なんとか両方完結できるように頑張ります。
世界の『抑止力』
それは世界によって召喚される絶対の守護者。
守護者に善悪はなく、ただその原因を最小限にとどめるためだけに関係したものを全て殺す。
守護者には自我は存在しない。
第5次聖杯戦争が終わり、6年もの月日が流れた。
その第5次聖杯戦争の勝者である、衛宮士郎は戦場の真っ只中にいた。
焼ける鉄の匂い、腐った死体の匂いと濃い血の匂いに思わず顔を歪める。
この惨状は衛宮士郎にとっては二度目の光景だ。
第4次聖杯戦争の被害に遭った幼い頃の記憶が蘇る。
ふと気づくとそれは目の前にいた。
それは一言で言えば異形だった、あらゆる動物にも当てはまらない、まさに特異としか言いようがないものだ。
今から1年前、聖杯戦争が終わってから5年後にそれは現れた、最初は一匹からそしていつの間にかそれは人間の手に余るほどの事態となっていた。
『死徒』
これを遠坂凛は吸血鬼のなり損ないと称した、死徒は本来その元である真祖ほどどころか吸血鬼ほどの戦闘力は持ち得ない。しかし、それは常識で考えた場合である。
今、目の前にいるそれはなり損ないでありながらもパワーだけは吸血鬼に匹敵するものを持つものだ。
聖堂協会や魔術協会ではそれを『偽徒』と名付けた。
偽徒の容姿は様々なものがある、獣型、機械型、幻種型、他にもたくさんある。
そして、偽徒が脅威になり得るのは一体が吸血鬼に匹敵するパワーを持つだけでなく、その増殖が速すぎるというのがある。
一匹を見つけ、それを殲滅しようとすればそれは百匹を殲滅する気で無ければいけない。
「投影…開始」
魔術回路が起動し、衛宮士郎が持ち得る無限の剣の中から双子の剣を創り出す。
この剣を持つ度に聖杯戦争のことを思い出す。
そして、あの赤の弓兵の言葉がふと浮かぶ。
『―――忘れるな。イメージするのは常に最強の自分だ。
外敵など要らぬ。
おまえにとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない。』
正義の味方になる。
それが衛宮士郎の原動力だ。そして、自身を破滅させるものでもある。
そして、ゆっくりと目を閉じる。
体は剣で出来ている。
I am the bone of my sword
幾たびの戦場を越えて不敗。
I have created over a thousand blades
偽徒がもう我慢できないと息を荒立てる。
ただ一度の敗走もなく、
Unaware of loss
ただ、あの日の約束を果たすために
ただ一度の勝利もなし。
Nor aware of gain
担い手はここに独り。
Withstood pain to create weapons
剣の丘で鉄を鍛つ。
waiting for one′s arrival
正義の味方に。
ならば我が生涯に意味は不要ず。
I have no regrets This is the only path
この体は、
My whole life was
無限の剣で出来ていた。
"Unlimited Blade Works"
そして、火蓋は切られた。
ちなみに、この中で出てくる士郎は浅黒の肌に銀の髪をしています。要するに2Pカラーですw