涼宮ハルヒの全滅   作:カオミラージュ

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「C」涼宮ハルヒの細工

「C」ー涼宮ハルヒの細工ー

 

 

 

 

 

 

そして街に出た俺たちはいつもの喫茶店に入る。

お金?

はは、3万は降ろしてきたさ。

さあ、コーヒーでもスペシャルショコラチョコムースサンデーでも好きなものを頼みやがれ!

どーんとこい!

 

 

「私はそうね、ティラミスとシトラスティーにするわ」

 

「では僕はアイスコーヒーを…。」

 

「わっ、わたしはその、こ、これを!」

 

そう言って朝比奈さんはチョコパフェを指差した。

なんて可愛いんだ。

にしても朝比奈さんはさすがだ。

「財布」なんか持ってないのに堂々とパフェを頼めるとは。しかも悪気はない。

そう、喫茶店はただで飲み食いできるとでもハルヒによって記憶が変えられてるんじゃないかと思うくらいだ。

 

もちろん朝比奈さんに奢る分には何万円でも構わないってもんだぜ。

 

 

ここはワンオーダー制だから勿論長門もなにかを頼む。

いつもは俺の負担にならないよう、と一番安いドリンクバーで一杯なのだが…。

 

思えばここから異変は始まっていたのかもな。

 

 

 

「長門はドリンクバーか?」

 

「…あなたさえ許可するならばこれを食したい」

 

 

…え?

 

食したい?「したい」だと…!?

長門が俺に「したい」と言ってくれた…だと!!??

 

俺は余りの嬉しさに『異変』になど一切気付かなかった。

 

そう言って長門が指差した「ロールケーキ」を俺は笑顔で注文するのだった。

 

 

 

 

 

「シトラスティーは間違いだったわね…。やっぱりあっちの…」ぶつぶつ

 

 

「カチャ ふう、相変わらず美味しいコーヒーです。」

 

 

「わぁ〜っ! キョン君キョン君っ! みてください!

ぽっきーがささってます!!」

 

 

可愛い、もうそれしか言えない…

このままでは財布から5000は無くなりそうだ、ハルヒが勝手に追加にレモンティーをたのんでやがる。

ここは自家製で凝ってる商品があるからそれが高いんだ。

 

 

 

だが何も言えないがこの朝比奈さんのパフェがもっとも群を抜いて高い。「1500円 」

 

 

だが、入ってるものに一々喜ぶ可愛さを見てればお釣りが帰ってくるようだった。

 

…そういや長門は?

 

 

 

「……はむはむ……はむはむ……」

 

無言ではむはむ食べてやがる。

こんな長門もこれはこれで……。

 

 

「美味いか?長門」

 

 

「…美味しい。」

 

 

その一言で、俺は報われた気がした。

 

 

まだ始まってもない今日の最後の笑顔だったのかも知れないな。

 

 

 

 

そしてお会計1万1050円を払った。

…な、なんだと!?

領収書を見たら…

この店の「ティー」系をほとんどたのんでるバカがいやがる。

俺が長門を見てる隙になんてやつだ…

 

さすがに古泉が半分出してくれた。

なんていいやつだ、神に見えた。

 

 

 

「さーて!喫茶店で決められなかったし今日の二分割のメンバーを決めるわよ!」

 

 

…なんで喫茶店に入ったんだよ!!

 

 

チョイチョイ

 

 

「?」

 

長門か?

 

 

 

「「あなただけの聴力をわたしの声しか聞こえない物に少しの間した。

わたしの声もあなたにしか届かない。

だから振り向かずそのまま聞いて」」

 

 

なんでもありかよ、さすが長門だ。

 

 

 

「「情報統合思念体による情報攻撃が私に始まった。

これは私に負荷を与える

あなたと二人になりたい。

静かに話したい事象がある

…いい?」」

 

 

俺は静かに頷く。

 

 

 

「「…細工する。聴力を戻す」」

 

 

「ーーん? ーーーーちょっとーーちょっとキョン!!!??」

 

 

「ん…あ、ああ!わ、悪い、ぼーっとしていた」

 

 

「…? 耳が急に…「「古泉一樹、あなただけの聴力を…」」

 

なるほど、そういうことでしたか…」

 

 

 

「キョンのくせに私を無視なんていい度胸じゃない。

その度胸に免じて今日はキョンからクジを引かせてやるわ!

私と同じになったらびっしばし使ってやるわよ!」

 

 

 

…すまんなハルヒ、今度、今度いつか、よ。

細工のないただのクジ、一緒に引こうな。

 

 

こうしてチームは

 

ハルヒ

朝比奈さん

古泉

 

のAチームと

 

 

長門

 

のBチームに仕上がったのだった。




展開はどんどん加速していきます。

ちなみに僕は長門が好きです。
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