インフィニタスポテンシア~無限の可能性~   作:北欧狐

36 / 43
エピローグ

 

あれから7年が過ぎた。

 

みんな大学だったりを卒業してそれぞれの道に進んだ。具体的には

 

学園長が退職して山田先生が後を継いだ。最初はみんな織斑先生を推したが織斑先生自身が「ここは私よりしっかりしている山田先生がやった方がいい。それにそんな上の立場にいてはいざ非常事態となった時に動きが制限されてしまう。」と言っていたので山田先生が請け負った。その代わり織斑先生はISの実技関係の主任として生徒を教えるようになった。

 

シャルロットはフランスにデュノア社を再建。今回は昔のような失敗をしないように開発するISのテーマを決めてそれに特化したISを作り磨き上げて行くらしい。そのテーマとはシャルロット自身の専用機の特徴と言える【大容量のバススロット】と【装備の切り替えの速度の追求】だそうだ。それとデュノア社社長と掛け持ちで候補生たちに自身の特技【高速切替(ラピッド・スイッチ)】を教えているらしい。

 

それとISの関連企業がこぞって宇宙進出のために動き始めた。もう戦争に使うために開発している企業は無いだろう。無論デュノアも武器の開発ではなく装備の換装、バススロットに入れてあるものを高速で出すために教えている。

 

ラウラはドイツの軍で一個師団を抱えるようになった。軍もやる事は専ら災害の際の救助活動だったり事故が起きた際の救助活動だけらしい。

 

鈴はISからは離れて中華料理店をやっているらしい。もし国から緊急の出動要請が来たら出るだけだそうだ。

 

刀奈は実家の【旅館更織】を大きくして【ホテル更織】まで造った。噂では五つ星を取ってスイートルームは1泊何十万するとかしないとか。

 

簪は何故か【仮面ライダーのベルト全部作る!】とか言い出してフィーバーしている。フォトンブラッドとか無いしアンデッドもいないから無理だろと思ったがとりあえずゼクターは作れた。

 

篠ノ之箒は【己を鍛え直す!】とか言って日本刀を持ってどっか行った。とりあえずこの間BSニュースで見た【謎の女が刀1つでマシンガンを持った数十人を1人で倒した】とかやってたがあれは箒では無いはずだ。たぶん、きっと、ネイビー。

 

秋斗はアクション俳優になっている。スタント無しの全部ガチアクションの俳優だ。この間の映画なって地上数百メートルの高さからリアルに飛び降りてた。まぁ、アイツは人間辞めてるし常識が通じないからしょうがない。今どっかから「お前に言われたくない!」ってツッコミが聞こえた気もするが気のせいだろう。とりあえず秋斗の家には今度シュールストレミングを送ってやろう。着払いで。

 

セシリアはと言うと・・・数年前に俺を庇って死「勝手に殺さないでくださいませ。」ぬなんて事はなく今も俺の隣りにいる。どうやら臨海学校の際に俺の血を浴びたことでナノマシンが入り込み見事に適合。俺と同じく人外スペックを持ち今では白夜のNo2になっている。

 

そう、みんな前に進んでいる。争いの無い平和な未来に向かって。だが残念ながら今でも悪巧みをする奴はたくさんいる。

 

「その為に私たちがいるのでしょ?」

 

「ああ、みんな頑張っているんだ。なら、こういうのは俺たちが頑張らないとな。」

 

「輝さん、時間ですわ。」

 

「おう、それじゃあいっちょ・・・」

 

「「COOLに決めるぜ!!(決めますわ!!)」」

 

そう言って俺たちは飛んでいる飛行機から飛び降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとこれは完全にクソどうでもいいくらい余談だがアベルとアナベルが結婚した。

 





これにて【インフィニタスポテンシア~無限の可能性~】第1章完結です!不定期で散々待たせましたがなんとかゴールしました。これも皆さんのおかげです。


ですが輝たちの話は終わりません!おふざけ章と番外編を2話やったら第2章【2年生編】の開始です。お付き合い頂けると幸いです。

それではまた。

ちなみにおふざけ章のヒントはホラーゲーム【恨みっこ】のぶち壊しです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。