ネギま二次テンプレ転生者複数モノ   作:ハロルド

7 / 12
僕の主人公計画

 

 

 

 

 

 

 

 

「単刀直入に言うと、この麻帆良の地にて雇っていただきたいという訳ですよ」

「ふむ、まぁ確かに単純な実力は申し分なさそうじゃが……の」

 

 

ぬらりひょん、などと呼ばれたりもする麻帆良学園学園長の近衛翁。そんな彼と向き合い、周りを幾人かの魔法使いに囲われて、僕が選んだ手は自分を売る事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を遡ること2時間前、僕は広大な麻帆良学園に向かう駅の中で居心地の悪さを感じていた。

 

 

何故か、理由は簡単。僕以外は皆、乗客が女性だからだ。そりゃあ流石に不審者扱いされた場合に戸籍がないからマズイと、そう彼に言われ慌ててアース・ウィンド・アンド・ファイヤーというスタンドを使った。これは身体を弄って別ものにする事が出来るスタンドだ。途中で見かけた女性の姿を借り、これで不審者には写らないだろうと一時の安堵を得る。

 

 

ぶっちゃけここに来る途中、痴漢されたから腕を捻りあげて示談金を支払わさせたりという軽いアクシデントのせいで、変に緊張しているというのも原因の1つだけど。チープ・トリック? ホワイト・スネイクでDISCにして取り出せたよ、呆気なくて拍子抜けだね。

一応ウェザー・リポートやグリーン・デイなどといったヤバそうなスタンドはDISCにしてエニグマで紙に挟んでおいたから無差別破壊なんて事にはならない。全て彼からのアドバイスなんだから頭が下がる。

 

 

と、そうこうする内に到着した女子中等部の敷地内。考え事と並行して、いつの間にか電車を降りていたらしく、そのまま歩を進めて行く。

ここがネギまだと気付いたのは、地元に来て麻帆良なる学園が存在したからに外ならない。だからここへ来るのを決意した。幸い僕には魔力が一般人程度しかないらしい、それはヘブンズ・ドアーを自分に使用して確認済みだ。だから侵入したって一般人としか認識されない、何故ならスタンドはスタンド使いにしか見えないモノだから。幽霊が見えた龍宮隊長なら、もしかしたら見えるのかな?

 

 

と、そんな事を考えている最中。僕の歩みを妨げるように、1人の成人男性がこちらを見据え立ち塞がる。新聞で確認した所、今は丁度ネギくんが産まれた年、つまり原作10年前だ。だからメインの原作キャラなんて居るはずがないと思っていたんだけど。

 

 

「申し訳ないがお嬢さん、ここから先は関係者以外の立ち入りを遠慮している。用件がなければ即座にお引き取り願おうか」

 

 

……憶測でしかないけれど、恐らく若かりし頃の神多羅木先生。又の名をグラヒゲ先生かな? 髭が薄くて顔立ちも若いから面影での判断だけど。どうでも良い話、過去なのに面影とはこれ如何に。

 

 

「あぁ、アポも取らずに申し訳ない。ですが急を要する件でして」

「まずは俺が聞こう。話はそれからだ」

「……ザ・ワールド」

 

 

ボソッ、と呟き世界の時を停止させる。この世界で僕以外に動くモノは、同じ時間停止能力者くらいしか存在し得ない。ネギまで言うならカシオペア持ちの超鈴音は気付くかもしれないね?

 

 

止められる時間は何故だか9秒、ジョゼフの血を吸ったDIO仕様な理由は不明だけれど。僕にとってはメリットでしかないから思考は放棄、そして神多羅木先生の背後へと回り込み20thセンチュリーボーイを装着。効果はあらゆる衝撃を大気や地表へ逃がす事。そして神多羅木先生の両肩に手を回し、そして時は動き出す。

 

 

「出来れば、近衛翁とお話したいのですがねぇ」

「ーーーッ!?」

 

 

流石は若くとも魔法先生と褒めるべきか、即座に振り向きざまの裏拳を繰り出すも20thセンチュリーボーイで防御。その事実に驚愕しつつも僕から距離を取って杖を構える。どうやら未だ無詠唱は極めてないみたいだ。

 

 

「女……何者だ?」

「あぁ、敵ではないですよ。貴方の対応次第では正当防衛も有り得ますが、貴方が何もしてこない限りは何もしません。こちらの要求は、学園長である近衛翁との会談。それさえして頂けるならいくらでも増援を呼んで頂いて結構ですよ? 何でしたらここで待ちますし」

「……少し、待て」

 

 

僕のそんな言葉を信用した訳ではないのだろうけれど、油断なく杖は構えたまま念話で連絡をするらしい。それで来るのは増援か、学園長か。はたまた両方かーーーなんて言っていたら、周囲から完全に人が居なくなり魔法関係者らしき人達が集い出す。

 

 

「ーーー待たせたの」

 

 

一足遅く現れた学園長に一礼し、話を切り出す。

 

 

「単刀直入に言うと、この麻帆良の地にて雇っていただきたい訳ですよ」

「ふむ、まぁ確かに単純な実力は申し分なさそうじゃが……の」

 

 

ぬらりひょん、などと呼ばれたりもする麻帆良学園学園長の近衛翁。そんな彼と向き合い、周りを幾人かの魔法使いに囲われて、僕が選んだ手は自分を売る事だった。

 

 

僕が主人公になる、だなんて大それた事を言う気はないけれど。少なからず原作に関わる事は悪くないのだと思う。折角願ったスタンド能力だ、これで原作をより良い方向へ。……あわよくば原作キャラと恋仲になれればグッドだよね。僕は和泉亜子ちゃんが好みかな。

 

 

と、横へ逸れた思考を正しつつも学園長との対話では気を抜かないように。もしかしたら、というよりは確実に読心されているだろうなぁ。……という訳で。

 

 

「御無礼、チョコレート・ディスコ」

「ひょっ!?」

 

 

何をしたか? 単純明快、チョコレート・ディスコというスタンドの発動だ。効果は指定したX軸Y座標へ物質やエネルギーを誘導する事。これで学園長の下へばらまいた土をぶつけ、読心に集中出来ないよう妨害を謀る。僕の心は読まれたら中々に困る知識ばかりだから、ね?

 

 

それを攻撃と受け取ったのか、周囲の魔法使いが数人魔法を放ってくるもチョコレート・ディスコの効果でそれは学園長へと文字通り殺到する。先の土のせいか、障壁を張ったらしく無傷な学園長が居るけれど。それは時を止めるのには充分な時間。

 

 

ザ・ワールドからのヘブンズ・ドアー。魔法使い達を全て本にする。別に僕は岸辺露伴じゃないから体験談に興味はない、ささっと僕に対して回復・支援魔法以外を行使しないよう書き込む。そして時は動き出す、っと。

 

 

「と、まぁ。これでこちらが幾らか有利になりましたね」

「……どういう事かの」

「これで貴方達は、こちらに対して回復・支援魔法以外を使用する事が出来なくなったと思いますが?」

 

 

僕の言葉に激昂したか、何人かが再び魔法を放とうとするも何故か発動しようとしない。何故ならヘブンズ・ドアーによる命令は絶対だから、それは僕以外には決して解除出来ない命令。相手より圧倒的優位に立てる、作中でも屈指のスタンドだ。

 

 

「何が……目的じゃ」

「最初に申し上げた筈ですが? ここ、麻帆良学園にて雇って頂きたいのです。今回のコレはいわゆるデモンストレーション、こちらの力量を知ってもらおうと思ったが故の行動ですよ。別に教師でなくとも構いません、用心棒でも良いでしょう……返答は如何に?」

 

 

別に相談して頂いて結構、と告げてから僕は地面に座り込む。勿論20thセンチュリーボーイを装着するのは忘れない。

 

 

そのまま了承の旨を告げられるのは、既に時間の問題だった。

 




「僕」は書きやすい、典型的なオリ主だからでしょうか
ちなみに未だ女性を装っているのは、少しでも情報を相手に与えないためです

スタンドの説明、いちおう少しばかり書きましたが、やはり知らない方には必要ですかね……

ではでは
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。