天川望の暗殺教室   作:蒼のヨナ

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修学旅行の時間

修学旅行、中学校生活で最も楽しく、最も大きなイベントと言っても過言ではない行事。

そんな修学旅行があるのはここ椚ヶ丘中学校でも例外ではなく京都での二泊三日の旅行を皆楽しみにしていた。

そのため、望も修学旅行で京都に行くため新幹線に乗っていた。

普通、トランプをやったり、みんなで話したりなど楽しい時間を過ごすものだが望はポツリと一人で座っていた。

ましてや、望の周りには椚ヶ丘中学の生徒は誰もいなかった。

そして、望は心の中で叫ぶのであった。

 

『つまんね〜』

 

遡ること数分、まだ新幹線に乗る前のこと…

 

 

 

望side

 

こんな疑問を僕は持っていた。

 

『僕は今、何組なのだろう…』

 

もともと僕はA組だったがテストの結果を悪くしてA組を抜けた。

そして、僕はE組に行くことになるはずだったのだが、つい先日烏間先生が来た時E組への転入は修学旅行後と言われたのだ。

つまり、僕はA組を抜けたためA組でもなければE組にまだ入っていないため、E組でもないというどのクラスにも属していないという状況だった。

そんな中、スマホに一本電話があった。

『誰だろう?』と思いながら恐る恐る出てみると理事長だった。

なんでも今の僕の状況が異例なため特別に修学旅行の三日間は自由行動をしていいそうだ。

さらに新幹線や宿泊施設はみんなとは違うところだがとってくれたそうだ。

それはとても特別なことなのだが、全然嬉しくなかった。

だって修学旅行を一人で過ごして誰が楽しいと思う?

だが、理事長にそんなことは言えず冒頭に至る。

 

 

 

ハァーーーーー

と大きくため息をついた。

はっきり言ってまだ引っ越してきて日の浅い僕には友達はいないだから三日間どう過ごそうかとても悩んでいた。

そんな時あることを思い出した。

 

あの人なら暇かも!

 

急いで僕は電話をかけた。

 

 

 

京都某所

 

僕はさきほど電話した彼に会いに来ていた。

 

「こんにちは平川さん」

 

「いや久しぶりだね、望くん ずいぶんと大きくなったものだ」

 

彼は平川先生の弟である。

いつもおちゃらけで姉の平川先生とは全然違う。

小さい頃よく東京に遊びに来てくれた。

その都度いろいろな遊びを教えてくれて一緒に楽しく遊んだものだ。

 

「この前はありがとうございました」

 

「いや大丈夫だよ」

 

また、平川さんは僕が国の情報をハッキングするのを手伝ってくれた人だ。

僕が1人でやっても良かったのだが平川さんがいたほうが僕も安心してすることができた。

平川さんは趣味も多く、色々な事を知っているためとても気が合う。

また、いつも家にいてどんな仕事をしているかは知らないがやたらとお金を持っているため欲しいものを頼むとくれたりする。

 

「どうしたんだい 急に電話があったから驚いたよ」

 

「すいません 本当は今日は修学旅行なのですが色々とあって1人で自由行動になっちゃって」

 

「ふーん そんなこともあるんだね」

 

「はい、正直言って僕も驚いていて1人で京都を周るのも何なんで遊びに来ちゃいました」

 

「いいよ〜何して遊ぶ?」

 

「まぁ、遊ぶのもいいんですが、この前頼んどいたものってありますか」

 

「倉庫にあるよー 練習してみるー?」

 

「じゃあ、少しだけ」

 

そう言って僕は倉庫へ向かった。

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