男女心   作:永遠の二番煎じ

4 / 6
二人の友情

ケインとマークはマリア東の修道院で育った。

ちょうど南に銃声が聞こえないくらいの位置にマリア南東支部訓練兵団があった。

ケインとマークの共通点は両親が調査兵で亡くなり、ミルクを飲まない年齢になるくらいに引き取られた。

神父の教えを毎日一時間聞くというウォール修道院の掟があった。

マークとケインは物心つく前から聞かされてきた。

マーク・ケイン「また始まったよ。」七才になった二人にはもう説法が飽きていた。

神父「約一万年前。人類は誕生した。女神シーナは地下に大空洞を造り、女神ローゼは神殿を造り、女神マリアは聖域を造った。人類はその周辺で暮らしていた。しかし地殻変動によって5000年前大地は割れ、二つの大陸に分岐した。そしてここ西の大陸は西洋と呼ばれ、東の大陸は東洋と呼ばれた。南の島々には黒い肌をした人々が住むようになった。2000年前人類は文化が発達し神に近づこうとしたために世界の各地で火山噴火が起き、再び原始に時代が戻された。そして1900年経ち東洋と西洋が大戦争を起こした時、人類の愚かさに憤慨した女神シーナは聖域から巨人を解き放ち人類を壁に閉じ込めた。そして人類は壁の中でしか生活できなくなった。それを見た女神マリアは・・・・・」

畑を耕しながら話す二人・・・

マーク「ほんとに未来はそうなんのかな」

ケイン「あんなの信じんな、どうせホラ話だよ。」

マーク「だって神の船がここから南の島に行くんだぜ?」

ケイン「あるのは壁と大地と川だけだ。」

マーク「そうだな、戦争なんて今はないもんな。」

ジョニー「よお、悪がき二人。」

ケイン「ファームさん、魚持ってきてくれた?」

ジョニー「いや、鹿肉も持ってきたぞ!!」

マーク「まじかよ、鹿肉って初めて見たよ!!」

ジョニー「わたしにも息子がいてな、息子にはいつも食わしてるから。」

神父が歩いてきた。そしてジョニーが神父と話した。

神父「また取り立てですか・・・」

ジョニー「すいません。王政がマリアに対して三割引き上げまして。」

神父「あなたも大変ですね。さぞ反発があるにちがいありません。」

ジョニー「あんたは人に希望を与えてください!俺は人に食料を与えるんで。」ジョニーは笑いながら言った。

十一歳になると・・・

ケインとマークは神父に言った「俺たちは修道院を守る駐屯兵になります。今のこの世の中いつ襲われてもおかしくありません。俺たちは二人で一年話して決めました。」

神父「そうですか、女神のご加護を。あなたたちが選んだ道を進みなさい。一生のお願いです。今日だけは小屋で寝てもらえますか?」

ケインとマークはなぜ今日だけ小屋で寝ないといけないのか分からなかった。

ケイン「小屋なら修道院を守れるな」マーク「そうだな、神父様の言うとおりにしよう。」

その夜・・・

マーク「ケイン!ケイン!」ケインは起きた。

マーク「ケイン!修道院で銃声が聞こえた!この音は猟銃じゃない。」

ケインは修道院に行こうとしたが、マークが必死に止める。

そして銃声が何十発も聞こえ、その後静まり返った。

十分後かれらは修道院に行こうとした、すると修道院から火の手が上がった。

そして何十頭もの馬が西に走って行くのを小屋から見えた、乗っていた兵士のジャケットには馬のイラストがあった。

二人は燃え盛る修道院の前で誓った。そして神父の言った意味が分かった。

ケイン「おれたち憲兵になって修道院を襲ったやつひとり残らず法で裁こうぜ。」

マーク「ああ、女神への冒涜必ず、裁きを受けさせる。」

次の日修道院焼け跡から三十の遺体が発見され、ほとんどが東洋人だった。

ジョニーは二人に税四割を出せなかった修道院を憲兵が焼き払ったのではと持論を言った。

一年後マリア南東支部の訓練兵になった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。