Muv-Luv Alternative ~鋼鉄の孤狼~   作:北洋

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第21話 激震

【同日 12時32分 国連横浜基地敷地内 BETA研究施設】

 

 時は遡り、「CODE:991」が発令される30分ほど前 ──……

 

 ……── BETA研究施設 ── そこは横浜基地スタッフの間でも日の目を見ない、地味で影の薄い存在だった。

 敵の情報を得ることは戦いの基本。

 人類の敵の名はBETA。

 その施設は生きたまま捉えたBETAを、活動を抑える酵素を投与することで保管・管理し、研究に利用するための施設だった。

 BETAを生きたまま管理する ── その危険性を指摘されなかった訳ではなかったが、活動抑制酵素の有用性はこれまで世界中で使われ既に実証されており、尚且つ事故も起こっていない。

 量産できないため戦闘行為に利用できないが、酵素を投与し続けるかぎりBETAは動き始めることはない。安全なのだ ──……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ── その男はそこで働くしがない職員の一人だった。

 

 

 ごく普通の家庭に生まれ、妻と子ども養うために働いているごく普通の男だ。

 そんな彼の手には一丁の拳銃が握られていた。世界にその名を轟かせているヴィレッタという名の拳銃ではあったが、軍人なら兎も角、研究員の手には似合わない品だ。

 研究員の制服である白衣には、まだ乾き切っていない返り血がこびり付いていた。

 血だまりができた床には、彼と一緒に働いていた研究施設のスタッフが物言わぬ肉となって転がっている。

 

「……解放せよ」

 

 解放しろ。そう唱える男の目は虚ろだった。

 男に何かが訴え、突き動かす。

 解放しろ。解放しろ。解放しろ。解放しろ。

 すべてを開放しろと……命令する。

 男に投与された指向性蛋白(・・・・・)が彼の意思を奪っていた。

 何の疑問も抱かずに男は引き金を引き、同僚たちをこの世という地獄から解放した後、BETAへ投与する酵素量を調整する制御盤を操作していた。

 

「解放せよ。解放せよ。解放せよ」

 

 BETAへの酵素投与が中断される。

 円柱状の容器に保管されているBETA ── 数分もした頃、ピクンと奴らの筋肉が躍動し始める。

 

「解放せよ……!」

 

 男は自分のこめかみに銃口を向け、撃った。

 脳しょうが飛び散り、男はその場に崩れ落ちる。

 

 しばらくして ── 強化ガラスが砕け散る音が響き、ぺちゃりぺちゃりと何かを食べる音が施設内に響き始めるのだった ──……

 

 

 

 Muv-Luv Alternative~鋼鉄の孤狼~

 第21話 始まりの終わり 終わりの始まり

 

 

 

【同日 13時17分 廃墟ビル群】

 

 廃墟ビル群の一角に、その2機はいた。

 

 12・5クーデター事件で暗躍していた2機の戦術機 ── ラプター・ガイスト1と2だ。以前は夜間迷彩色の黒でカラーリングされていたが、今は国連部隊が採用しているUNブルーに染められている。

 建築物の影に隠れ、BETAに襲われるトライアル部隊の様子を観察していた。

 

「どうだ、W17?」

 

 ガイスト1に乗るアクセル・アルマーの問に、ガイスト2のW17が答える。

 

『問題ない。W15とW16が指向性蛋白を投与した男の遺体も、BETAが処理しただろう。トライアル部隊も恐慌状態、基地本部の視線もここに釘付けだ』

「フェイズ2も滞りなく進行中、といった所か」

 

 W17の報告と網膜上に流れる戦域情報を一瞥し、アクセルは微笑を浮かべた。

 トライアル部隊はJIVESによる模擬戦を行っていたため、実弾を搭載している機体は皆無だ。突如、乱入してきたBETAの攻撃を避け、逃げることはできても、撃破する攻撃力を全く持っていない。

 とは言え、BETAの攻撃をいつまでも防戦一方で耐えられる訳がない。

 BETAを殲滅するために必要な武器は、基地本部から持ち出すしかないはずだ。増援の戦術機も同様 ──── 基地本部が手薄になり、戦闘に注意が向けられること。

 それこそが、アクセルたちの目的だった。

 

「だがBETAの数がいささか少ないな。元々単なる研究目的だ、しようのないことだが」

『どうする、隊長?』

「愚問だな、W17」

 

 アクセルは言うが早いか、ガイスト1の主機出力を上げ兵装の安全装置を全て解除した。

 

「戦場が荒れるのは好都合。横浜基地に被害が出れば、第5計画が有利になり尚良し。なら、やることなど決まっているだろう?」

『W17、了解。横浜基地の戦術機を攻撃する』

「ただしやりすぎるなよ。戦術機の数が減れば、高性能な分、狙われるのは俺たちだからな」

『了解』

「よし、いくぞ」

 

 アクセルの合図でガイスト1とガイスト2が建築物の影から飛び出し、跳躍ユニットから炎が噴出する。

 アクセルの網膜には機体前面の光景が映され、ラプター・ガイストに気付いた突撃(デストロイヤー)級BETAが真っ直ぐ突進してくる様が見えた。

 

「ふんッ」

 

 アクセルは単調で直線的な動きを突撃級BETAを、最小限の短距離跳躍(ショートジャンプ)で飛越し、その先でBETAから逃げ回る撃震をロックオンした。

 ガイスト1の両手に握られた突撃砲から、1発の120mm徹甲弾が発射される。

 弾は撃震の主脚を砕き転倒させた。撃震は体勢を整え直す間もなく、要撃(グラップラー)級BETAの前腕で滅多撃ちにされる。搭乗している衛士はもう助からないだろう。

 

「さぁ、逃げられるなら逃げて見せろ、これがな」

 

 アクセルとW17は顔色一つ変えず、次のターゲットを探して戦域を移動し始める。

 

 

 

      ●

 

 

 

【同時刻 廃墟ビル群周辺 指揮所】

 

 キョウスケの目の前のモニターで、トライアルに参加した部隊がBETAに蹂躙されていく。

 JIVESを使用した友軍同士の模擬戦闘 ── 実弾など持ち合わせているはずもなく、人類を殺すつもりで迫ってくるBETAに、戦術機という同じ大きさでしかかない鎧衣を身に着けても、武器が無ければ相手は殺せない。

 殺せない相手に武器もなく対峙する ── 結果は言うまでもない……。

 キョウスケは、その様を戦術マップ上で見ていることしかできなかった。

 

「本隊の到着はまだなのか!?」

「ジェネレーション小隊、全滅!?」

「ミニッツ小隊通信途絶! BETA群、ポイントFよりこちらに接近中!」

「何としても食い止めろ! もう少しだ! もう少しで増援が到着する!」

 

 オペレーターたちの声が交錯する指揮所内。

 慌ただしいその中にいながら、キョウスケにできることは何もない。アルトアイゼンが無ければ戦場に出ることもできず、かと言って代わりになる戦術機が、トライアルを指揮、監修することが目的の指揮所内に用意してあるわけでもなかった。

 トライアル部隊を示す青い光点が戦術マップから数を減らしていく。

 出現したBETAの数は決して多くはないものの、トライアル部隊に攻撃手段がないことが足かせになっていた。

 

(……まだか……? 早くしてくれ、伊隅大尉)

 

 みちるの事だ、既に基地は出立しているに違いないが、今のキョウスケには一分一秒がとても長く感じられた。

 夕呼が指示を出し、オペレーターがそれを伝える。キョウスケはどうすることもできずにそれを見ている。

 苛立ちがつのっていく。武たちが戦っているのに ── まりもが危惧していた死地で、彼女の教え子たちが戦っているのに自分には何もできない。自分の無力をキョウスケは痛感していた。

 しかし緊張感だけは否応なく高まり、五感は鋭く研ぎ澄まされていく。ちりちりとした空気を耳を、肌を通じて感じ取り……キョウスケだけが気づいた。

 注意が戦域の情報に全て向けられている夕呼たちではなく、キョウスケだけが感じ取っていた。

 何者かが近づいてくる気配を。

 

(……なんだ……?)

 

 BETA、戦術機、いやそうではない。人の気配がキョウスケのいる指揮所に近づいてきている、そんな予感がした。

 キョウスケがそう感じた直後、指揮所入り口の自動扉が開いた。

 人影がキョウスケの目に飛び込んでくる。見覚えのある(・・・・・・)仮面で顔を隠した男たちが、複数、小銃の銃口をこちらに向けて侵入してくる。

 

「いかん……! 博士ッ、伏せろ!」

「え ── きゃ……!」

 

 キョウスケは手の届く範囲にいた夕呼の首根っこを掴んで、乱暴に床に押し倒した。

 直後、銃声が響き、

 

「え……?」

「ぎゃ……!」

 

 悲鳴と共に頭上から血しぶきが降り注ぐ。

 生暖かい赤い液体に続いて、オペレーターや審査員たちが次々と倒れた。

 小銃を撃った男たちは素早く指揮所内に侵入し、まだ息のあったオペレーターにトドメを刺しながらキョウスケたちに近づいて来る。

 

「博士、こっちだ!」

「え、ええ……!」

 

 夕呼の手を引き、キョウスケはオペレーターが使っていた通信機材の影に飛び込んだ。侵入してきた男たちは走るキョウスケたちを狙って小銃を撃つが、間一髪、凶弾は通信機材に弾かれた。

 機材の影には撃ち殺された女性オペレーターの遺体があったが、驚いている暇など今のキョウスケにはない。小銃に立ち向かうには心元ないが、無いよりはましと基地で支給された拳銃を懐から取り出し、安全装置を解除した。

 仮面の侵入者たちは銃口を向けたまま、ジリジリとキョウスケたちに近づいて来る。キョウスケはその姿に見覚えがあった。

 

(……こちらの世界の量産型のWシリーズか……アンドロイド……は無理だろうから、強化人間の類か何かだろうが……くっ!)

 

 アクセルにしてやられた。

 このタイミングで指揮所を襲撃したということは、シャドウミラーの目的は夕呼の身柄の確保、あるいは殺害だろう。おそらく、廃墟ビル群に出現したBETAもシャドウミラーが手引きしたものに違いない。

 そしてそれすら、実動部隊の動きを勘付かせないようにするための隠れ身でしかないのかもしれない。

 

(……考えても仕方がない。今は生き残ることだけを考える)

 

 キョウスケは機材の影からシャドウミラーの人数を確認した。

 数は5人。全員が自動小銃で武装しており、指揮所内で生き残っているのはキョウスケと夕呼のみ。武器は手元にある拳銃だけ。

 正面からやり合っても、キョウスケが撃ち負けるのは目に見えていた。

 

「ちょっと……どうするのよ?」

「知るか。黙っていろ」

 

 夕呼の問にキョウスケは小声で返した。幾ら夕呼が天才的な頭脳の持ち主でも、撃ち合い殺し合いの現場では大して役には立たない。この状況の打開策を出してくれるなら兎も角、キョウスケに頼ってくるようでは夕呼の助力を得るのは絶望的だ。

 冷静に考えるなら、罠を仕掛けていたなら兎も角、奇襲を成功された時点でキョウスケたちの勝ちはほぼ不可能だ。

 キョウスケも近い内にシャドウミラーとの戦闘はあると予想はしていたが、12・5クーデター事件からまだ数日しか経っていない上、まさか生身で襲撃を仕掛けてくるとは思ってもいなかった。

 

(どうする……?)

 

 絶体絶命の窮地にキョウスケたちは追い込まれた。

 

(攻勢にも出れん。隠れてやり過ごせない。博士を連れて逃げ切れる相手でもなく、考える時間もない……ど万事休すか……?)

 

 こうしている間にも、シャドウミラーはキョウスケたちににじり寄ってくる。

 思考を巡らせるが妙案は浮かばない。

 意を決して飛び出すか? いや、それではオペレーターたちの二の舞だ……考えれば考える程、どうしようもないことが分かり鼓動が早まり、嫌な汗が滲んでくるのは分かる。

 頭痛がし始めた。

 極度の緊張のせいだろうか?

 いや、違う ──……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

── 喚べ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……── 声が聞こえた。

 

 

 12・5クーデター事件の時、アルトアイゼンが転移してきた直前に聞こえたあの声だ。

 声に耳を傾けてはいけない。キョウスケの予想が正しければ声の正体はおそらく ──…… 声に従うのは危険だ。

 しかし今の状況はクーデターの時によく似ていた。

 キョウスケ自身が追い詰められ、孤立無援で打開策はなく、傍には護るべき仲間がいる。

 

(……やるしかないか……!)

 

 アルトアイゼンを喚べるとして、その後どの様な事態になるのか想像もできない。

 しかしシャドウミラーは待ってはくれなかった。5人の内の1人が近づいて来る。残りの4人は出口を固めている。拳銃しか持っていないキョウスケたちは1人でも十分なのだろうが、兎に角時間がなかった。

 

「来い……!」

 

 意を決してキョウスケは叫んだ。

 突然の大声に夕呼の顔色が変わる。

 

「南部……何を?」

「来い、アルト! 俺はここだぁ!!」

 

 キョウスケの絶叫。

 だがそれに呼応するものは何もなく、とうとうシャドウミラーの1人がキョウスケたちの前に姿を現した。

 通信機材の影にしゃがみ込んでいるキョウスケたちを見下ろし、シャドウミラーは銃口を突きつけてくる。

 

「香月 夕呼だな?」

 

 シャドウミラーの言葉が翻訳機で日本語となり耳に届く。

 

「我々と共に来るのか、それともここで死ぬのか、選べ」

「……第5計画に与しろというの? この私に? 冗談じゃないわ」

 

 夕呼は物怖じすることなく言い放った。

 

「地球を捨てて逃げ出そうとしている連中に協力するなんて、例え死んだってお断りだわ」

「我々に協力しないなら仕方ない。死ね」

 

 小銃の引き金に掛けていたシャドウミラーの指が微かに動く。

 その瞬間、轟音と共に指揮所内に異変が起こった。分厚い指揮所の壁が吹き飛んだのだ。

 壁に大穴を開け、巨大で赤い影が指揮所内に飛び込んでくる。

 

「アルト……!」

 

 壁を破って現れたのはキョウスケの愛機アルトアイゼン・リーゼだった。

 アルトアイゼンは「A-01」のハンガーからこちらに移送中だったはずだが、こうしてキョウスケの前に現れたということは、クーデターの時のように転移してきたと考えて間違いない。

 誰も乗り込んでいない筈のアルトアイゼンだが、やはりあの時の同じように一人でに動き、キョウスケの方に歩を進めてくる。

 突然の乱入に困惑したシャドウミラーは、アルトアイゼンに向けて小銃を連射する。だが対人用の小さな弾丸がアルトアイゼンに通用するわけがなく、装甲表面で全て弾かれた。

 攻撃され、出入り口を固めていたシャドウミラーにアルトアイゼンの双眸が向いた。

 左腕の5連チェーンガンが唸りを上げ、血しぶきが巻き上がり ──

 

 

 

── 規則正しく、嫌な音が刻まれる。

 

 

チェーンガンの回転が止まり、4人のシャドウミラーがいた場所には巨大な弾痕と、それまで人間だったものが転がっていた。

 

「ア、アルト……?」

 

 一体何を……というキョウスケの言葉は、アルトアイゼンが動いたことで遮られた。

 アルトアイゼンの右手が、勢いよくキョウスケの目の前に差し出され ── いや、振り下ろされる。掌部分は目前にあったが、リボルビング・バンカーのシリンダー部分は指揮所の床にめり込んでいた。

 シャドウミラーの最後の1人の姿は消えていた。アルトアイゼンの腕の下からは血液がしみ出してきている。シャドウミラーはアルトアイゼンの腕に圧し潰された……そう考えて間違いなさそうだ。

 一瞬にして起きた惨劇。

 生身の人間を攻撃する ── 予想の斜め上の行動をしたアルトアイゼンにキョウスケは恐怖した。目的を遂行するだけの感情のない機械。キョウスケの乗り込んでいないアルトアイゼンは無人機のようなもので、一歩間違えれば仲間ですら殺してしまう……そんな嫌な感じを覚えた。

 

「……とりあえず、助かったのかしら……?」

 

 キョウスケの意識は夕呼の一言で引き戻される。

 

「たくっ……とんでもないわね、助かったから良かったけど」

「……博士、アルトは……?」

「南部、前にも言ったと思うけど、アルトアイゼンもアンタと同じ因子集合体よ。何があっても不思議じゃない……でも正直、これは驚いたけど」

「そう、だったな……」

 

 因子集合体、その言葉で思い出す。

 自分がキョウスケであってキョウスケでないように、アルトアイゼンもアルトアイゼンであってそうではないのだと。オリジナルのアルトアイゼンにない転移能力を発現し、無人でも動く ── オリジナルとは違う存在になっているのは疑いようもなかった。

 

(……俺もいつかアルトのように変わるのだろうか……? いや、今はそんなことを考えている場合ではない)

 

 BETAがトライアル部隊を襲撃し、その後シャドウミラーが現れた。BETAはシャドウミラーに利用されただけで、本命は夕呼の拉致または殺害だったのかもしれない。

 だとしても指揮所の外では、武器を持っていないトライアル部隊がBETAに襲われている現実は変わらない。

 アルトアイゼンが転移してきた今なら、キョウスケは彼らの救援に向かう事ができる。

 キョウスケはアルトアイゼンの掌の上に乗り、夕呼に手を差し出した。

 

「博士、悪いが一緒にアルトに乗ってくれ」

「……大丈夫なの、あたしが乗っても?」

「分からん。だが、ここに博士を置いていくわけにもいかないだろう?」

「それは、そうだけど……」

 

 渋りながらも、夕呼は最終的にキョウスケの手を取った。

 掌に乗ったキョウスケたちを、アルトアイゼンはコクピットへと運ぶ。

 コクピットシートに着座キョウスケは、夕呼を膝の上に座らせハーネスで体をしっかり固定させた。アルトアイゼンの機動に夕呼が耐えられるか不安ではあったが、何もしないよりはマシだ。

 

「よし……いくぞ、アルト……!」

 

 キョウスケの声と操作に従い、アルトアイゼンが動き始める。

 目指すは廃墟ビル群 ── 武たちトライアル部隊が戦っている戦場へ向けて、キョウスケはアルトアイゼンを発進させるのだった ──……

 

 

 

 




地獄は何時でも、自分のそばに潜んでいる。

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