此処のゲーセンが少々鬼畜すぎるんだがwww 作:現実逃避を成した俺
そして外伝なので短いです。ただの想い出話なので。
それでは、よろしくお願いします
今回は、少し前に言った思い出話と、俺の考えたカードゲーム(分岐点を選びし賭け)のルールを語ろうと思います。どうでもいいと思うかもしれないけど、思い出話は無駄じゃないと思うから、とりあえず半分ぐらいまでは読んでほしい。それじゃあ、
始まりの終わりを始めよう!!!by異能バトルは日常系のなかで:安藤寿来
ーーー今から4年くらい前、まだ姉貴が高校受験を終えて巡と再び遊び始めた頃。俺と巡がまだ中学1年生の秋。
その日は俺と姉貴と巡の3人でうちの庭で遊んでいた。
「そーぅれ!」
「うわっ(バシッ)」
「あっはははは」
「おいおいおい、酷いじゃねぇか!」
「ざまあねぇぜ、悠太」
「ふんっ。前言撤回するなら今のうちだかんな」
「誰がそんなんするか、前言撤回するのは貴様の方だ」
「ほほぅ、後悔するなよ」
『ドッコォォォォォオオオン!!!』
(
「ぐへぇ…」
ドスンッと自分の身体が崩れていく。その凄まじい威力はまさに、殺人レベルだ。
「ゆ、ゆーくん大丈夫!?」
大丈夫なはずがなく、俺は応えることも出来ない。唇と指先を動かすだけで精一杯だ。
「ほっとけ、この姉様に逆らおうとした罰が下されたのだ」
「おのれ…よくも…やった、な…覚え…て…ろ、よ…」
ようやくでた微かな声も聴こえるはずがなく、最後の悪足掻きも無駄となってしまった。
ーーー数時間後ーーー
「…う、ん…。」
「やっと気付いたか。とんだヘタレ野郎だ」
「そ、それはあんまりかと…」
「いいんだ、そんくらい言ってやんないと強い漢にはなれん」
「な、なるほど〜」
「納得すんなよ!!!」
俺が絶妙なタイミングで突っ込みを入れる。
「うっせーな、元気じゃねぇか」
「そうみたいですね」
「ひ、ひでぇ…」
なんか見捨てられた気分だ。最期の力を振り絞ってツッコミをしたのに、なんて様だ。心身ともにズタボロだ。
「あ、そういえばどうします?彩佳さん」
ちなみに、姉貴の名前の由来は、色彩豊かに性格の整った良き女性になってほしいということらしい。
そして俺の悠太というのは、どこまでも太く長く力強い漢になってほしいかららしい。
「う〜ん、何でもいいよ」
「そういうのが一番困るんですよ〜」
「じゃあさや姉でいいや」
「わ、分かりました(汗)」
「ぷふ、ふふふ…」
「ん?」
「ふふふふ…」
「何笑ってんだよ」
「いや、だってさや姉って…」
「あ?」
「さ、サヤエンドウじゃん!」
「あ、ゆーくん…言っちゃ…」
※サヤエンドウとは、エンドウの未熟の莢を食用とする場合の呼び方である。
そして読者の皆は想像つくだろう。この絶望的な状況を。
「てめぇ、今なんて言った」
「いや…あの、ごめんなさ…」
『ドス、ドス…』
「ごめんって、ここであの、アレをやったらマズいって…巡も居ることだし、ね」
「ゴチャゴチャうるせーな、もう諦めろよ」
「う、うわ…待って、ちょま…ぐわぁぁ!」
「ふんっ」
「ぎゃぁぁああ!!」
「ぐへぇぇぇ!」
「ヤバい、折れるって、もう…ぬぅぁぁああ!!!」
そして、あの余計な一言により、俺には1週間ほど、痛みが走り続けたのだった。
しかし、その後もさや姉というあだ名が残っているのは少し気になるところだ。
ーーー完ーーー
外伝、外伝です!しつこいですが、外伝です!!
ただの第1章の締めくくりとして書いたので、こちらについては月1本の換算には致しません!
本編は今月中には投稿しますので。
それでは、また会いましょう!