前、後編共に
『Tommy heavenly6』さんの『Unlimited Sky』
を聴きながら読んでいただきたいです。
とある国にある1組の夫婦がいました。その夫婦は中学時代からの知り合いで尚且つお互い好意を抱いていましたがその気持ちにお互い気付かないまま月日は過ぎ高校3年の文化祭の時にようやく男の方が告白して結ばれました。それから数年後ようやく夫婦の間に子供が産まれました。男の子でした。夫婦は待望の子供が産まれたことで【彼】含めて幸せでした。しかし、その幸せも長くは続きませんでした。
なぜなら、【彼】が3、4歳の時に誘拐されてしまったからです。夫婦は全力で探しましたが結局【彼】を見つけることはできませんでした。
実は【彼】を誘拐したのは宇宙人でした。その宇宙人たちはその昔宇宙全体規模での戦争に参加していましたがある日とある殺し屋により星を破壊されました。彼らはその生き残り、正確にはその殺し屋に恨みがある者たちが集まってできた組織でした。【彼】はその者たちに育てられました。ただし普通とはかけ離れた育て方でした。小学校で習う勉強や道徳、主に【命の重さ】や【他人への優しさ】などを一切教えずその代わりに人体の急所の位置、爆弾や銃器の構造や作り方、解体方法、相手の効率的な殺し方、戦いにおいての身のこなしなどを教えていきました。その合間に【彼】をほぼ全身を改造してその殺し屋に対抗する術を手に入れました。
その後人体改造を終え、殺し屋としての教育も終え殺し屋として【彼】に任務を与え邪魔な敵を片っ端から殺させて行きました。
そして、殺し屋としての名前が付けられました。元々対抗する目標であった殺し屋の通り名と対となるような名前
【白銀の輝】と。
そんなことをして年月が過ぎ彼が12歳くらいになる頃でした。【彼】に1つの任務が入りました。それは【とある夫婦を殺せ】という物でした。人を殺すことに違和感を感じない【彼】は任務通りその夫婦の元に行きました。人体改造により身につけた
「大きくなったな」と。
そして母親が弱々しくも【彼】を抱き締めながら言いました。
「こんな形だけど死ぬ前に会えて良かった。」と。
そして2人の手から力が抜け【彼】の頭と背中から離れていきました。
命の重さなどを教わっていない【彼】でも現状は理解できました。過去にも同じように夫婦を殺したことがあったからです。その時は夫婦の子供が両親の亡骸にすがりつきながら大声で泣いていたのを覚えていました。そして【彼】は自分の手で両親を殺したことを理解しました。もう戻ってこないことも。そして【彼】は【彼】自身が覚えている中で初めて本気で泣きました。その後の彼は涙を流しながら組織に戻り鬼の形相で組織の者を片っ端から殺していきました。その途中で攻撃を右目にくらいますがそんなことに構うことなく殺していきました。
そして全てが終わった後家に戻り夫婦の、いえ、両親の、亡骸を持ってある場所に行きました。そこは辺り一面にキキョウの花が咲いている場所でした。キキョウの花言葉は【永遠の愛】。3人でここに来たことを微かに覚えていました。そして【彼】は両親の亡骸をそこに埋め、墓を作り、2人の墓に【白のダリア】と【紫のヒヤシンス】をお供えしました。【白のダリア】の花言葉は【ありがとう】、【紫のヒヤシンス】は西洋の花言葉で
【ごめんなさい】
そして彼は人体改造により得た