fate/after fate   作:Hiroto115

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最近、思うように色んなことが進まず困り果ててます。
なお、fgoは最近になってやっとナーサリー・ライムが来てくれました。この調子で星5の鯖も来てくれるとありがたいのですが…。


山門にて

 

「ふぅ…。」

大量の魔力の消費に思わず一息つく。

 

魔力弾を5つ、制御できる限界までチャージしそれを放つ。

本来なら魔術師の1人くらいの魔力はすっからかんになっているほどのものだ。

凛の魔力もすっからかんになる筈なのだが凛の持つ魔力にはまだ戦えるくらいの分量が残っていた。

 

それもこの手にもつステッキのおかげだ。

 

ステッキは持ち主の魔力を増幅させる性能を持つ。

どういった仕組みなのかはよくわからないがただ魔術師にとってはチートに等しい礼装と言ってもいいだろう。

 

まぁ、そんなチート武器も長く持ったものは殆どいない。原因は

 

「派手にぶっ放しましたねぇ〜。門を吹き飛ばすなんて脳筋な凛さんらしいです。」

 

この憎ったらしい性格があるためである。

 

「うっさいわね!脳筋ってなによ!!脳筋って!!!。」

 

「…あ、あの〜姉さん?。」

 

申し訳なさそうに妹である桜がおずおずと切り出す。

 

「あのですね…。ま、巻き込みましたよね?」

 

「へ?」

 

ギクっとなりながら素っ頓狂な声が思わず出る。

 

「だから、あのルヴィアさんという方諸共あの魔力弾を撃ちましたよね!?」

 

そう、門に向けて放った時、門と凛の間には青のゴスロリ着た憎っくき縦巻きロールがいた。

まぁ、それを承知で撃ったのだが。

 

「だ、大丈夫よ。あんなので死ぬような奴じゃないから。」

 

そう言って山門に目を向ける。

山門は今尚も煙が上がっている。

山門に溜まっていた偽徒はあらかた殲滅できたようだ。

煙の中に、一瞬だけ髪がグチャグチャであちこちが黒焦げになっている人影が見えた。

 

「ほ、ほら、桜。大丈夫でしょ?」

 

「大丈夫でしょ?じゃないです姉さん!しっかり謝らなきゃダメです!!」

 

「うっ…。」

 

やはりこういう時は強い妹である。

勝てる気がしない。

 

そして、後ろから感じる憎々しい殺気。

 

煙の中でぬらりくらりと立ち上がる影。

 

「トォォォサカァァァ リィィィィンンンン!!!」

 

「やっばっ!ルビー!魔術障壁全開!!」

 

そして打ち出される巨大な魔力弾が煙を切り裂き出現する。

憎しみを込めた魔力弾は張られた魔力障壁がまるでないように見事に凛に直撃した。

 

「いっつつつー!?」

 

予想を超えた痛みに障壁がちゃんと貼られてないことに気づく。

 

「ルビー!あんた、障壁張ってないわね!?。」

 

凛の文句にど正論でルビーと呼ばれるステッキは答える。

 

「元を言えば凛さんがルヴィアさん諸共吹っ飛ばしたのが原因です。サファイアちゃんがいなかったら即死でしたよ?。」

 

 

「申し訳ありません、ルヴィア様。予想外の事態に障壁を展開するのが少し遅れてしまいました。」

 

「今はそういう問題ではありませんわよ。サファイア…。」

 

ステッキを握る力をさらに上げフルフルと震える主人。

 

「る、ルヴィア様…?。」

 

軽く怯えているサファイア。

 

「もう、ブチ切れましたわ。」

 

怒りを表情に表すどころかにっこりと浮かべる主人。その笑みがさらに恐怖感を増幅させる。

 

「今日こそ貴女との因縁に終止符をっ…!!」

 

そう言ってステッキを振り上げる主人。

しかし、それが振り下ろされることはなかった。

 

何故なら完全に振り下ろそうとした瞬間、今まで蚊帳の外であった人物が間に入ったからだ。

 

 

「リン、それに青のドレスのご婦人、喧嘩をするのはご自由ですがまだ敵がいます。」

 

そう言って構えるライダー。

その場にいた桜、凛、ルヴィア、全員がすでに半壊した門に視線を集める。

 

未だに砂けむりが晴れないがそこに何かとてつもない質量を感じる影が見えた。

 

徐々に煙が晴れていく。

するとそこに狼に似た獣が立っていた。

漆黒の毛に赤く煌めく鋭い瞳。

それが持つ爪はとても鋭く。大木くらいなら余裕で切り倒すことが可能だろう。

しかし、その手には爪とは比較にならない物を持っていた。

 

「あれは…。」

 

凛はそれに気づく。

獣が携えていたのは紅の槍だった。

槍には複数のルーンが刻まれ、漏れ出す魔力から並ならぬ破壊力を感じた。

 

そう、あれは。

 

「"ゲイボルグ"…。でも、なんで?!」

 

かつて、アイルランドの光の御子が使用してしていた因果逆転の宝具。

心臓を刺すという動作より先に穿つという結果を生み出す死の槍。

しかし、それはクーフーリンのものであり間違っても偽りの獣のものではない。

 

「ら、ライダー!!!」

 

その槍が如何なるものなのか直感的に察したのか桜がライダーに警告する。

 

今山門に佇む偽徒が今までのものとは桁が違うことをその場にいた全員が確信した。

 

 

 

宝具を持つ獣が山門に現れたのと同時に、寺の中で藤村大河が目を覚ました。

 

「…っ。こ、此処は?。」

 

まだはっきりとしない視界のまま、周りを見渡す。

少しずつぼやけていた視界がはっきりとしてくると己を取り巻く状況に愕然とした。

和室はけが人でごった返していた。

眼を失ったもの、片腕を失ったもの。

様々な怪我人が隙間なく横たわっていた。

 

「な、なによ…これ。」

 

「やっと眼を覚ましましたか。藤村大河。」

 

「…へ?。」

 

自分が寝ていた布団の横にはシスター服の少女が座っていた。

私はその少女のことを知っていた。士郎の家に少しの間だが居候していたからだ。

 

「か、カレンちゃん!?って此処どこ!?桜ちゃんは!?ライダーさんは!?イリヤちゃんは大丈夫なの?!」

 

私の記憶は崩れかけていた教会から途切れていた。

取り乱すのも仕方がないがその様をみてカレンは呆れていた。

 

「相変わらず、騒がしい人ね。間桐桜とライダーは外に、イリヤスフィールは衛宮士郎と共に行動しているわ。」

 

「士郎が来たの!?。」

 

「…ぇえ。どうせまた生存者を捜しに行ったのでしょう。」

 

「そう…なら良かった。」

 

その言葉を聞いたカレンは少し驚いた表情を浮かべる。

 

「どうかしたの〜?カレンちゃん。」

 

「いえ、少し貴女の反応が意外だっただけです。今の状況、貴女にとってわけのわからない物に此処まで追い込まれた状況で、自分の弟のように大事にしていた人が不在なのに何故そんなに安心していられるのかと思って。」

 

驚いた理由を聞き、何故か自然と笑みがこぼれた。

いつものような天真爛漫な笑みでなく、まるで実の母親のような気持ちの笑み。

 

「…士郎はね。昔っからあんな感じだったのよ?。」

 

「昔から…?」

 

「そうよ、いっつも虐められた子がいたら助けに行ってた。相手がどんなに年上でも、相手がどんな人数でも。それで『俺は正義の味方になるだ!』って口癖のように言ってた。」

 

「そんなものは正義などではありません。ただの無謀で理不尽な理想にしか過ぎません。」

 

カレンは士郎の夢をバッサリと切り捨てた。しかし、私はそれに対して怒りの感情を抱くことはなかった。

 

「そうよね、私も何度もそう思った。だからこそ、士郎に就職の話とか将来の話を何度もした。」

 

「………。」

 

「でも、こんな状況になると心底思わされちゃったわ。士郎は周りにどう思われようと、"変わることがない"。本当、頑固者なんだから…。」

 

カレンはそれ以上問うことはない。

恐らく私の気持ちを悟ったのだろう。

 

士郎が、何処までも士郎らしいことに安心していたことを。




もうどうしようこの物語。
落とし所が見つからない…!
ということでもうしばらくこの物語は続く予定です。
勉強と同時進行で書いていますので

・投稿の遅さ
・文才の無さ
・キャラが少し違うかもしれない

ですが、気長に待っていただければと思います。m(__)m
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