ジャンヌを手に入れたのは本当に嬉しいのですが…キャス狐がすぐに登場…(´・ω・`)。
キャス狐ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…
アーチャーとシロウ二人の動きが一瞬止まった後、シロウは投影魔術を行使した。
そこまでの過程でまだ驚くことはなかった。シロウの投影魔術は初めて見たわけでないし、確かに特異ではあるけど人外とまではいかないものだ。
そう、人の届かない領域だったはずなのだ。
「シロウ…。あなた、なんて魔術を…」
シロウが投影したその剣は
"本来、過去にも、未来にも存在することがないものだ。"
本来、投影には元の形のイメージが必要なもので元をそのまま写し、像を結ぶことが投影魔術と言う。だから、0から作る物は『模倣』ではなく、『想像』言わば『妄想』であり、『現実』に容易く押しつぶされる物が出来てしまう。
しかし、シロウが持つ黄金の剣は明らかに元のイメージに手を加えているはずなのに、元のイメージに0から作ったものを加えたはずなのにその剣には確固たる存在感があった。
それはどういう意味を持つのか。
それはシロウが過去を"創った"のだ。
過去は過去にしかあらず、決められた一本線でしかない。そこに平行世界などという概念はなく。
変わることのない、絶対の不変となっている。
"未来ならいざ知らず、起きてしまったものを変えることはできない。"
しかし、シロウはそれをやってのけたのだ。
過去を一瞬だけ平行にズラし、平行世界を
セイバーが携えていた聖剣を鍛え抜かれたことを想定した模倣。それはまさに"オリジナル"と言っても過言ではない。
シロウが黄金の剣を構える。
その構えはどこかセイバーと似て異なるものだった。
「行くぞ、アーチャー。」
アーチャーはその言葉を聞くと受けの構えを取る。
「ぁあ、来るがいい。衛宮士郎…。俺を、超えてみせろ。」
一瞬、二人の姿が消える。
2、3mはあった間合いを彼らは一瞬で己の剣が届く位置まで詰めたのだ。
シロウは上段に、アーチャーは受け身の構えを取る。
「せぇぁっ!!」
短い気合いと共に必殺の威力を持つ一撃を放つ。
それをアーチャーは見事にタイミングを合わせ、剣の上を滑らせ威力を逃す。さらに自由になった右の剣で反撃にでる。
振り切り切り返しができない無防備な俺に容赦なく迫る。しかし、呼吸に焦りはなかった。
剣が、いや剣が持つ記憶が身体を自然と動かす。
剣を切り返すことなく。柄の部分を引き戻す。
見事にアーチャーの剣と黄金の剣の柄がぶつかり合い、両者の剣を跳ね飛ばし間合いが開く。
間髪入れずにとてつもない速度の剣戟が繰り広げられる。
己の首元で、奴の首元で、両者の急所スレスレで火花が散る。
一際大きい火花が散り、また間合いが開く。
「っ…!」
全身に火にも似た痛みが走った。
今の投影は過去の平行世界を作ることで成り立っている。それはほぼ世界を創るに等しい。ならそれ相応の魔力が消費されるのは必然だった。
"己が技量を超える魔術は身を滅ぼす。"
遠坂から嫌という程聞かされたことだ。
でも、俺の技量なんてとっくに超えている。例えこの身体が壊れても構わない。今はただ…
「貴様、そのままだと本当に魔術を使えなくなるぞ。例え、限りなく魔法に近い投影ができたとしてもその状態では真名解放まではできんだろう。」
「……ぐっ」
「まぁ、よかろう。なら、此処で潔く散るがい…っ!」
アーチャーが何かを感じ取ったのか、イリヤに殺気を向ける。いや、正しくはイリヤが抱えている少女に向けた。
遅れて俺も其方を見る。
純白だったはずの少女の服がいつの間にか漆黒へと変化していた。
さて、設定やら何やらすっちゃかめっちゃらになってきてしまいました。本当どうすんだこの話…