さん!!」

「はいはい」

 

 

 






特に変わらず殺人鬼の姉と食人鬼の妹は生きる


2016/07/20
2人の設定ツイートです。気になる方がいればどうぞ。https://twitter.com/0hf11z4r725592j/status/755610549925257216
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