インフィニタスポテンシア~無限の可能性~   作:北欧狐

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決戦

推奨BGM

『unravel』

 

IS学園に着いて輝の元に行こうとするとその途中で元亡国企業のオータムとスコールと名乗る2人が立ちはだかったがそこはみんなが俺とセシリアを輝の元に行かせてくれた。

 

俺とセシリアは屋上、いつもみんなで昼飯を食べていた場所に来た。するといつも俺たちが食べていた場所に男が座っていた。輝だ。

 

「輝!こんなことはやめろ!!学園のみんなも解放するんだ!!」

 

「そうです輝さん!!こんなことはやめてください!!もっと他に何か良い方法があるはずです!!」

 

しかし輝は何も言わず立ち上がり構えた。ああ、そうかよ。『止めたければ俺を殺してみろ』そういうことかよ。

 

「わかったよ輝。やってやるよ。そのかわり、俺が勝ったらこの計画を止めるのは勿論お前自身の過去とか話してもらうからな!!」

 

そして俺が鳳羽白光を展開して新しく追加された【雪片ニ型】を出した。だが次の瞬間目の前に腕を刀の形に変えた輝が迫っていた。俺は咄嗟に身体を逸らすことで攻撃を躱した。それでも前髪が何本か斬られたのがわかった。そのまま通り過ぎた輝の方に身体の向きを変えると数メートル先のところで急ブレーキして裏拳の要領で斬って来た。今度は俺も雪片を使って受け止めた。が受け止めた瞬間まるで2トントラックを身体全体を使って止めた様な凄い衝撃が襲ってきた。いや、実際に止めたことは無いけど。今まで輝と何回も戦ってきたけどこんなに重い一撃は初めてだ。しかも輝自身はさることながら攻撃が速すぎる。ハイパーセンサーを使ってもギリギリ反応して躱すのが精一杯だ。こちらから攻撃する暇なんてない。それでも俺は負けられない。絶対にコイツに勝って計画を止める!

 

やがて俺の目が輝の動きと剣速に慣れてきた頃からこちらからも攻撃をするようになった。それでもクリーンヒットはもちろん掠りすらしない。全部紙一重で躱されている。

 

 

『少し良いですか?』

 

こんなタイミングに誰だ!?ってちょっと待て。この声って。

 

『私です。秋斗。』

 

やっぱりクロか!躱しながらだから反応がイマイチだと思うがそれで良いならなんだ?

 

『あなたにお話ししようと思いまして。【ラストオーダー】の全貌を。』

 

ラストオーダーの全貌!?束さんが言ってた軍事やらISに乗った女たちが輝たちを殺しに来るからそいつらに圧倒的な力を見せつけつつ最後に殺されるのが計画じゃないのか!?

 

『ええ、その通りです。ですがそこはまだ最後ではありません。束様言ってましたよね?【君たちが行けば最悪の事態は避けられるかも】と。』

 

言っていたけどそれがどうした?

 

『わかりませんか?元から最悪の結果なんて無いんです。あなた方が輝の元に来て戦う。今この瞬間も【ラストオーダー】に含まれてるのです。】

 

なんだと!?どういうことだ!!

 

『まず束様の話を聞いてあなた方が輝の元に来る。その途中でスコール様やオータム様が立ちはだかり他の方々が秋斗様とセシリア様を輝の元に行かせる。そしてあなたと輝が戦い輝があなたを殺す寸前まで攻撃します。そして輝があなたにトドメを刺す直前に輝自身が身体の中にあるナノマシンを使ってセシリア様のブルーティアーズをハッキングして自分を撃たせる。結果だけ見ると【ボロボロになりながらも輝に喰らい付く男の姿】と【男が殺されそうな時に助けに入り敵にトドメを刺す女の姿】、そして【強大な敵を前に互いの手を取り合う男女の姿】が世界の目に写ります。そうすることで世界の統一の第一歩とする。これがラストオーダーの全貌です。』

 

そんなことが・・・。ちょっと待て。

なぁ、それって軍や女性たちが来る前に俺が輝に負けなければ良いんだよな?

 

『そうですが・・・。・・・!?まさか!?』

 

そのまさかだよ。

 

秋斗side end

 

 

輝side

 

「なぁ、輝。最終的に自殺するつもりって本当か?」

 

[っ!?]

 

何故秋斗がそれを!?そうか!クロの仕業か!

 

[クロが言ったのか。それを知ってるってことはラストオーダーの全部を聞いたってことか?]

 

秋斗は俺がここに来て初めて喋ったことに驚いていた。

 

「ああ、聞いたよ。だから言わせてもらう!お前が犠牲になる必要なんてない!!」

 

[こうでもしなければ人は1つになれない!!]

 

「違う!!お前のその考えはお前の過去が関係しているのかもしれない。その過去を俺たちは知らないから何も言えない。それでもこれだけは言える。お前は事を難しく考えすぎだ!人ってのはもっと簡単なんだよ。この世界の人はまだお互い話し合っていない!対話をしていない!お互いの気持ちを!考えを尊重し理解し合えば1つになれる!確かに争いをなくし平和にするのは難しい。それでもお前が死ぬ必要はない!!」

 

[そんなことを言って俺が素直に食い下がると思ってんのか?]

 

「いや、小学生からの仲だからな。そんなこと思っちゃいねぇよ。だから・・・。」

 

秋斗はそう言葉を止めると雪片だけ展開して正面で構えた。

 

「俺はお前に勝つ!!!勝ってお前を死なせはしない!!!」

 

推奨BGM

『真っ赤な誓い』or『THE HERO!! 〜怒れる拳に火をつけろ〜』

その瞬間秋斗の全身が紅くなった。今までの零落白夜とは違う。なんだあれは。

 

そう思いつつ警戒をしていたら目の前から秋斗の姿が消えた。そして少し遅れて左頬に痛みが走った。触ってみると血が出ていた。後ろを振り返ると雪片を振り抜いた状態の秋斗がいた。一瞬で斬ったというのか!?俺の目でも見えなかったぞ!?これが秋斗の新しい力か!!

 

面白い!!!

 

そして俺たちは全力でぶつかり合った。斬って斬られてを繰り返した。その戦いは常人の目で捉えることは愚か熟練のIS乗りですら目で追うことも不可能な程に速く凄まじい戦いだった。

 

輝side end

 

セシリアside

秋斗さんたちが高速移動しながら戦い建物の一部を破壊しながら第3アリーナまで来ました。私がアリーナに着いた少し後に鈴さんたちが来ました。後ろにはスコールさんとオータムさんもいます。着いたは良いものの目の前の凄まじい戦いにみんな気圧されていました。

 

「みんな何をしているの!?早く2人を止めに行くよ!!」

 

シャルロットさんの言葉で皆さんが我に返り2人を止めに行こうとするとオータムさんとスコールさんに止められました。

 

「何してんのよ!!そこを退いて!!」

 

「やめとけ。あの戦いには割って入れねぇ。今あの2人はお互いの気持ちと覚悟、意地などをぶつけ合ってんだ。そんな戦いに割って入っちゃいけねぇ。」

 

「それにあの2人の顔をよく見なさい。【今の2人には世界がどうとか死ぬかどうかなんてもう考えていないみたいよ?」

 

本当にその通りだ。2人は今笑いながら殴りあっています。まるで本気で喧嘩をする友達のように。

 

『セシリア様少し良いですか?』

 

あなたはクロさん!?一体どうしたのですか?

 

『今からお願いしたいことがあります。これにこの後の全てが掛かっており輝を止める最後の切り札です。』

 

セシリアside end

 

輝side

 

俺が右手の剣で秋斗を刺そうとすると秋斗は左手を突き出し俺の剣を手の平で受け止めた。今度は左で刺そうとするが秋斗は右手で受け止めた。お互いの両手が相手の両手を塞いでいる状況だ。

 

「うぉおおおおおお!!!」

 

[何っ!?]

 

秋斗はそのまま俺を押す形で走り始めた。俺はブレーキのために足をフックの形に変身させようとした。その時だった。

 

「もうやめてください!!【春人】さん!!」

 

[!?]

 

その声が聞こえた方を見る。そこにいたのはセシリアだった。・・・ありえない。その名を他人に呼ばれることがあるはずがない。・・・なぜセシリア【その名】をしっている?

 

そんなことを考えているうちにブレーキを逃し俺は後ろにあった大きな瓦礫にぶつかった。

 

[がっ!!]

 

あまりの衝撃にその瓦礫が崩れた。だが秋斗は止まらずそこから頭突きをしてきた。

 

[ぐっ!!]

 

その勢いで後ろに仰け反り両手の剣が秋斗の両手から抜けた。秋斗は穴が空いて血も出てる右手を握りしめて全力で腕を引いた。

 

「これで終わりだーーーー!!!」

 

そしてその右ストレートは完璧に俺の顔面を捉えた。ああ、久々にこんなに全力で戦った。完敗だよ。秋斗。

そして俺は倒れた。

 

 

 

 

 

秋斗side

 

「痛っ!鈴!もう少し優しく!」

 

「あんたバカ!?普通剣を掌で受け止める!?穴が空いて血も出てる手で殴る!?」

 

そのあと俺は鈴に手当てをされていた。

 

「輝さん!!大丈夫ですか!?」

 

セシリアの声を聞いてそっちを見ると輝が倒れていた。

 

[ああ、全身痛いけど大丈夫だ。]

 

そして俺は鈴に肩を貸してもらいながら輝に近づいた。

 

「なぁ、輝。まだラスボス気取って死ぬつもりか?」

 

[・・・いや、もう思ってねぇよ。俺はお前に負けた。俺を生かすも殺すも勝者であるお前次第だ。]

 

「じゃあ、戦う前に俺が言ったこと覚えてるか?」

 

[そうだったな。じゃあ、話してやるよ。俺の過去を。]

 

 

 

 

そして1人の少年の残酷な過去が明らかになる。

 

 

 

 

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