この作品は器の広大な方に推奨いたします
低クオリティ、改行の多さ、設定・キャラの練りこみの甘さ
その点などご注意を。では、どうぞ
そこに至る経緯はよくは覚えていない。
全面がまばゆいばかりの純白で、かと思えば黒になったり灰色になったり。まるでグラデーションの様に目まぐるしく、絶えず変化していく空間を僕は呆然と見据えていた。
そのまま幾らの時が経過したのかは分からないが、僕はふとした拍子に理解した。
ーーーそうか、僕は死んだのだ。
何故だか不意に理解したのは、この色彩の影響なのか。はたまた単に死ねば分かるのか、それは分からない。普通に考えたらこれは夢だと考えるのが常道なのだろうが、それは有り得ないと断言できる。
だって、だって人間が、こんな世界を
【ーーー願いを言え】
それに、ほら。
こんな風に、母性や哀しみ。悲しみ? 怒り? 諦めなのか、希望なのか。父性だ! 悦び!!
それら例えようのないあらゆる感情全てを同時に相手に感じさせる声だなんて、この世ならざる超常的な何かでしか有り得ないだろう?
【ーーどんな願いも1つだけ、望みのままに叶えてやろう】
僕は特に疑問を抱かない。何故なら、この「声」は、きっと本当にそれが出来るんだろうと断言するに足るから。根拠はなくとも、そう思えてしまう。
だから僕は通常な思考の持ち主ならまず言わない様な事ですら、躊躇なく、誇らしげに言うことが出来た。
『ジョジョの奇妙な冒険に出て来たスタンドを全て所持したい』
【ーー承諾した】
何の感慨も抱かない声でーーこの「声」に感情と呼べるものがあるかは不明だがーー淡々と事実と結果を伝えてくる。
どうやら僕は所謂、二次元と呼ばれる創作物の世界へ送り込まれるんだと。「声」に耳を傾けていると、そういったニュアンスを強制的に感じさせられ、理解させられた。意図も思惑も不明、これまたあるかどうかなんて分からないけれど。
「声」曰く「チート使って俺TUEEEEE」でもすれば良いのかな? それとも「原作キャラでハーレム」を築けば良い? はたまた……などと妄言であり戯事な呟きに「声」は答えないし、応える声もなかった。
いつの間にか落ちていたらしい意識が覚醒する、どうやら僕は何処かで寝転がっていたらしい。上に向けられた視線が金属を視界一杯に捉えるので起き上がった。そして、あの「声」に出会う以前のままの服から土を払い落しながら、辺りを見渡す。
田園地帯と呼ぶに相応しい地で、おそらく農家が近くにあるんだろう。田畑がちらほら見受けられるし、耕された後がある。ならばとりあえず人に会おうと一歩を踏み出そうとしたのだけどーーー
「オット、チョイ待チナ? ソレ以上行ッタラ死ンジマウゼ」
ーー不意に、声が聞こえた。
さっきまで周りに誰も居ないのは確認済みなのに何で、だなんて事は考えたけど、思い当たる節があったから僕は警戒せず軽快に声をかける。
「スタンド、だよね?」
「オウヨ、名前ハネェケドナ。俺様ハオ前ヲ導クダケナノサ」
ジョジョの奇妙な冒険、第7部、スティール・ボール・ラン編。ポコロコのスタンドが僕の肩から話し掛けていた。
彼はーー自我があるようだし、彼と呼ぶーー名前も能力も明らかになってないけど、どうやら所有者を成功させてくれるアドバイスを授けてくれるらしい。いわゆる未来予知系の力なのか、漫画で極近い未来を教えてくれるモノもあるし。それか単に幸運にする、遺体を使ったウ゛ァレンタイン大統領の様なモノなのかは、判断がつかない。
「そっか。まぁそれはそうと、僕が死ぬって言うのは?」
「ソノマンマノ意味ヨ。ホレ、オ前サンガ今ドコニ居ルカ見テミナ?」
そう言われ良く見てみれば今、僕は
「……しまった、スーパーフライ。そうか、そうだよな、全てのスタンドだもんね」
スーパーフライとは、鉄塔と一体化したスタンドの名だ。
ただし所有者の手を離れて一人歩きしていて、中にいる所有者が鉄塔から出ると身体が鉄塔と同化してしまう。所有者からしたら迷惑窮まりないスタンドだ。
破壊して脱出しようにも攻撃を加えると、攻撃とほぼ同等のエネルギーを加えた方向へと返してくるから破壊もほぼ不可能。
「ヨク考エナカッタオ前ノ失敗ダナ。ダケド安心シロ、キチント出ル方法ハアル」
そのまま半信半疑ながらも僕は彼の言う通りに、あるスタンドを呼び出す。
その名はD4C。正式には「Dirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)」という名だ。第7部、スティール・ボール・ラン編に出たスタンドで、能力は「こことは少し違う隣の世界へ行ける」、要は平行世界の移動だと思う。
何かに挟まれないと行けないため、とりあえず土と鉄塔に僕を挟み行く。そこから僕は別の僕を連れてきて、鉄塔の中に放置した。
別の僕は訳が分からずにポカンとしている、当然だ。……おっと。万が一があるから、別の僕から念のため視力を奪っておこう。そして僕はそのままスーパーフライの外へとーーー出られた。
「ん、意外とあっけなかったね」
「気ィ抜クナヨ? オ前ニハマダ『チープ・トリック』も憑イテルカラナ」
「あ、やっぱり? 視力奪って良かった……そういえば、パッと思い付くだけで緑色の赤ちゃんとかメイド・イン・ヘウ゛ンとかC-MOONも面倒じゃないか」
「緑色ハ意識デ切リ替エ出来ルゼ。『メイド・イン・ヘウ゛ン』モ、緑色ト『ホワイト・スネイク』ヲ一時的ニ封印シテ出シタ『C-MOON』ヲ更に一時的ニ封印シナキャ使エナイッポイシナ」
彼と今後について語り合いながら、ふと。スーパーフライの方へと振り返ったけれど、そこには
アリーウ゛ェデルチ、別の僕。
僕は
それでは皆さんご唱和ください。
僕の新たなプロローグ、完ッ!!
ジョジョは漫画喫茶でジョジョリオン3巻まで読んだ程度ですので、手元には存在しません
ですので資料がなく記憶頼りな現状、ご指摘募集しています
現にボコロコのスタンドの口調もうろ覚えですし
それと一部、「LORD of VERMILION 」よりの引用……という名のパクリが存在します
およそ30文字程度でしょうか、問題があれば別のものに差し替えさせていただきます
それと……1話目はやはり予約投稿できないのでしょうか
私的に凄く不便なのですが、もしやり方があるなら教えてくださると助かります
ではでは