ペルソナ4〜宇宙の少年と非凡のペルソナ〜   作:あるま☆

11 / 12
【女帝】と【戦車】その参

放課後、学校の帰りに花村と鳴上の三人でジュネスに向かった。花村が先に行っててくれと言ったので二人で屋上のフードコートの席で待っていた。

途中でトイレに行きたくなったからちょっと抜けたんだ。フードコートにはトイレがないから一階におりないといけないんだ。それで済ました俺は外がパトカーのサイレンでうるさかったから原因を見ると俺と同い年ぐらいの二人が警察に連れて行かれるところだった。

 

「てか、鳴上と花村じゃねぇか!!」

 

なぜ連れて行かれるのか疑問を抱いたが、とりあえず後を追おうと走った。

 

「ほ、星空くん!」

 

途中で、偶然いた里中に呼び止められた。ちょっと息が荒いが何かあったのか?

 

「た、大変なの・・・・雪子が!!」

「・・・・・え?」

 

 

 

警察署から叔父の堂島に連れられ、鳴上と花村が出所した。今回のことは堂島のおかげもあり何事もなくことを終えることができた。

二人は堂島にお礼を言い警察署を出ようとすると、星空と里中が息を切らしながら入り口の前に立っていた。

 

「どうしてここに?」

「お前らが・・・・連れていかれたってのもあるが・・・ハァハァ・・・・それ以上に・・・・・やばいことが起きた!」

 

二人のただならぬ様子に花村と鳴上は嫌な予感を覚えた。

 

「雪子が、雪子がいなくなっちゃったの!!」

「お、おいおい!まじかよ!」

「家に連絡したら昨日から帰ってきてないって言うし・・・・・あたし心配で!」

「やっぱりマヨナカテレビに映ったのは天城だったんだ!このままじゃ・・・・」

「・・・・・行こう。あっちの世界へ!」

 

一同は急いでジュネスの家電コーナーへと向かった。

 

 

テレビの中へと入ると気のせいか霧が少しだけ濃くなっている気がした。そんなことよりもあいつはどこだ?ここからいなくなるなんてないだろうし、まさか影にでも襲われたか?

 

「センセぇ!よく来てくれたクマァ!」

「あ、いた」

「あれ?この子って前来た時にいた・・・・」

「なぁクマ?こっちに誰か入ってないか?」

 

花村が聞くと困ったように体をクネクネと動かした。

 

「誰かって言われても・・・・その人に関連するものがないとクマにも・・・・」

「あ、私あるよ。雪子にこの前借りたハンカチ」

 

ご都合主義とも言えるタイミングだな。いや、運がいいと言えばいいのか?とにかくこれで天城が見つかる可能性が上がった。

スンスンと匂いを嗅ぐようにクマは辺りを動き回った。すると何かが引っかかったのか耳がピクッと動いた。そして、ある方向を指差し言った。

 

「この先から匂うクマァ!」

「行くぞ」

 

クマの指差した方へと進んで行くとそこにはどでかい城が建っていた。どうやらこの中から匂いが強くするらしい。マヨナカテレビに映った背景に少し似ていた気がする。

 

「雪子!」

「あ!おい里中!」

 

心配していた里中は我慢できず、花村の制止を無視し城の中へと走って行った。

 

「急ぐぞ二人とも!」

「ああ」

「ったく里中のやつ・・・・」

 

俺たちは急いで里中の後を追いかけた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。