始まりましたねー。opの疾走感が好きでたまりませんw
さて、この物語はもう運転不可のです。一体どこへ行き着くのやら…。
「遠坂凛!!!貴方私を殺すつもりですの!?。」
飛行機が爆発したのち、ルヴィアは何故か生存していた。
というか何故生きていた。
そして、その身体は宙に浮いていた。
自分の目に強化の魔術を通し、ルヴィアが飛行する原因となるものを視認する。
「ちっ。」
其処にあったのは青を基調とし、周りにはリボンのように布があり真ん中には金色の星が装飾されたブローチのようなものだった。ブローチといってもその大きさは人の拳ほどの大きさがある。
私はその物が何なのかを事前に大師父に聞かされていた。
"カレイドステッキ"
大師父が作った魔術礼装だ。見た目は完璧に胡散臭いのは確かだがその性能はまさに規格外といえるものだ。
その気になれば"魔法"さえも再現してみせる魔術礼装…らしい。
「マスタ〜、本気で殺すつもりだったんですか?相変わらず野蛮な人ですね〜。」
「うっさい!!何もかもあいつのせいでしょう!!」
宙に浮くルヴィアを指差しながら
隣で浮くもう一つの魔術礼装に訴えかける。
その魔術礼装はルヴィアを浮かばせているものとは色が違う。赤を基調として、真ん中には同じ星が装飾されている。
「だとしてもエンジン部分の撃ち抜くのはいけないですよ。危うく『サファイアちゃん』も巻き込むところだったじゃないですか。」
「あれくらいじゃアンタ達は死なないでしょ?」
「確かに私たちは死ぬことはありませんが。凛さん、日本までどうやって行かれるおつもりで?。」
「………あ………」
遠坂の家系にある一種の呪いのようなもの。
"うっかり"が発動した瞬間だった。
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「というわけで、転身することでの飛行の魔術を使うことで行くことにしたと。なんという魔力の無駄遣いでしょうか。」
私が髪を束ねているアクセサリーから声がする。声の主は先ほどのカレイドステッキだ。ステッキだけでなく携帯バージョンもあるらしく、今はその姿をしている。
「よかったら本格的に転身しましょうか?凛さんが憧れたであろう魔法少女になるチャンスですよ?」
「ならないわよ!!間違ってもあんなこっぱずかしい姿なんてしないからね!」
其処に高笑いを混ぜ割り込んでくるものが1人。
「ホーホッホッホッホ!こんな華やかな衣装はあなたには似合わなくてよ遠坂凛。この衣装はエーデルフェルトである私にだけ似合うのですわ。」
そこにちょっとした皮肉を込めたカレイドステッキがツッコミを入れる。
「やはり、お金持ちのセンスは凡人の斜め上をいきますね。」
「はぁ…『ルビー』ここが何処かわかった?」
何処を見ても大海原が広がる場所が地球のどこら辺なのか、それくらいこのステッキはわかるのだろう。
ルビーと言う名のカレイドステッキはそれに元気に答える。
「はい!全くわかりませんね!!」
…はぁ?!
私が絶望していると。
妹分であるカレイドステッキ、『サファイア』が冷静に言い放った。
「姉さん、冗談は其処ら辺にしておきましょう。今は緊急事態なんですから。」
サファイアは今現在「魔法少女」の姿をしているルヴィアの手元にステッキとしていて、其処から声は聞こえていた。
「えー。このままでもいいじゃないですかー」
「凛様、今現在私たちは大西洋のど真ん中にいます。ここから西に進んでいけば日本が見えてくると思われます。」
「わかったわ、ありがとサファイア。」
カレイドステッキさえ使えば飛行機よりも速く飛べるだろう。日の出には着くことができるだろう。
「行くわよ、ルヴィア。」
ルヴィアも先ほどまで高笑いしていた者とは思えないほどスイッチを切り替える。
「ぇえ。待っていてくださいシェロ。」
そうして、私たちは日本へと向かった。