この二次創作物をどれくらいの人が楽しみにしてくれているのかなぁ。。。
奴の閃光にも似た斬撃が呼吸をするのがやっとというほどに弱った少女を襲う。
その斬撃は虫の息の相手にはやり過ぎではないかと思えるほどの殺気が感じ取れた。
しかし、その斬撃を決して少女を襲っていいものではない。
止めなければ。少女を救うために、そして衛宮士郎という人物を作っている意地のために。
今の俺になら止められる!
第五次聖杯戦争の時のように俺は無力ではないのだから!
その思いと意地を込めた踏み込みはすでに常人の域を超えていた。
その踏み込みはただの素人にはまるで瞬間移動でもしたかのように見えるほどに速かった。
踏み込みと同時に投影した短剣を少女と振り下ろされたアーチャーの短剣の間に割って入らせる。
俺とアーチャー、両方の短剣がぶつかり合い甲高い金属音を生んだ。そして、一気に物凄い重さが俺の身体に襲いかかる。
「っ…!」
「何故だ。何故お前はそこまでこの少女を助けようとする。いくら肉親といえどこの少女は今回の元凶となったものだ。言うなればこの事件の黒幕、正義の味方が排除するべき悪のはずだ。」
短剣同士がギリギリと不快な音を立てる。
「俺が求めるのはみんなが幸せになる結末だ。例えこの少女を殺す事がこの事件を解決することができるとしても、その結末にこの子がいなければそれは俺にとっては望んだものじゃないんだよ!」
「ちっ!」
剣を一旦引くことで一瞬でもあいつの動きを硬直させる。そして、その剣を引いた勢いを殺さず回し蹴りへと繋げる。
その蹴りは見事に命中し、ダメージは全くだがアーチャーと少女との間合いを広げる。
「イリヤ。この子を頼む。」
本来暗闇で何も見えないはずのイリヤに虫の息である少女をお願いし、敵を見据える。
「わ、わかったわ。」
イリヤがその子に近づくのを確認し、敵へと向き直る。
敵はただ此方を静かに見つめ、ゆっくりとその口を開いた。
その口が何を言うのか俺にはわかった。
それはもうすでに虫の息だ。たとえ、私がトドメを刺さずとももうすぐ死ぬ。
とでも言うのだろう。だが、それでも。
「虫の息だろうと何だろうと関係ない。助けられる可能性があるなら俺は何度だって助けようとするさ。」
敵はそれを聞き、開いた口を閉じた。
「ならば、その愚かな行動を繰り返すだけの貴様の命。ここで断たせてもらう。」
瞬間、一気に空気が凍りつく。
両者ともに全く寸分違わずに剣を構える。
周りに蔓延っていた偽徒はすでに全滅し、静まり返っていた。
感じるのは己の鼓動のみ。その鼓動さえも雑音にしか感じない。
その雑音さえも耳から除外し、相手の殺気を拾い取るためにに感覚を澄ませる。
そして。同時に殺気を感じ取り。
轟音にも似た踏み込みと共に闘いは始まった。
両者の短剣がほんの微かにある光を反射させる、それはまるで流れ星のようにも見えた。そして、二つの流れ星がぶつかり合うと同時に火花が散り、両者の顔を照らした。
これからは凛さんたちや様々な人を登場させていきたいと思います。できるだけ早く投稿できるよう努力するのでどうか見捨てないでくださいorz