ペルソナ4〜宇宙の少年と非凡のペルソナ〜   作:あるま☆

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【女帝】と【戦車】その弐

マヨナカテレビを見た次の日の朝。

俺は、あのシルエットに見覚えがあった。いや、ほぼ間違いない。昔から見て来たんだ。間違うことはない。

あれは天城雪子だ。

けど、なんでだ?いや、そもそもマヨナカテレビとはなんだ。一体どうゆう理由で人が映って、テレビの中に入れられるんだ?謎が深まるだけだ。

一人で考えても仕方ない。学校に行ってあいつらと相談するか。

学校に着き下駄箱の前で、靴を履き替えていると、里中が後ろを走り抜けた。どうかしたのか?少し、焦っているようにも見えたけど。

教室に入ると、里中が後ろ側の入り口から勢い良く入ってきた。すると、こちらに気づき、嫌な予感を感じさせることを聞いてきた。

 

「ほ、星空くん!雪子見なかった!?」

「え?いや、見てないが・・・・天城がどうかしたのか?」

 

俺も昨日のマヨナカテレビのことがあり、もしやと思っていたが、まさか・・・。

 

「昨日・・・・マヨナカテレビを見たら、女の人が映ったの・・・よく見えなかったけど、多分あれは雪子だと思う」

「天城が・・・なんだって?」

 

後ろから、花村と鳴上が一緒におり、会話が聞こえたのか。心配そうな顔をしていた。

 

「マヨナカテレビに・・・・天城が映った」

「あれ、天城だったのか!?」

「たぶんな。里中が言うんだ間違いない」

「携帯にかけても、全然出てくれないし・・・・・」

「家にかけた?」

 

鳴上の言葉に、あっ!と呟いて携帯を取り出し電話をかけた。すると、数秒が経ち電話の相手が出たのか、里中が反応する。どうやら、悪い予感は外れてくれたようだ。里中の顔が安堵の顔になっていたからだ。一分ぐらい話すと、里中は電話を切った。

 

「いやぁ、団体のお客さんが来て、手伝いで今日は学校に来れないんだって!」

「なんだよ・・・・」

「星空君も心配するようなこと言わないでよぉ!」

「あ、ああ。悪い」

 

里中は親友である天城が無事で安心したのか、笑顔になって席に戻って行った。

鳴上と花村も顔を合わせ、なんだったんだ?と言う顔だった。確かに、天城が無事だったのは良かった。けど、それじゃあ、マヨナカテレビに映ったのは、誰だったんだ?

 

チャイムがなり、放課後となった。明日は休みだ。家に帰ってだらだらしたい。しかし、マヨナカテレビに映った人物・・・・・気になって仕方ない。

気にしていても仕方が無い、帰ろ。

 

「あれ、星空帰んのか?だったら一緒にジュネスに行こうぜ?」

「いいけど、鳴上は?」

「一回家に帰ってから来るってさ。先に行ってようぜ!それに、お前らに見せたいのあるしな!」

 

ああ、どうせろくでもないものなんだろうなぁ。この時の俺は、そう思っていたが、まさかあんなめんどくさいことに巻き込まれるとは、思いもよらなかったんだ。

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